自分で認めちゃうけど、俺はいわゆる「モテるタイプ」の男ではない。
見た目は槇原敬之と土田晃之を足して2で割ったような感じで、よく老け顔と言われる。
中身だって、全然大したことはない。自覚している欠点を数えると片手じゃ足りないくらいだし、
それでも、だ。
そいつらが全員、彼女ができないかというともちろんそんなことはありえない。
「モテテク」とかよく聞くけど、というか実際そういう本も読んだことあるけど、
別に特別な技術を身につけなくても、清潔にしていて普通に会話が出来るのであれば、彼女くらい作れる筈なんだ。
実際、俺くらいの年になると(20代後半)、学生時代全然モテなかった奴でも普通に結婚したりする。
そして別にそのことに対する違和感はない。何であいつが??とか全然思わない。
だって女性の方だって結婚適齢期な訳だし、いつまでもイケメンイケメン言ってられないし、
というか人生経験を積んでいくに連れ、見た目とか表面的なモテテクに騙されなくなっていくだろうし。
「ただしイケメンに限る」を使うことが許されるのは、せいぜい大学生までだろう。
あえてもう一度言うけど、別に特別な人間だけが彼女を作る権利を与えられているわけじゃない。
社会生活をまともに送れているのなら、普通は彼女くらい作れる。
もちろん本当なら俺だって例外ではない。欠点が沢山あると言ったけど、どれも常識の範囲内だし、
最低限の身だしなみにも気を使っている。人付き合いは苦手だけど、談笑くらいはちゃんと出来る。
より正確に言うと、好きになった女性と付き合えたことがない。
ただし、性交をするまでの仲にはなれず、すぐに別れた。
22歳くらいまでは、いわゆる「非モテ」な仲間が何人かいたけど、
(一応言っておくけど、ここでいう「モテ」ってのは「複数人の女性に好かれること」
ではなく、「好きになった人と付き合えること」な。)
何故だろう、と思っていた。
何故俺だけが。
一応、いくつか原因を思いついたりもした。
「出会いの数が少ないから」「消極的な性格だから」「男性的魅力が乏しいから」
どれもそれらしい理由だ。これらを直そうと努力した時期もあった。
オフ会や婚活パーティーに参加したり、出会い系サイトに登録したり、
けど駄目だった。努力は全く報われなかった。
結局のところ、出会いが少なかろうが、消極的だろうが、頼りなさ気だろうが、彼女ができる奴はできるのだ。
上に挙げたモテない理由なんて、全部自分を納得させるための言い訳に過ぎなかった。
では何故俺はモテない。
見た目とか中身とかそういう次元の問題ではなくて、もっと根本的なナニカがあるような気がしてならない。
例えば、大宇宙の意思が俺に恋愛成就させまいとしている、とか。
そういう馬鹿げた発想を半分本気で考えてしまう程度には追い詰められている。
そしてそうなるともうモチベーションを維持するのは困難だ。
何やっても成功する気がしないのだから。だって敵は宇宙だ。勝てるわけがない。
そして俺は結局何を主張したかったのだろう。
非モテの人が「自分はモテない」と言うけど、 モテって一体どういう状態を指すのかな モテ=女性から声がかかる、女性にもてはやされる という事だったら、まぁ普通の男性はモテ...
色んな努力をしたけど女性から声がかからない、って言うのなら、 それスイーツとあんまり変わらないと思うんだな ここだけ意味がよくわからない