俺は失読症持ちのプログラマーで、まぁ色々苦労してるってのを書き記しておく。
失読症、医者いわく、いろんな種類がいるらしく、文字が読みづらかったり、書けなかったり、その両方だったり、若い時におぼえた文字以外は新たに覚えられなかったりとかとか。
俺はその中では文字が読めない部類に入るらしい。
文字が読めないにも程度があるらしくアルファベットとかひらがな・カタカナはそれなりに読める。漢字も画数が少なくて記号として覚えやすかったらそれなりに読める。
ただ、俺は記号が認識しづらい、$とか*とか/とか。特に記号が連続すると全く読めなくなる。
プログラマの人ならわかると思うんだけど、プログラマで記号が使えないってのは結構致命的で、
シェルスクリプトをはじめとして記号をたくさん使う、Perlとか正規表現とかは全然書けないし読めない。
記号の意味や、構文がわからないんじゃなくて、どういう記号が連なっているのかが全く認識できない。同僚の書いた正規表現とか見てると読めなくてストレスがたまったりする。
あとはドキュメントを読めなかったりする。普通に活字だけの本は読めるんだけど、Perlとか正規表現のドキュメントは記号がたくさんあるから、文章を読んでる途中で記号が目に入って思考が止まっていまう。だから、manとかで調べ物をしているときはかなりしんどい。
Perlそのものは素晴らしい言語だけど、いかんせん記号があちこちに登場する。$の後にいろいろつくやつとか読めない($の後ろに何がついてるかはわかんないんだけども)
Perlは俺にとってはストレスの元だったけど、ものづくりはしていて楽しかったからなんとか続けていた。
最終的には、ストレスで心をやんでしまって、入退院を1年ぐらい繰り返して、今では社会復帰をして都内でRubyを書いている。
Rubyは@とか!とか?とか簡単な記号しか出てこないから読みやすい。
Rubyは記号を使おうと思えばいくらでも使えるらしいけど、使わなくても、アルファベットだけでも十分にコードを表現できる素晴らしい言語に出会えた。しばらくはRubyで戦えそう。
割りとブクマついてた。ありがと。
Rubyを選んだのは、入退院を繰り返してたときに医者に勧められて読書しろと言われて読んでいた本が「たのしいRuby」だったのよね。それを読んでいたのがきっかけ。
Javaは書いてたことあるけど、なんというか文字の密度とか大文字小文字が大量にあったりインデントが深いとちょっと読めない。Pythonはよさそうだね。
文字の密度が高いと読めないことがあるから俺のエディタはなるべく細身のフォントを使ったり行間を大きくとってたりする。
あと、失読症だから正規表現が読めないんじゃなくて、なんかおかしいって思ったら早く病院いったほうがいいと思う。ちゃんとしたところなら診断してくれるから。
あと id:believemeimaliar。君が精神疾患等にかかった時に、ブコメに書いてあるようなことを対面で言われるとつらい思いをするから、そういう排他的な考え方はやめて、俺みたいなやつでも許容できるようになるといいね。