コロナの影響でリモートワークになり、通勤時間分の余暇ができたことから、なんとなく新装版の1巻を買った。
おもしろい。
アマプラで配信されたアニメも観た。いいじゃんスラダン。なんで今まで読んでなかったのか、すごく悔しい。
もともと親がジャンプを含めた漫画好きで、家にドクタースランプ、北斗の拳、シティハンター、モンモンモン、奇面組、ターちゃん、ドラゴンボールとかが全巻あった。
けど親はスラダンと幽白のあたりから、ジャンプを読まなくなったらしくて(多分その頃の親はサンデーの方がおもしろくなったのかも。実家にはらんま1/2やうしおととらが揃ってた)、スラダンだけ全部読んでなかった。
自分も別にバスケに興味なかったし、バスケ漫画でしょ?って感じで。
一応高校のとき、図書館にあった完全版でミッチーの『安西先生……バスケがしたいです』のところまで読んで、「キリが良さそう」って思ってやめたきりだった。
そのときっていうか高校時代のときこそ、そこから先も読めばよかった。すごく後悔してる。
そしてめっちゃいい。
三井がバスケ部に戻ってからがスラダンはおもしろいとか、山王戦を読んでない奴はダメ、とか言われていた理由がわかった。
以下、思ったこと
・高校生の時は桜木花道の良さ(しかも序盤で読むのやめたし)が全然わからなかったけど、大人になると何気ない練習風景にめちゃくちゃ泣いてしまった。
ミッチーとの練習試合、「シュートの練習は楽しかった」、IHを賭けた陵南戦前の木暮との会話で、チームの一員としてIHに行きたいと思えるようになったところとかじわじわきた。
いい主人公じゃん。言われたことを素直に練習して、どんどんバスケの楽しさを理解していく姿に普通に泣いた。
・流川はスカしてるだけの天才キザ野郎かと思ったら、こいつもこいつなりに不器用に成長していってたんだなと思った。
オレオレ系かと思いきや、仙道や三井をきちんとリスペクトしているところが感じられてすごくいい。特に1on1はよかった。
・ゴリいいやつ。主将って感じ。メンタルたまに弱いけど、IH前の陵南戦の描写では「高3ってこんなもんだよな……」って懐かしくもなった。
・木暮くんめちゃ泣ける。ミッチーが戻ったあとは大人すぎない?
IH前の陵南戦での3Pはページめくる前に泣いた。本を持つ手が震えてた。たぶん一番泣いたかも。
・ミッチーは安西先生……のインパクトのままだったんだけど、むしろ復帰後の方が名台詞多いじゃん……。
レギュラーになった後は3Pバンバン決めてくれたり、海南戦後の試合での花道への先輩っぷりとか見て、読み手側として爽快感があった。
勉強合宿では親御さんに電話かけてるの観て、超ホッとした。(そういや当時は携帯なかったんだっけ?
・宮城:いいやつだよね
・90年代のアニソンっていい曲多いと思ってたけど、スラダンのアニメも、いい曲多いね!
世界が終わるまでは……は良すぎた。もう当時のボーカルは変わったみたいだけど、昨日音楽の日で歌ってくれて感動したよ。
最近の自分は仕事や資格試験勉強で、ついつい効率を考えちゃったり、一発逆転してやろうとか思っちゃってたりしたんだけど、
スラダンを読んだことで「筋道を間違えずに、愚直にコツコツやらないと」って雷食らったような衝撃を受けた。
気づくにはちょっと遅い年齢かもしれないけど、反省して最近は業務に関係ある勉強の、基礎からきちんと勉強してる。
きっと日本のどこかにもこういう高校生がいるんだろうなーそしたら自分も頑張らないとなーーーって勇気付けられたよ。
あーあともし中学・高校時代に全巻読んでたとしたら、牧や魚住を見てもきっと今ほど魅力に気づけなかったかもなって思った。
特に牧は、牧さえいなけりゃすぐにIH確定したのに……とすら思っていたかもしれない。
すごいよね牧。バスケのルールよくわかってないんだけど、4人で抑えられても抜いちゃったり、敵情視察したり同期や後輩をまとめたり、いい男すぎる。
スラムダンクの覚えてるやつ モップは桜木が折った 小暮はあんまりフリーじゃない 魚住は板前
スラムダンクはドカベンへのオマージュと愛に溢れた作品だって聞いた事がある。 桜木花道って主人公の名前もドカベンの主人公男・岩鬼の「花は桜木、男は岩鬼」って決め台詞から肖...
増田先生、日記が書きたいです…