2014-05-10

とあるブラック企業ダメな人事と食事をしたときのこと

就職活動を始める少し前、とある企業の人事の人間と一対一で食事をする機会があった。

ベンチャー」と自称するその企業は、「大手では得られない圧倒的な成長」「君の力で世界をより良くする」などの文言をアピールしていた。

自分の志望分野とやや離れた業界会社だったが、ともかく食事をした。

食事中、彼は話し続け私は聞き続けた。

日本学生は甘い。海外の優秀な人材に負けてもしょうがない」

学生気分の抜けてないやつの相手を社会人がするのは骨が折れる」

あげく、「お前がウチの会社を受けに来たとしても、今のままだったら絶対落とす。もっと意識高く持てよ」と言い放った。

彼は、20代中盤で私とあまり年の離れていない男性だった。

営業職として新卒入社したが、いくつかの部署を回された後、「お前を見込んでいる、この仕事を任せたい」と言われ人事部に異動してきたのだと言う。

ちなみに、ケータイの待ち受けが地獄のミサワだった。

その後、私の就職活動が始まり、拍子抜けするくらいスムーズ選考が進み、望んでいた企業に入ることになった。

落ち着いたころ、彼の会社についてネットで調べてみた。

いわゆるブラック企業だった。

サビ残がつづく」「帰宅が連日深夜」「離職率が高すぎる」「パワハラがひどい」...

典型的文言が並んでいた。

彼は、学生罵倒することで精神を保っていたのかもしれない。

もしくは、初対面の人間にきつい言葉を浴びせるのが、本当に相手のためになると思っていたのかもしれない。

なんにせよ、関わるとめんどくさくなる類の、どこか哀れに見えてくる人間だった。

就職活動をされている方に。

何らかの場面で理不尽な扱いを受けることがあるかもしれない。

社会人という立場から学生を下に見る態度に出られることがあるかもしれない。

が、そういう人というのは概して、能力のない人、周りから評価されていない人だ。

なので、無視していい。

ともかく、めんどくさい相手からはすばやく離れるのが一番。

ひとつ疑問なんだが、こういう人事は、相手が将来、結構確率で、自社の営業先になるということを考慮しないんだろうか。

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