2014-04-29

公教育における部活教育について

公立高校教育。教科は主要教科。

他の教員を悪く言うのはどうかとは思いますが、正直に言って今の職場辟易しています

部活指導をするために教員になったと言い放ち、授業や進路指導学校行事などの「本務」よりも部活動優先の教員大勢ます

例を挙げれば、進路部なのに放課後は常に部活で生徒が進路指導できない教員部活で職員会議に出席しない教員など、当たり前のように存在します。

私は、平日放課後部活以外の生徒指導に充てたく、平日はほとんど部活に顔を出していません。

分掌(教員の授業以外の業務分担)や教科次第では、週の半分は生徒が相談質問に来るからで、「そういった生徒のため」を考えれば、当然のことだと思っています教員本業部活指導ではないのですから部活メインの教員は考えが違うようで、放課後部活に行くから休み時間に来いという考えのようですが。もっとも、私も生徒が来ない放課後は職員室で業務をしています

そして、部活は土日祝日関係なく、年末年始休み以外全て活動し、年間10日程度しか休みがない部の主顧問をしています。他生徒の対応をしない土日祝日顧問として部活に顔を出すので、私自身も、年間で休みは10日程度しかありません。

私自身、できれば顧問を外れたいのですが、他の教員も活動日や内容の重さに、皆敬遠しているため、私が引き受けなければ活動が縮小する現状です。

伝統的に強豪校で、毎年この部活に入部するために入学してくる生徒がかなりの数いるため、部活の規模を縮小させるのも憚られて、やむを得ず引き受けています

私が最も憤りを感じるのは、部活指導をするために教員になったとか、部活に命をかけていると言って本業を疎かにしている教員たちが、○○部はちょっと、などと言って顧問敬遠している所です。

とどのつまり、彼らは自分の好きな競技を、自分のあまり負担にならない範囲で指導したいわけです。

そういった人たちが「趣味」によって「本業」を疎かにし、それがまかり通っている事態は異常だと思います。好きな競技を負担にならない範囲で指導したいならば、プライベート時間を使ってボランティアコーチなりをすればいいのです。部活仕事だと言って、勤務時間内に他の仕事を後回ししてやるならば、好き嫌いせず引き受けるべきでしょう。

現任校での年数も長くなってきたので異動も考えていますが後任の目処も立たない状況で、管理職からも残るよう打診され続けています

おそらく、私が異動した後は、私がそうだったように、「名前だけ顧問に入って」などと新任の教員押し付けられるのでしょう。

現任校ほど極端ではありませんが、今まで赴任した学校の全てでこのような問題がありました。

そして他校の教員に聞いても、部活に力を入れている学校はどこも似たり寄ったりのようです。

中には、部活に力を入れた教員が強豪校にし、その後任の教員部活をせざるを得ないという状況もあるようです。

最近部活指導のない予備校講師への転職を考えています

ですが、私は「受験指導」のみがしたいのではなく「教育」がしたくて教員になったのです。

部活好きな教員がはびこるなか、このような歪みはいつまで続くのでしょうか。

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