2011-12-06

かつて僕をいじめたみんなへ

小学校高学年~中学校の間僕はいじめられていた。

原因としてはまぁ、いろいろと調子に乗っている僕が気に入らなかったのが発端で、

あとはいじめる理由も特に無いけど、やめる理由も特に無くて、

人達としては「からかっていただけ」という意識しかないと思う。

暴力的な事はほとんどされたことはなかったし、

主に悪口、迷惑電話、モノやお金が無くなったり嫌がらせをされたり、

程度としてはそんなにひどいものではなかったと今となっては思う。

でも田舎小学生に見える世界は家と学校ぐらいで、それが全てだった。

どこにいてもあいつらは僕に嫌がらせをしてくる、必ず顔を合わせる。

表向きは友達だと思っていた人に裏切られる。そんなのは日常茶飯事だった。

性格はどんどん暗くなり、発言する時には相手の顔色をどんどん伺うようになった。

ストレス身長が止まり、何とか言い訳を作って学校を休もうと企んだ。

夜には明日が来なければ良いと毎日思ったし、土日は天国、平日は地獄だった。

自殺を考えないことも無かったけど、自分が苦しむ恐ろしさの想像には勝てなかったし、

もし死ぬときには僕をいじめたみんなを殺す前には死ねないと思いとどまった。

高校は小・中学校メンバーほとんど行かない学区内の進学校に進んだ。

僕をいじめたやつらは、一番近いアホな公立か、そこにも行けずに私立へと進んだ。

いじめられていた期間で身に染み付いた処世術で僕は高校3年間を無難に乗り切った。

かつて年間で100を超えていた遅刻・早退・欠席は高校3年間で1度も無かった。

空間存在することさえ気をつけていた学生生活に怯えること無かった。

昔では考えられなかったけども彼女というものもできた。

進路を決定づけるセンター試験の日、僕は数年ぶりにあいつらと出くわした。

底辺に近い公立に進み、遊びでセンターを受けに来たようないじめっ子あいつらは

ここ一本に絞って緊張でガチガチの僕を見つけ、悪口を履き続けた。

もちろんそれは彼らにとってはかったるいセンター試験の中で見つけた

暇つぶしに過ぎなかっただろうし、僕もそれを理由にするつもりは無いけど、僕は大学に入るのが1年遅れた。

あの日に限ったことじゃないけど、あいつらが吐いた暴言は今もすぐに思い出せる。

あの屈辱の日々から15年ほど経った。

僕は大学卒業後、東京企業就職し、世間で言えば勝ち組といわれるステータスを手にしている。

帰省すれば、同級生の話を聞くこともあるが、

30も近づいてきてるというのにフリーターだったり、叶わない夢を追い続けていたり、

将来が心配になるほどの収入しかない仕事だったりする。

そんなあいつらを僕は見下すことで精神を保っている。

お前らがかつて見下していた僕はこうだぞ、と。

でもそれがただの僕の自己満足しかないことも知っている。

彼らは彼らなりの幸せ尺度があって、

そしてその世界の中で彼らは幸せなのだと。

彼らは僕の見ている世界を知らない。

彼らの中で僕はまだ15年前のからかいの対象だった僕でしかない。

あの時「自分が死ぬぐらいなら相手を殺してから死んでやる」とまで思ったあいつらから

結局僕は今でも逃げ続けているように思う。

  • 原因としてはまぁ、いろいろと調子に乗っている僕が気に入らなかったのが発端で、 なんだ調子こきがやられるパティーンか 自業自得じゃん 本人のせいじゃないことでいじめられる...

  • つまり、君は過去の自分をなんとかして救いたいってことだよね。 いじめられても負けない、今なら負けない!というのに、過去の自分がどうしても置き去りにされていると。 だとし...

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