2021-04-03

緊急事態宣言時に風俗に行ったという話

ちなみに今年の冬だ。

スペックは30代男性とだけ書いておく。

新社会人になって金が入る様になってから月1ペースで通っていたんだけど、お気に入りの嬢が足を洗った事と俺自身仕事やら何やらでうつ病になった事もあり数年前からは行ってなかった。

仕事を辞めて暫くしてから働き始めてからは家と職場の往復。休日に日帰り旅行に行ったりライブを観に行ったりしてたのだが、コロナの影響でそれも出来なくなった。

仕事の方は職業テレワークというわけにもいかず、ひたすら職場で働いていたのだけどもまさかこんなにも自粛期間が長引くと思っておらず日に日にストレスが溜まっていった。

それで2回目の緊急事態宣言が発令された時、ストレス限界にまで達した。

繁茂期に入り、仕事が忙しくなった上に自分時間も持てなくなった。自粛ムードで何も出来ない事もあり精神的にも限界だった。

常に気を張り続ける生活に嫌気がさした俺はヤケクソ気味に風俗店へ足を運んだ。

理由性的処理もそうだが思いっきり人に甘えたかったのだ。抱き締められたい。丁寧に扱われたい。そして嬢の尻を叩く程度にぞんざいに扱いたい。それでも笑顔で受け入れてもらいたい。何とも身勝手理由だ。ただそれ以外俺を止める方法がなかった。


少し昔話をする


最初に入った会社パワハラモラハラが飛び交う理不尽な社風でサビ残休日出勤は当たり前、上司取引先の無茶振り対応するのが精一杯だった。プライベートなど無いようなもので最終的に電車に轢かれようと思うまでになって辞めた。

転職した会社では社内抗争が勃発し、そこでもパワハラモラハラが前の会社よりかはマシな程度ではあったが横行していた。ノルマを達成しても給料が上がる見込みもなく、人間として扱われたい気持ちとは裏腹に理不尽を受け続ける事に必死だった俺はやがてうつ病を患い社会からドロップアウトした。


そんな中で唯一の癒し風俗嬢との時間だった。


いつ何が起こるか分からない為予定も作れず、仕事終わりに時間が空いた時だけ俺は風俗店へ行った。職場周りは男しかおらず同期もいない俺にとって弱音を吐いたり、思いっきり甘えられるとは風俗嬢と一緒にいるラブホだけだった。そこでは何もかも肯定してくれる風俗嬢が居てくれた。お金を対価にサービスしてくれている事は百も承知だ。だがそうでもしなければ俺は生きていけなかった。

うつ病になる前後お気に入りの嬢が辞めた事、うつ病になり性欲はおろか生きる気力すら無くなり金銭的な問題もあり、その後風俗店に足を運ぶ事はなくなった。

長い療養期間を経て社会復帰した俺は普通人間が送る人生を諦め、生きていくには困らない程度のお金を稼ぐ事にした。収入が減った為、風俗店に足を運ぶ余裕がなかった事、生きる事に対する執着心が無くなった事。歳を取り自分よりはるかに年下の嬢と接するのがしんどくなる予感がしたのでもう行く事はないと思っていた。

それでもまた足を運んだ。コロナ蔓延緊急事態宣言が発令された中でだ。

もう限界だったのだ。いつ爆発するか分からない不満と怒りを抑えるにはこれしかなかった。誰かに甘えたいという気持ちが理性を超えてしまったのだ。

店のEVで嬢と挨拶し、ホテルで抱き締められた瞬間俺の目的は達成された。

まだ周りから見て「普通人間」だった頃の俺は性欲処理の為に風俗嬢を抱いていた。何回も風俗店に通いつめていくうちに身勝手な性欲の捌け口にしてしまう罪悪感とその欲望狭間を行き来しながら風俗嬢を抱いていた。最終的に割り切った上で風俗嬢を抱いた。逃げ場がそこにしかなかったからだ。

今回もそうだ。もうこれしか方法がなかった。俺自身精神的均衡を保つ為には風俗嬢を抱くしか方法はなかった。胸に顔を埋め、抱きしめ合い、性的絶頂を得る事で俺の心は救われた。

幸い体調を崩すことなく今のところ健康を維持している。あの出来事が無ければ間違いなく俺の精神は再び崩壊するところだった。コロナになる事は恐ろしい事だが、当時の俺はそれと俺自身精神的苦痛の解消を天秤に掛けた上で風俗嬢を抱く選択をした。はっきり言って異常だ。

あれから数ヶ月がたち、それでもまた風俗嬢を抱きたいと思い始めている。

仕事は峠を超え、世間自粛ムード何となくうやむやになっている様にも見えるが、俺自身精神的に疲れ果てていた。コロナ禍で人間の嫌な部分をまざまざと見せつけられた事も大きいが、俺自身将来への不安を抱えつつもどこか人生を諦めているところがある。正直いつ死んでもいいと思っている節もある。

それなのにまた人に…風俗嬢に甘えたいと感じる俺がいるのだ。俺の身勝手欲望を受け止めて欲しいのだ。我慢したとしてもいずれまたストレスの捌け口を求める事になるのは分かりきっている。

まともな普通人間に戻る事も出来ない俺にとって、唯一の救いになってしまうのだ。だからこそ苦しい。もうどうすればいいのか分からない。ひとつ言えることはここで吐き出すしかないという事だけだ。

恐らく今年もまた風俗嬢を抱くだろう。この状況下でやる事は常軌を逸している事も分かっている。コロナに対するリスクを抱える事も分かっている。抱いたとしてもまた暫くすれば同じ事を繰り返す事も分かっている。

ただもう止められないのだ。もうどうしようもないのだから

ただ生きていける理由になってしまった。それだけだ。

  • 純粋に肉体的、生理的な欲求を解消しただけの話だ。   腹が減ったから飯を食った。 その事実をどのような解釈をするかはその人の権利だが、 その解釈はただただ個人の解釈であって...

  • 「抱きしめられた瞬間俺の目的は達成された」とか「抱きしめたい」とか紳士的なフリして結局ヌイてもらってんじゃんwww 緊急事態宣言中に来る客なんて風俗嬢的にはコロナ気にしない...

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