2021-06-24

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ストレスが多いとコレステロール値上がるぞ

予想以上にコレステロール値上げる「ストレス」 - WSJ
https://jp.wsj.com/articles/SB11281588234518813488504581530070743771718

  

 高コレステロールにつながる全ての要因のうち、心臓専門医の多くは、患者への助言で忘れられがちなのはストレスだと指摘する。それでも、きつい仕事から慢性的ストレスやぎくしゃくした人間関係あるいは、不安を生むような状況も、悪い食生活喫煙運動不足などと同様に、糖質濃度の上昇に一役荷なう可能性があるという。LDLによって堆積するコレステロール動脈に蓄積する可能性があり、これはアテローム性動脈硬化として知られ、そうなると血液の流れが低下しかねない。

 

 ミネソタ州ロチェスター本部を置く総合病院メイヨー・クリニックの予防心臓専門医スティーブン・コペーキ氏は、「ストレスコレステロール値は上昇する」とし、「これについて認識不足であることは間違いない」と話した。コペーキ医師はエジントンさんの治療に当たっている。

 

 コレステロールに対するストレスの影響を理解することがますます重要になっている。というのも、人々の生活は一段と責務とデジタル環境に縛られ、スイッチを切ることがこれまで以上に難しくなっていると心臓専門医らは指摘する。米疾病対策センターCDC)によると、米国20歳以上の成人の28%近くは、総コレステロール値が高いかコレステロール値を下げる薬を服用している。CDCは1デシリットル当たり240ミリグラム以上をコレステロールが高いと定義している。

 

 中でも最も懸念されるのは慢性的ストレスだ。これは、驚きや一時的な困難から生じる短期ストレスよりも、時間とともに身体に重い負担になるという。慢性的ストレスはいくつかの方法コレステロールの上昇につながる。人々は運動をやめ、不健康食べ物食生活に加える可能性がある。ストレスにより、ストレスホルモンであるコルチゾールアドレナリンの分泌が盛んになる。これは身体自分自身を守るために採用する「闘争・逃走」メカニズムの一つだ。こうしたホルモンが今度は中性脂肪(別名トリグリセリド)や遊離脂肪酸の分泌を促し、それのために長期的にはLDLコレステロールが上昇することになりかねない。米国立衛生研究所NIH)の一部である国立心肺血液研究所の心血管科学部門プログラムディレクターキャサリン・ストーニー氏はそう説明する。

 

ジントンさんはコレステロール値が急上昇した後、仕事がらみのストレスを減らした

 専門家によると、正確にどの程度のストレスが高コレステロールにつながるかは分かっていない。食生活運動の変化と比べて測定が難しい。ストーニー医師は「われわれが経験するストレス要因や、その大きさについて、常に的確に認識しているとは限らない」と話す。

 

 前出のメイヨー・クリニックのコペーキ医師は、ストレスを減らすために、患者たちに就寝時あるいは朝目が覚めたとき感謝していることを3つ考えるようアドバイスする。

 

 エジントンさんのコレステロール値が12年に上昇したとき、コペーキ医師はエジントンさんの四面からなる名刺を見るだけで、原因の推測できた。公園や娯楽分野の学術的・専門的指導者のエジントンさんは、世界レジャー機関事務局長として、中国南アフリカなどに定期的に出かけていた。アイオワ州の自宅に居るときには週に60時間以上は働き、夜も海外から電話に応対していた。

 

 コペーキ医師はエジントンさんのコレステロール降下剤の量は変えず、仕事量を減らすよう忠告した。今では、エジントンさんは管理業務を減らすとともに、複数の専門機関でのいくつかの指導者ポスト返上した。

 

 職務を減らしたことが肉体的にも精神的にも役立ったとエジントンさん。今でも忙しいが、孫をはじめ家族もっと多くの時間を過ごしていると話す。「人生仕事家族との関係への向き合い方が大きく変わった」と続けた。

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