はてなキーワード: 法学部とは
まず一番最初に言いたいこと。
ここで問題なのは、「なんにでも興味を持つことの善し悪し」ではなくて、「興味を持ったジャンルから、
一つ専門を選んで、それを飽きずに続けることができるか」だと思う。
そういう意味で、 http://anond.hatelabo.jp/20070823233243 この増田の友人の善し悪しは判断できない。
ただ、掃除なんて普通は面白くないことに面白みをみつけることができるという性格は、非常に優れて
いるのではないかな。研究でも、会社でも、何でも自分が望んだことがやれるわけではない。望まないこと、
面白くないこと、嫌なことを、面白いこと、やりたいことに変えることができるというのは、成功する
要素のうちの一つではないかと思う。
理系であろうと、文系であろうと、専門を持つことが重要なことに変わりはない。
そして同様に、幅広い興味とそこから得られる知識による、専門の相対化が必要になってくる。
社会でも研究室でも、専門にしか興味ない「専門バカ」が一番使えない。
理系研究室に長くいた経験では、いろいろなことに興味を持ってどんどん新しい知識を吸収していく
タコ壺にはまったり、意味ない研究してたり、ディテールにこだわって小ネタで終わったり。
様々な分野に興味を持ち、新たな発想を導き出すこと。
これから下の文章は酷いな。論理的な思考がまったくできてない。
たとえば「比較○○学」というのはまさにそれで、知った限りのものごとを体系化するだけで一つの研究になるし、その体系化の手法は理系で要求される高等数学のような、特殊で難解な技術だったりはしない。
特殊で難解な技術が幅や深さを規定するわけじゃないんだよ。それに経済じゃ高等数学使うけど?
なんだって、文系といったってこれは文学部系の学問に限ったことではないかって?おあいにくさま、東大で法学部や経済学部に行った人が研究を志すと思いますか?彼らの多くは大学ではなく社会で輝くことを志すのです。だから、深さよりも広さ、スペシャリストよりもジェネラリストが求められるのは当然です。
なんで法学部や経済学部の学問としての特徴を語るのに研究意欲のない学生を例にあげるんだ?
この文章で何か意味のあることが言えると思うの?
とにかく、文章が滅茶苦茶。聞きかじりの知識と無茶苦茶な論理構成。
理系で成功できなくて妙にコンプレックス持ってるみたいだし、文系に恨みをもってるのは
小難しい評論なんかが理解できなかったんだろうけど、たぶんそれは帰納・演繹あたりの
基礎的な思考能力がないからだと思うぞ。
旧帝理系院卒ですが全く同意。というより俺がそのタイプだった。
文系ならたぶんまだ大丈夫だが、
その通りだと思う。
高校までと大学以降の質的な違いは、自分が標準的な知識の体系の全体を網羅できるかということがあるだろう。高校までならこれは努力次第で十分可能なんだが、大学からは無理だ。専門分野を選ばなきゃいけない。
で、理系の学問ってのは、基本的に「断言できること」だけを集めたものなんだよね。極端なことを言えば、コンピュータで処理できないものは理系の学問の対象にならない。どうしてもそういうものを対象にしようとするならば、コンピュータで処理できるような(というと語弊がありすぎるが)数学的モデルを自分で作り上げて、その正当性を検証しないといけない。そして、その作業は一生かかっても終わるかどうかわからないような膨大なものだ。
理系の学問とはそういう特殊な世界だ。だから、何でもかんでも興味を持ってしまうと、知識の幅は拡がっても、深さを追求する暇がなくなって破綻してしまう。だから、どこかで割り切って専門をえいやっと選んでしまわなければいけないのだが、これがなかなか難しい。一旦狭い世界に飛び込んでしまえば、「深さこそが幅」だと気付くんだけれど、飛び込む前は気付かないだろうね。
一方で、文系の学問というのは「なんでも対象にしてしまう」学問だ。だから、「幅こそが深さ」という側面もあり、何でも広く浅く知っていることも武器になる。たとえば「比較○○学」というのはまさにそれで、知った限りのものごとを体系化するだけで一つの研究になるし、その体系化の手法は理系で要求される高等数学のような、特殊で難解な技術だったりはしない。
なんだって、文系といったってこれは文学部系の学問に限ったことではないかって?おあいにくさま、東大で法学部や経済学部に行った人が研究を志すと思いますか?彼らの多くは大学ではなく社会で輝くことを志すのです。だから、深さよりも広さ、スペシャリストよりもジェネラリストが求められるのは当然です。
あともう一つ、文系には「学問のような非学問」がたくさんある。いわゆるサブカル系とか文科系といわれる趣味の人に好まれるものはたいていこれで、文藝評論とか宮台先生の社会評論とか、こういうのは難しい言葉を使ってるけど「学問」じゃない。学術研究とは違う。もちろん、だから価値がないと言っている訳じゃないけれど、こういうものはどうしてもカタい学術研究とは違って、ある程度大胆に主観による断定なんかも用いているわけだから、「理論的には、誰が読んでも必ず理解できて必ず納得できる」というようなものではない。芸術作品と同じで、ある人にとっては素晴らしいものだがある人にとっては無価値だったり不倶戴天の敵だったりということが平気であり得る。こういうものにはまりこんだら、「これを理解できない俺は馬鹿なんじゃないか」と悩みこんで時間をロスしてしまうことというのは非常に多いんだ。
だから、俺としては現役の大学生には、一般教養が終わったら一旦、勉強を専門一本に絞ってしまうことを勧めたいもんだね。視野が狭くなった気がするかもしれないけど、修士課程を終わる頃には一気に展望が開けてくると思うから。そこから先は、社会に出ようが研究に生きようが、全て自分次第で好きな道が選べるよ。もちろん運が一番大事なのは言うまでもないけどね。
追記
違ったような角度から同じこと書いてる人がいる。
追々記
言及した人から抗議を受けたので一部記述を削除しました。
1文字5円、卒論に代行業者…大学は「見つけたら除籍」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
卒論作成サービスが話題になっていたな。半数が法学関係だって。
あんまりそれ聞いてびっくりしなかったな。
理系だと実験やらなんやらで具体的な数値とかが要るのだろうが、
文系、特に法学系は雑誌などで学者のえらいさんに論述されている場合が多いので、
学士論文で別に書くことなくね?というあきらめに近い感情と戦わなければいけない。
ただ、適当に書こうと思えば書けないことはないと思うから、外注に抵抗感はなさそうだな。
さすがに根拠となる法律やら学説やらを引っ張り出さなくちゃいけないけど
ネット上に参考資料はごろごろあるので理系や、ほかの文系より書きやすいと思うよ。
論文がごろごろありすぎて「他人の論文をコピペすんじゃねーよ」と突っ込まれることもないし。
参考資料として使えばコピペしてもとがめられなかったよ。
うちの大学に限ってかもしれないが、指導教授は大学院に行く人間には熱心に論文指導していたけど、
普通の学部生は「まあ4年は公務員試験や教員採用試験、就職活動に頑張んなさい」ってな感じで
それにうちの大学は卒論が卒業条件じゃぁなかったので卒論のないゼミもあったし、
ゼミに入っていない人は卒論を多分書いていないんじゃないかな?
ちなみに自分は(さすがに半年前から資料は集めていたが)丸1日で卒論を書き上げた。
内容は・・・卒論というか、普通のレポート以下じゃね?って感じだったような。
指導教授はろくに内容も読まず、「書いただけでもいいや」と「優」をくれた。
http://www.asahi.com/national/update/0815/TKY200708150274.html
私の推測なんだが、容疑者は、この言葉どおりには言ってなかったのだろうと思う。
実際のやりとりは、こんな感じだったんじゃないかな。
警察官:「君は中央大学の法学部生か。だったら、弁護士になることも考えていたのではないのかね。」
容疑者:「はい。」
(中略)
警察官:「それで、なぜこんなことをしたのだね。」
容疑者:「お小遣いが欲しかったのです。」
この二つの話題を一つにまとめた供述とすると、「弁護士になるため勉強しているが、小遣いが欲しかった」になる。
はてブで話題になっているのを見ると、ネタになると考えた新聞記者の勝利と思えなくもない。
ちなみに、私は弁護士ではなく弁護士になるつもりもない理系の者だが、弁護士法の規定によれば、恐喝のように、禁錮以上の刑に処せられた者は、弁護士になれないことは知っている。
(弁護士の欠格事由)
第七条 次に掲げる者は、第四条、第五条及び前条の規定にかかわらず、弁護士となる資格を有しない。
一 禁錮以上の刑に処せられた者
三 懲戒の処分により、弁護士若しくは外国法事務弁護士であつて除名され、弁理士であつて業務を禁止され、公認会計士であつて登録を抹消され、税理士であつて業務を禁止され、又は公務員であつて免職され、その処分を受けた日から三年を経過しない者
五 破産者であつて復権を得ない者
弁護士になりたかったら、悪いことはしないということですな。
まずは、お忙しい中、何の関係も無い通りすがりの一市民に過ぎない自分に
わざわざ時間を割いて回答して下さった白田先生に感謝を。ありがとうございます。
自分は日記やHP等は持っていないので、はてな匿名ダイアリーを利用させて頂きます。
いかんせん初めて使う上、システムを把握していないので読み辛い点が多々有るかと
思いますが、自分の長文に付き合って頂けたら幸いです。(それ以前に自分の日本語が酷い
文責:渡辺亮
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http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20070617215938
「確かに。で、何をすればいいんだ。」と考え
http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/indexj.htm
掲示板、フォーム等を探すも見つからないので
宛:白田 秀彰様宛
書き込まれてまして、其れを読んで興味を持ちました。
以下のページです。
http://anond.hatelabo.jp/20070617215938
それで聞きたい事と言うのは、トラックバックやブック
「それで、一般大衆は何をすればいいのでしょう?」
前述の演説では、その点が記載されていなかったので
「何処其処に書いてあるからコレを読んでくれ。」等
お手数ですが、御教授お願いいたします。
以上です。返信お待ちしております。失礼いたしました。
こんばんは。ロージナ茶会総統の白田です。
大学の講義が月、火、水と休むまもなく連続しているのでようやく落ち着いてメールに返事できる状態になりました。
>
> 書き込まれてまして、其れを読んで興味を持ちました。
> 以下のページです。
> http://anond.hatelabo.jp/20070617215938
大変、たくさんのブックマークがついていて、評判になっているようですね。ガクブルです。ただ、まあ、おおよそそういう趣旨のことをしゃべったのは事実ですので、否定はしません。ただし、実際には、あそこに掲載されているように美文で滔滔としゃべったわけではないんですよ。
> それで聞きたい事と言うのは、トラックバックやブック
>
> 「それで、一般大衆は何をすればいいのでしょう?」
>
> 前述の演説では、その点が記載されていなかったので
> 「何処其処に書いてあるからコレを読んでくれ。」等
> お手数ですが、御教授お願いいたします。
>
> 以上です。返信お待ちしております。失礼いたしました。
まずですね、私のWebサイトの『もうひとつの著作権の話』をみんなに読んでいただきたいです。中学生でも理解できるように書いた文章ですが、それですらちゃんと読んでいない人がいるというのは、書いた本人にしてみれば大変残念なことです。また、私の書いたものを少しも読まないのに憶測で批判したり切って捨てたりする人が ネットワークに多数いることも、改めて
実感しました。
私自身は、実際のところちょっと絶望しているのです。あまりにも一般の人たちは身勝手で自分の都合ばかりを優先させます。でも、それは仕方がないことなのです。
でも、私一人のことであるなら、私一人でなんとかやっていけます。ですから、「他者に頼らず、他者を恨まず」で進んでいこうと思っています。
上記の文章を読んで、わからないことを明らかにしたり、さらにより複雑な思考に進みたいひとは、ロージナ茶会第二期(略称 ネオ茶会)に参加してみてください。 あるいは、一橋大学冬学
期に法学部で開講されている「情報法」にモグりで参加してくださることも大変うれしく思います。実際のところ、私の構想の全貌を理解するためには、「情報法」の講義を受講する必要があると私は思います。
また、20-30人の方が集まって私の話を聞いてくれるのなら、私が出て行って講義し質疑応答してもかまいません。ただ、その場の手配など、どなたかにしていただけないと、私にはそうした事務的手続きをする時間的・金銭的余裕はありません。
どうも、ネットワークには私の名前をかたる偽者も現れているようです。しかし、このメールは確かに私、白田秀彰の書いたものです。もし、渡辺さんがネットワークに対して発言力のある人ならば、このメールでの私の真の意向を皆に伝えていただければ幸いです。
私自身も事態を収拾するために、自分のWebページで声明を出そうと思っていますが、とにかく大学の仕事が忙しくてなかなか時間が取れません。最悪、夏学期の試験後になってしまうと考えています。
文中にある「もう一つの著作権の話」はこれの事を指している様子。
http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/another.htm
http://aozora.gr.jp/cards/000021/card196.html(青空文庫)
「丸々コピペは引用とは言わないんじゃねーのか。。。」(まとめるだけの文才が無い)
とか思いつつ、「もう一つの著作権の話」を読んでいる。そんな所です。
以上です。長文失礼いたしました。
代替案のある生活 > なぜ、東大が一番なのか? : ITmedia オルタナティブ・ブログ
早稲田大学出身の竹下登と竹下派経世会をそれで敵にまわしたといわれている。
宮澤が竹下登と初めて会ったときに「(東大法学部の)何期生ですか?」と尋ね、
そして宮澤は「じゃあ、政経(政治経済学部)ですよね?」と言い、
宮澤は竹下のことを鼻で笑ったという。
また、温厚な竹下が、宮澤から「貴方の頃の早大商学部は無試験だったそうですね」といわれたことを
「許せない」と言っていたというエピソードを、
極東ブログ: [書評]私、おバカですが、何か? 偏差値40のかしこい生き方(深田萌絵)
本当に食べていくだけで精一杯だったんです。そんな鼻つまみ者扱いが、
大学が決まっただけで「あ、早大生なんですね」って周囲は好意的に受け入れてくれるようになったんです。
決して「早稲田大学が日本一の大学です!」、「学歴がすべてです!」なんて思っているのではなく、
ある程度の大学にいるというだけで、社会的な信用度が大きくなり、
有名大学って入ってみるとお得な身分だなって、つくづく思います。
それまでの「え、○○短大卒なの?」って眉をひそめられていたのとは違う現実を突きつけられる。
社会って、不思議な世界で、私は短大のときの私と何か変わった訳でもないのに、大学の看板があるだけで扱いが変わるんですね。
「社会は、人々に機会を均等に与えるべきだ」という理念があるはずなのに、現実はまったく違います。
でも、大学の看板ひとつで、今まで得られなかった幸運やチャンスが巡ってくるなら、有名大学に行くのって悪くありません。
例として、ある人が難関大学卒であった場合、その人が学力においてだけでなく、人格的にも優れてると思い込んでしまうケースが挙げられる。
また、有名人やタレントを通じたCMや広告がその商品やサービスを実際に使ったりみたりした事がないにも関わらず、良いイメージを与える。
それによって購入意欲を刺激したり、購入したりする。
何を笑うかによって、その人の人柄がわかる。
マルセル・パニョル
不作法な人々はしばしば笑うが、微笑まない。
反対に、躾の良い人々はしばしば微笑むが、決して笑わない
大笑いをするな、
多くのことに笑うな、
しまりなく笑うな。
其の人を知らざれば、
其の友を見よ。
一浪ニ留でCランク大学の法学部政治学科を卒業して、一年間ほぼひきこもり(不定期でウェブ媒体でのライター仕事)。
こんな状態から就職を目指すにはどうしたらいいんだろう。就職活動のネットワークから完璧に外れているので、情報がまったく手に入らない。ハローワークに行けばいいのかな。
知り合いで東大の経済出てから、どうしても理系の研究がしたくて東大の医学部の大学院に行った人がいるよ。
物理って分野にもよるけどものすごい頭のいい人が集まってるから、「面白い」程度では厳しいかもしれないけど、いざとなれば色々な応用分野があるし、頑張ってみたらいいんじゃないかな。
むしろ東大法学部の方がこれからどんどん将来性無くなるような気がするしね。
いっそ留学するというのも一つの手かも。
アメリカなんかのほうが(もちろん大学、学部によるけど)はるかに高等教育のシステムが合理的で効率がいいから、スタートが遅れても同じレベルに到達しやすい。
でも1年でとった物理の授業がめちゃくちゃ面白くて、物理にはまった。もはや法学よりも物理学を勉強したい。ついでにいえば日常では高校時代からLinuxをいじくりはじめて、C言語にはまり、現在はウェブアプリケーションの製作を趣味でやってる。こっちも理系的なものだけど、もっとUNIXとかプログラミングの根幹を学んでみたいという気もある。
どちらにせよ理系にいきたい。もう一年駒場にいれば全科類枠つかって理学部にいけるんだよな(今の状態だと理学部の要望科目満たしてないから無理)。法学部いったら人生としてはハッピーなのかもしれないけど、僕は理学部にいって学者になりたいな。とりあえず月曜日教務課にいってこよう。
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「失礼します」
こんこんと2回ノックをしてからドアを開け、僕は面接室に入った。むだに広く、がらんとした感じの部屋だった。綺麗に拭かれたガラス窓の向こうにはヒルトンホテルが見えて、その向こうには都庁が靄のようにけぶる小雨の中に建っていた。
僕は背筋を伸ばし、用意された椅子のある場所まで歩いて立ち止まると面接官に対し、深くお辞儀をした。そして「ぶっ殺してやる!」と威勢良く啖呵を切ると、席に着いた。そして椅子に腰掛けると、おもむろにゲロを吐いた。これで第一印象はバッチリだ。
面接試験では、まず面接官にインパクトを与えることが重要だ。面接官は一日に何十人もの大学生を相手にしているから、同じような問答の繰り返しには飽き飽きしているのである。僕はゲロを吐きつつも、自己紹介を始めた。「亜細亜大学法学部卒の山西です!人を不快な気分にさせるのが得意です!趣味は飲尿です!」
面接官は僕の自己紹介を聞いた後、しばらく黙って僕の履歴書に目を落としていたが、やがておもむろに顔を上げて言った。「どうしてウチの会社に入ろうと思ったの?」
こういった類の質問に対して、例えば会社の大きさだとか職場環境だとかを、志望の理由として挙げてはいけない。それは消極的だし、保守的な回答である。
「それは…」 僕は少し間をおいてから、「亀の甲羅を利用した占いの結果です!」と元気に言ってそのあと間髪入れずに屁を2回こいた。
こういった発言をすることによって、普段から現実世界を離れて、スピリチュアルな呪術の世界と深い関わりを持っていることをアピールできるし、また、そのあとに屁をこくことによって屁の臭さをアピールすることができるのダ。
そんな風な問答がいくつかあり、やがて面接は終わった。帰り際に面接室の壁を思いっきり殴って、それから「このクソヤローども!オマエらなぞヌゲルゲスに喰われちまえ!」と言って、最後に「失礼します」と言って丁寧に頭を下げてから退室した。
エレベーターで1階まで降りてロビーを抜け、ビルの外に出ると雨は止んでいた。僕はひらきかけた傘をとじて、風の中を歩き出した。
数学科のひとに、数学でケンカしたいと思いますか?法学部の人に、日本の法律についてウンチクたれたいと思いますか?
……なんで教育学部の人に、教育に対してケンカを売ろうとする人が多いのだろう、と思います。居酒屋レベルでないところで教育についてウンチク垂れたいなら、せめて教育六法読んでから出直して来い。社会教育と学校教育と生涯教育の違いくらい自分で定義できるようになってから文句を言え。
教育学部にいると、最近の教育に対する不平不満をなぜか「分かってないお前らに俺が教育してやる」といわんばかりの上から目線で、まるでそれが世界の常識のように語る人がいるのでうんざりします。