2023-09-27

婚活してたハイスペ男子の思い出

30歳から婚活サービス使い始めて成婚した男です。

はてな周辺を見ていると、「婚活サービス自力結婚できないカスが使うものから婚活市場まともな男も女もいるはずない」みたいな意見無視できないくらい強いので、「自分カスじゃないと思うしそこそこハイスぺだけれど婚活サービス使ったんだよなあ」ともやっとして、自分の思い出書いてみようと思った。

自分自分ハイスぺと呼ぶのもどうかと思うが、別に自分人間として素晴らしいと言いたいわけでなく、婚活基準では間違いなくハイスぺだったというだけだ。始めた時点で30歳・年収900万・東大卒から身長だけ170には届いてなかったけれど。入会時の面談では「テレビか何かの潜入調査じゃないでしょうね…」と疑われたくらい。

なんで有料サービス使ったのかといえば、まず前提として「そのサービスの利用料くらい屁でもなかった」ってのがある。高年収者は婚活サービスを使う必要がないことが多いのかもしれないが、裏を返すと使えない理由もなくなるのだ。

利用したのは、「マッチングした相手候補を紹介してくれて、その相手の身元も確認されているが、カウンセラーは付かない」タイプの有料サービスデートの申し込みやセッティング当人同士でやってくれというタイプ

なぜ利用したのかといえば、自分にとって恋人づくりの工程のうち、「女性と2人きりになるために誘い出す」という部分だけが高いハードルだったから。2人きりの状況になった後は特にコミュ障でもないんだけれど、なぜか「誘う」ことだけに強烈に尻込みしてしま性格だったので、学生の時の彼女と別れた後は全くご無沙汰のまま、改善の見込みがなかった。

でもサービスを使えば、二人っきりになる気満々の女性しかいない場所に入れるし、断られるときシステム上で断られるだけで何の心労もない。

もちろん、初対面の人といきなり会って、ピッタリの人が見つかるワケもないから、数はとにかくこなした。100人は行ってないけれど2ケタ台の後半は軽く行ってたはず。自分も好みはかなりうるさい方だし、30歳から始めてて年齢的には全く焦る必要がないし、長く会費を払い続けても余裕な財力があった。1回会っただけの人に振られたところで何も気にならない程度の図太さはあった(これができない人は一番婚活に向かないと思う)。

自分結婚相手に求める条件は、正直婚活プロフィールにあるような情報では全く分からないので、とにかく会って話してみないとわからず、数をこなすしかなかった。女性収入なんてどうでもよかったし、趣味が一致している必要も少なかった(お互いの趣味尊重すればいいだけ)。ただ自分面食いなのは否めないので、写真はかなり真剣に見た。撮影テクニック次第で大抵の女性美人に撮ることができることは分かっていたので、プロが撮ったっぽい写真は警戒した。「写りは悪い(プロに頼んでない)けどそれでも結構可愛い」には飛びついた。

会った瞬間に「あー、こりゃない」と思ってしまう人は正直、結構いた。その場合は穏やかにただ雑談をし、1時間を過ごして終わる。相手に気に入られても心苦しいので、テンションが低いことは伝わるように、穏やかに。そんな1時間もまた人生経験であって、ムダをしたとはとくに思わない。ホテルラウンジ食事代くらいは屁でもないし。

1年半くらいそんな感じでやってたと思う。数打ったかいがあって、最終的には好みピッタリ過ぎる人と結ばれて、その後1年くらい交際した後に無事結婚と相成りました。基本的カウンセラーもつかないサービスで成婚料という制度もないので、ダラダラ長期間やるのも婚約せずに2人で退会するのも自由だった。

こんなケースもあるので、「婚活市場にはまともな男も女もいない」とは思わない方がいいし、金に余裕があるけど彼女作り苦手な男にはお薦めだよ。始めるなら早い方がいい。

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