はてなキーワード: conveyorとは
はてブみていて心配になったので脇から元記事に補足。まず用語として「伝達」はconvectionの直訳だろう。本来はelectrnic conductivityがただのconductivityになったようにheat convectionがただのconvectionになってしまって向こうの人の語感じゃ「伝達=対流」になってるみたい。(そっち方面専門の知人の話による)少なくともbelt conveyorは本来の意味を保って使われてるね。
やべえ、と思ったのは輻射(放射でもどっちでもいいやん)の説明。太陽エネルギーのマジョリティは可視光領域にある。しかし空気は透明なので太陽光では温まらない。地面が太陽の輻射を吸収して、ようやく熱になる。元記事にある通りどんな物質もその物質の性質と温度で決まる熱輻射を出していて、常温近辺では輻射能力最強物質(これは電磁波吸収能力最強でもあるといういのがキルヒホッフの法則)は遠赤外線近辺の輻射をたくさん出している。と、いうわけで、太陽光は可視光が輻射の大半、地面の出す輻射が遠赤外あたり(赤外領域まで「黒い」土を想定)、赤くなった900℃くらいの炭なら地面の1/3くらいの波長の遠赤外線が主。
空気に含まれる水蒸気や炭酸ガスも可視光に関しては透明だが赤外線領域の一部に関してはそうでない(不透明=吸収能力あり)なので地面から出てきた赤外線はすぐに宇宙には届かず、一部はこれらのガスを暖める。そしてこれらのガスが得たエネルギーが元記事のぷるんぷるん(熱伝導とは違って分子同士の直接の衝突だけど)によって他の大気分子に伝わり滞留する。これが温室効果の基礎。
もちろん現実大気は地面が太陽輻射で熱せられた後、熱伝導で直上の大気を熱し、その大気が対流で上に上がることによっても暖められる。そして最終的には全て赤外放射(輻射でもいいがな)として宇宙に全部出て行ってエネルギー収支が合う。
ところが炭酸ガスが増えると、前述の、地面からの赤外放射が炭酸ガスを暖める効果が多くなり、その分エネルギーが外に出て行くペースが落ち、大気の平均気温が前より高くなったとことで収支が合う。これが温室効果(貿易してる中、盛んな内需のため国富が増えるみたいなものですね)
エレベーターのほうが千年以上先輩らしいけどエレベーターはいつからエレベーターと呼ばれていたのだろうか?
エスカレーターの呼称のほうは最初期、こんなふうにブレていて面白い。
「リボルビング・ステアズ(revolving stairs)」 ネイサン・エイムズ 1959年 ※特許だけ。動かない。
「ステアウェイ(stairway)」 レモン・ソウダー 1889年
「エンドレス・コンベア(Endless Conveyor)」 ジェシー・W・リノ 1892年
「インクラインド・エレベーター(inclined elevator)」 ジェシー・W・リノ 1896年 ※初めての動作するエスカレーター
チャールズ・シーバーガーが1900年「エスカレーター(escalator)」 の商標を使って製品を販売し始める。