私は3月生まれの大学生です。この度20歳になります。ということで日本年金機構から国民年金加入の案内が郵送されてまいりました……"2月最終日に"
まず20歳になる前月の末に送ってくる時点で、随分急な話だと思うのですが…まあ向こうにも何か事情があったのでしょう。今月は大雪なんかもありましたし。
とりあえず開封しました。なんか封筒やら書類やら色々入っています。
とりあえず一番目立つカラー印刷の案内から読んでみました。一問一答形式で年金制度のうち20歳で新たに加入することになった人に関係のある事項がさらっと説明されています。
機構側としても「新規加入者にわかりやすく説明しよう」という気はあるようです…文字ばっかりではなく図なんかも交えて説明してくれたほうがわかりやすそうですけど…
とりあえず読み進めていきます。制度自体の是非はともかく、法律で義務付けられているのならとりあえずはなんらかの免除申請はせねばならんでしょう。月15040円とか書いてある保険料は、この額にも満たない微かなバイト代を糧に生きている大学生にとってはオーバーキルです。幸いにも「学生納付特例制度」なる制度があるようです。とりあえずこれを申請すればいいようです。さすが冒頭に「国民年金は、あなたのライフスタイルをサポートします!」と書いてるだけはあります。学生というライフスタイルも保証してくれる制度で一安心。
案内の最後に加入手続きの流れが書いてありました。とりあえずまずは同封のものに記入して学生証のコピーとともに市役所か年金事務所とやらに持ってこいと書いてあります。同封の封筒は一体何だったのでしょう。これに入れてポストに投函すればいいのかなと思っていましたが、郵送での提出についてはここでは触れられていないようです…市役所遠いし年金事務所もどこにあるか知らないんだけどなぁ…
とりあえず他の書類を見てみます。
黒と赤のツートンカラーで印刷された別の案内があります。こちらによると同封の封筒で郵送(切手不要)でいいようです。安心しました。遠い市役所に行く必要はありません。
とりあえず記入例にしたがってさっさと記入してポストに放り込んじゃいましょう。そう思って記入例を見ていきました…
fmfm…記入箇所多いなぁ…そんなふうに見ていた時でした。
"在学期間中は毎年度申請が必要です。"
一気に辛くなってきました。あと一ヶ月後にまたこのいかにも面倒くさそうな書類を書かねばならないのです。
確かに20歳が受けてる教育は義務教育ではないので、その気になればいつでも学生をやめることが出来ますし、こういった学生向けの減免制度が更新制なのは当然と言えるでしょう。
例えば私が通学でお世話になっているとある大手私鉄では、通学定期券は通学証明書と学生証が無ければ新規購入は出来ません。普段の継続購入は自動機に定期を差し込むだけで買えますが、年度を跨ぐとまた窓口で証明して買う必要があります。通学のために大幅な割引をしてくれてるのですからこれぐらいは仕方ないことでしょう。
それは「定期券は強制では無いし、そもそも特殊な例を除いて年度初めに買い始めるもの」であることです。
別に定期券を購入せずとも通学のために電車に乗れますから短い期間なら切符を買って乗ればいいですし、そもそも転校などでもしない限り年度初め以外から買いはじめることはないでしょう。
これに対し年金は違います。強制ですし誕生日次第でいつ加入しなければならないかが厳格に決まっています。
もう少し融通を利かせられないものでしょうか。例えば1月~3月に加入の場合は次年度分の申請も一括でできるぐらいの配慮は欲しいです。