今、某巨大匿名掲示板で、あるイラストレーターがトレパクをしたとして絶賛炎上中である。
その勢いは留まることを知らず、今では専用のスレッドまでできて、いつ鎮火するのか先が見えない状態にある。
さて、私は別にこの絵師がイラストを本当にトレパクをしたかとか、叩いてる奴らがどうだとかは、どうでもいいと一言断っておく。
その上で、私が今回気になったことをつらつら述べてみる。
B:Twitterでこの書き込みが拡散され、これを見た一部のTwitter民がイラストレーターへリプライを送る。
C:その間そのイラストレーターはTwitterへの書き込みを一切せず。
D:指摘から2日後、イラストレーターは自身のTwitterに「自身はトレパクを行なっていない」との釈明(弁明?)の書き込み。
E:その釈然としない弁明のせいで更に炎上。
大体な感じこんなふうな流れである。(私は全てをリアルタイムで追っていたわけではないので一部は外部情報源を使って確認してるので誤りがあるかも)
ところで、この話の前提として話しておきたいのは、「イラストレーターが炎上して誰が特をするのか」ということである。
おおまかに「イラストレーターのアンチ」「誰かを炎上させるのが好きな奴」「トレパクという行為が許せない輩」とまあ全てあげて言ったらキリがないのでこの上記3種類の人間が、「このイラストレーターが炎上する」ことで特をする人間と仮定した上で、話をすすめる。
まず第一に、パクリ指摘後2日間の間を開けてしまったということだ。
もし、パクリややましい事をしてないという自覚がないなら、「え、それは一体なんですか?どういうことでしょう」という反応があってもおかしくはない。見に覚えのない逮捕状をつきつけられたら普通は困惑するはずだ。
混乱していたとしても、2日間の間を開けるということは「言い訳を考える時間をとった」ととられてもおかしくはない。
第二に、弁明の仕方がまずかったということだ。
弁明の中で、イラストレーターは自身の感情を口にだしてしまった。これはディベートの中でやってはいけないことの一つである。
感情論が入ると、今までの話が全て意味がなくなってしまうと同時に、相手に攻撃をする隙を与えてしまう(それ自体が攻撃の的になってしまう)
実際、その弁明のせいで他人からは「自分を被害者のように見せかけてパクリ指摘者を攻撃している」というふうに見なされてしまっている。
これだけを見ていると、そのイラストレーターを攻撃しているだけに見えるので、ちょっと反対のことも言ってみる。
ニコニコ動画では、有名な人が作ったかどうかで再生数が決まると言っても過言ではない。
有名な人がTwitterでフォロワーを増やし、動画を投稿すると何千何万というフォロワーがそれをリツイートし、それをまた別のフォロワーがリツイートして拡散する。
もちろん、そういう人達はきちんと有名になり得た理由がきちっとそこにはあるんだが…(曲作りが上手い/絵が上手い/動画を作るのが上手い/昔からやってたetc)
もちろん、我々作家は作品を見てもらいたいからニコニコ動画に動画を投稿する。
では、より多くの人に見てもらうためにどのような事が起きるか。
曲作りなどのクオリティ面もそうだが、手っ取り早いのはやはり「有名な人に頼む」ことだ。
いくら曲が自信作でも、1万再生もいかない可能性がある。しかし、「この人に頼めば確実に1万は再生が回る(ようなものが作ってもらえる)」という人がいれば、どうだろう。
もちろん、その人に依頼が殺到するに決まってる。そういう依頼の一極化が、実際に起きている。
このイラストレーターは、絵もかけて動画も作れるというハイブリッドな人であった。
故に、作業時間は人の2~3倍、作業量自体もイラストだけの人や動画だけの人よりはずっと多くの量をこなしているはずだ。
そんな人が、もし他作品からのトレースを行うとすれば、恐らく「作業時間の効率化」であると私は思ったが、実際は違うのかもしれない。
時間に困って仕方なく、なのか、それとも面倒くさくなったからなのか、あるいはその他の要因なのか、もしくは本人の言うように本当にその作品を全く知らないのかは、結局のところ本人にしかわからない。
しかし、ほんとうに忙しいのであれば作家側はタスク管理をしっかりやってほしいし(タスク管理をきちんとやることでリスク回避も行うことが出来る)、依頼をする側の人たちも、作家のことを気づかってあげて欲しいと思う。
>第一に、パクリ指摘後2日間の間を開けてしまったということだ。 >第二に、弁明の仕方がまずかったということだ。 何が言いたい主張なのかわからない 間を開けてしまったから、...
読んでみたけど普通にわかると思うが。 最初の状況分析のところで「こいつパクってる(率高い)」って話で 次の段で「この人は忙しい」で 最後に「パクるのは忙しいからじゃないだ...