2014-07-22

逆だ。熱量が足りないから余計なことを考えてしまうんだ。

これから室内の熱中症に気をつけるなら無理せずエアコンを付けて5~15度の水分を適切に取るしか無いんだが、

ゲームに熱中したいなんて、簡単だ。熱中すればいいんだ。

ゲームをやっている時に「この時間資格試験勉強とかすべきだよなぁ」とか考えたくない。

(中略)

ゲームの中に心を入れ込めず、現実の肉体やスケジュールに縛られたまま「睡眠時間無駄使いだなぁ」とか考えながら、

http://anond.hatelabo.jp/20140722013602

ゲームをまた楽しめるようになりたい

圧倒的に熱量が足りない。言い直そう、心の温度が40度だからダメなんだ。

紙は燃えると思われているが、例えば水を入れて適切に熱すると、紙は燃えずに中の水だけが沸騰する。

まり、紙には発火点という、限界温度がある。紙は233℃で燃え始める。

今のオマエは、鉄くずに塩を詰めただけのカイロだ。

同じ酸化でもスピードが違う。だから一定以上の熱量が溜まらず、発火も爆発もしない。

例えば、俺も最近ラノベでは発火しなくなった。

もっと有意義時間の使い方があるんじゃないか、カーネギーでも読んだ方が良いんじゃないかと思ったりする。

そんな時に、開く本がある。

猫の地球儀」だ。

人工衛星に取り残され独自の文化を持つに至った猫達のうち一匹が、地球を目指す、そんな小説だ。

一匹の猫が空から地上に降りてくる、牧歌的な話に聞こえるだろう。だが違う。

高度6000kmの衛星軌道軌道速度5600m/sでかっ飛んでいる宇宙コロニーから地球を目指す。

分厚い大気を貫いて、時速2万キロ超特急から急減速して地上に死なずに激突する、そうせずにはいられない猫の話だ。

理屈じゃなく、理由もなく、ただただ強く強く思う。

行きたい。

小説に描かれる黒猫は、そうなってしまった37番目の猫だ。

教えなくても、教わらなくても、そうせずにはいられない者達が、必ず到達する発火点がある。

もちろん、燃焼に至るにはいくつもの方法がある。

例えば、ガソリンが発火するには246℃と紙よりも高い温度が必要だが、揮発して可燃性になるには-40℃で良い。

まりガソリンは放っておくと空気と混ざり合ってちょっとした事で引火、爆発的に燃焼して空気を喰い尽くす。

俺にとってのガソリンは、「猫の地球儀」だ。

一度開いてしまえば、食事も睡眠も、思い出すことすらできなくなる。

昔の俺達は、きっとちょっとした火炎放射器みたいなものだったんだ。

手に取ればどんなものでも燃やし尽くしてしまう。

でも、そんな無茶は、もう出来なくなった。

大きなタンクは背負えないし、無防備に炎を撒き散らせないし、後片付けだって頭をよぎる。

から花火をする時にはバケツに水をためてチャッカマンを使うし、ロケット花火飛ばしたりはしない。

でも、気化したガソリンのど真ん中でマッチを擦れば、たった一本でも爆発する。

そうして、まだ俺には引火するだけの熱量を持っていることを、思い出すことが出来る。

燃えにくい物質しか手にできない時に、自分の心の温度に不安がよぎることもあるだろう。

だが、オマエにもオマエにとってのガソリンがあるはずだ。

思いだせ、1000度を超えた熱量を。今川監督だってジャイアントロボを完結させたんだ。

まだ、できることはあるはずだ。

記事への反応 -
  • 最近ゲームをしてもイマイチ楽しめない。 無理して5時間ぐらい休日にぶっ通しでプレイしても昔のようにハートが熱くならない。 昔のゲームプレイ中の心の温度を1000度とするな...

    • これから室内の熱中症に気をつけるなら無理せずエアコンを付けて5~15度の水分を適切に取るしか無いんだが、 ゲームに熱中したいなんて、簡単だ。熱中すればいいんだ。 ゲームをや...

      • ゲームはともかく、いいこと言うじゃねえか。 俺も大気圏突入レベルの熱量で人生を燃やし尽くしたい。 いつも辛いけど、そのためにこの歳になってもいつももがき苦しんでいる。

      • 自分のうちに熱量の不足を感じる。熱量を注ぎ込むような一冊が俺にもある。 PS2用バーチャロンの取扱説明書だ。 説明書とは言うが、中身はほとんど開発者の当時をふりかえるエッ...

    • テレビにラジオにスマホの電源落とし、ゲームソフト一本だけある部屋を用意してそこからでなけれはごく普通に楽しめるがなにか? 俺は積みゲーは全部ダンボールに入れて目の届かない...

    • 妖怪ウォッチやってみるといいよ。

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