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SF評論家の大野万紀は『S-Fマガジン』1997年12月号掲載の「ティプトリー、この3篇」において前述の書評家の評を紹介すると共に、本作のストーリーと作者であるジェイムズ・ティプトリー・Jr.の自殺(日本語訳掲載後の1987年5月19日に自殺。ジェイムズ・ティプトリー・Jr.#死参照)と関連づけたイメージを思い描いている。
ちなみに「ティプトリー、この3篇」は本人がネットで公開してる。
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/doc/article/SFM9712.htm
「この小説を読み終わる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」というのは有名な書評者のことばだが、ぼくにいわせれば、この小説の最初の三ページを読みながらコーティに感情移入し、自己同一化し、「そのとおり!」と心の中で叫びたくならなかったら、あなたはSFファンではないのだ。
S-Fマガジンの創刊が1959年、第1回日本SF大会の開催が1962年だからそのくらいなんだろうな。
その当時はアメリカでも「Sci-Fi」表記は定着していなかったんじゃないか。
フォレスト J. アッカーマンは、1954年に初めて「sci-fi」(当時流行していた「hi-fi」に類似)という言葉を使ったとされています。Science Fictionが大衆文化の中に入ってくると、この分野で活躍する作家やファンは、「sci-fi」という用語から低予算でローテクな「B級映画」や質の低いScience Fictionを連想するようになりました。1970年代になると、デイモン・ナイトやテリー・カーなど、この分野の批評家たちは「sci fi」という言葉を使って、ハック・ワークとシリアスなScience Fictionを区別するようになりました。ピーター・ニコルズは、「SF」(または「sf」)は「SF作家と読者のコミュニティ内で好まれる略語である」と書いています。