九州某県。
ここに行っても買い物しないことにしている。
もう、かなり昔のことではあるが。
携帯電話は普及しつつあったが、ネットなんてまだ高嶺の花だった頃の事。
ある時、わたしの車が停まっている家を見つけ、店に来ては「あの玄関の角度じゃ、車が停めにくそう」とか言ったりしてきた。
やがてストーカー的行動がだんだんエスカレートし、他にもいろいろあってカフェを辞めた。
1~2年ほど経ったとき、友達とお茶してたら、お店の人が電話の子機を持って、わたしの名前を尋ねてきた。
動揺して対処の仕方がわからず、電話に出てみたら、「県外に出たんじゃなかったの? 帰ってきてたの?」と言う。
動揺は収まらず、お店の人にも友達にも申し訳なく、その場を去ることにした。
帰宅し、わなわな震えてどうしようもなかったが、頼る人もおらず、タウンページをめくり、公務員だったことだけを頼りに、消防の上層に訴えたらいいのかもしれないと思い立ち、当該県庁の『消防』と名のつく部署に電話した。
いま思えば本当に無知でバカだったからではあるが、どう調べたらもいいかわからない。
警察にもストーカー相談したことがあったが、あてにならないことはわかっていた。
当時はまだ、桶川のストーカー殺人が知られ、ようやくストーカーという単語が世に認知されはじめた時代だった。
震える手で、消防署の管轄はそちらでいいのか、違うならどこに連絡したらいいのか、尋ねた。
「は? 何言ってんだよ? ここはそういう所じゃねーぞ(方言)」
男の県庁職員が、小バカにしたような、でも威圧するような口調で吐き捨てる。
どこにかけたらいいのかわからなかったので、消防と書いてあったので、すみません、困ってしまって…
セカンドレイプって、こういうことを言われたりするんだろうな。
レイプされたわけじゃないが、それと比べてはいけないんだろうけど。
ひどい。
ちょっと間違えただけなのに。
「こっちはヒマじゃないわけ、あんたの勘違いに振り回されたくねーんだよ、クソが(方言)」
罵倒は続き、たまらず泣いてしまったら、上司らしき男性の声に替わった。
「恐れ入ります、こちらではないんですよ、アドバイスもいたしかねますし、こちらではわかりかねます(方言)」
一方的に切られた。
もう一度言うが、こちらは恐怖にうち震え、判断力も思考力もなかった。
わたしはその一件以来、県外に出ることを決意し、上京して転職し、幸せだ。
親がいるから行くが、そうでなければ絶対に行かないし、買い物は絶対にしない。
急ぐものがあっても、税金なんて微々たる額にしかならないような少額のもので抑えている。
まあ、それこそ、県庁職員様から見たバカ女の買い物なんて、ありがたくもなんともないのだろうが。
過疎化の一途を辿ってくれればいい。
ひどいね。沖縄?
そんなに南じゃないです
佐賀県か💦
惜しいですね