はてなキーワード: 変調とは
学校でさ、このページにはアクセスできません、みたいな規制があるじゃない?
オレさ、思ったのよ。
で、実行したんだけど、うん、見られなかったわ。
どういうシステムでそうなってるのかわからないけど、もしかしたらプロキシサーバと思われるサーバには接続できないのかもしれん。
で、もうひとつ考えたのよ。
普通のサイトは普通に見られるんだから、オレが今日作ったサイトにもアクセスできるじゃん?
だから、cgi を経由してページ内容を書き出せば、あたかもオレのサイトからデータを取得しているように見えるじゃん?
で、コード書き始めてわかんないとこあったからググったらさ。
あったね、普通に。ウェブプロキシとか、CGI プロキシとか言うんだね。
知らなかったよ。
したらさ、見られないの!アクセス規制にしっかりひっかかるの。
で、また考えたんだ。
これが規制されるのは恐らく文字列からページ内容を推測して規制しているんだろう。
って、そうしたら自ずと答えは出るじゃん?
つまり、サーバからのダウンロード時は文字列ではないデータ・・・まぁ暗号化でもなんでもしてクライアントで元に戻せばいい。
変調・復調ってやつか。
で、そのコードを追加しようとして気づいたのよ。
暗号化モードで接続するっていうチェックボックスがある!なんだこれ!
チェックいれてリクエストしてみたら、いったね!
で、どうやってるんだろうと思ってサイトのソース覗いてみたのね。
文字列が見える!
オレ、てっきりクライアントサイドのスクリプトで元に戻してると思ってたから本当にびっくりした。
あぁいや、document.write している可能性もあるか。そこちょっとわかんないな。
オレの予想が外れていたのか、それとも何か特別な方法で通信しているのか、誰か教えてくれないか。
http://anond.hatelabo.jp/20080718034613の人も書いてるけど、君らみんな「得体の知れないもの」を怖がりすぎだ。
まず最初に言っておくけど、知的障害と精神失調は違う。後者は「理性が通じない」という点でたしかに怖い。でも前者は、「成人相当の知性が発達していない」だけで狂気ではない。子供とおんなじで、語彙が少なくて巧くコミュニケーションが取れなかったり理性の箍が弱いから癇癪起こしたりする人はいるけど、基本的に話せば通じる。
あと肉体的障害は外見が歪んでいたりするから恐ろしげに見えるかも知れんけど、体が正常に動かなかったり声が巧く出せなかったりする以外は普通の人。
知ってる中で一番の重度障害者は一人じゃ車椅子にも乗れないし発音も指差しもできないから50音表を順に指差してもらって合致する文字で頷くだけという超スローコミュニケーション状態なんだけど、髪を金髪にし独り街へ出掛けては外食で店員に食べさせてもらうアクティヴな人だった。やろうと思えばここまでできるんだ。
まあ、そうは言っても自閉症のように「精神構造がちょっと違う」人とか、長いこと歪な環境を強いられた結果精神にも変調を来してしまう人はいるかも知れない。ただまあ、普通に障害者団体なんかで社交的に接することができるなら大丈夫だと思うよ。
「障害者だから優遇/冷遇される」問題は色んなところにある。本当は「健常者のようにできないことは当然」と認めつつも「だから全部やってもらう」にはならない関係性というのが必要なんだけど、日本ではまだまだそこまで行ってないのが現状。できないからと責められるのも、周囲に依存してしか暮らせないのも不幸なことだよね。
一戸建ての家屋ともなれば普通に同軸端子が各部屋に設置されていると思う。
ウチの場合は2世帯と言う事もあり端子数12、設置TV10台。
デジタルBSが見たかったから、デジタル地上も対応の10~2150MhzのTV&BSCSブースターに置き換え分配機も同様の規格に。
あわせて8万ぐらいした。
X-dayが来たら、残りの8台にチューナー設置か買い換え。
元から有るリモコンなんかは画質設定にしか使えなくなる。要するにゴミ。
本体買い換えてゴミに出す料金なんて負担してくれないし。
今更ながら何というナンセンス。
マスプロさんや八木さんが個人向けに、出力が同軸の変調機能搭載ブースター作ってくれたら全周波数帯対応のチューナー回路なんて高そうだけど、買うよ。
ブースター部分交換するだけで重いブラウン管ずらして、いちいち設置する作業から解放されるんだから。
お年寄りがようやく覚えたカセットデッキの使い方をライン1に変えてから・・なんて教え直す必要すらない。
こういう環境なら流石にデジタルコピーで著作権料云々なんて言い訳がましい事言えないでしょうし。
だってアナログ信号だもの。今まで普通に出来てた事なんだから。
家庭内で、UHF信号に変換してコンポジットを飛ばす機械があるのを思い出した。
もちろん、CSチューナー1台で複数TVで見えるようにする物。今でも売ってる、完全合法な物。
誰も望んでない革命なんて誰にも必要とされていないってことじゃないの、ほんと。
おぼろげに書いたことに対してつっこみを入れてもらい、だいぶ今の気持ちがわかってきた気がする。
気分変調や意欲減退を引き起こす、脳内物質の変調といった内因的な要素と、何もできなくてうまくいきそうもない現実があって、それから逃避し、甘え続けているといった外因的な要素は、相補的に絡み合い、大局的にみたときの「うつ」という状態を悪化させているのだと思う。その悪循環を解消するためには、自分の理性ではどうにもならない生理的なものと、現状に甘えてしまった結果もたらされるものを、線引きして考える必要があるのだろう。また、うつ状態が長期化してしまう原因として、ある程度回復してきたときに、再びスタートラインに立って現実を見すえなければならない、という恐怖から、退避した現状のままでいることに甘んじてしまい、うつから立ち直りたいという気持ちに矛盾を引き起こしてしまう。
今の自分の精神状態を考えれば、投薬のおかげで、精神医療から見たうつ状態に対してはある程度の決着がついていて、否応なくおとずれる調子の波を感じ取り、自分なりの対応をすることもできるはずである。あとは自分に対する甘えに立ち向かっていかなければならなくて、だからこそ、体育会的な自己啓発論にすがりついてでも、なんとかしたいという方向に気持ちが向きつつあるのだと思う。
100エーカーの森のどこかで少年とクマが遊んでいる。表面的には純粋無垢な世界であるが、我々専門家グループが詳細に観察すると、この森には発達上の問題や心理社会的な問題が気づかれず未治療で放置されている。表面的には純粋無垢な世界である:クリストファー・ロビンは忠実な動物の友達に囲まれて美しい森に住んでいる。何世代もの読者がA.A.ミルンの「クマのプーさん」の話を優しくあたたかい物語として楽しんできた。しかし、時とともにとらえ方は変わり、現代の発達障害の専門家である我々のグループから見ると、これはDSM-IVの診断基準を満たす重大な問題を持つ動物たちの物語であることが明白である。我々はA.A.ミルンの作品を徹底的に読み、100エーカーの森の住人たちの診断を行ったのでそれを紹介する。医療関係者にこの物語には暗い裏側があることを理解してもらえたら幸いである。
まずプーから始めよう。このかわいそうなクマは2つの問題を合併している。もっとも目立つのは注意欠陥多動性障害(ADHD)の不注意優勢型である。また、例えばプーが雨雲に変装してハチミツをとろうとするなど愚かな考えを起こしたりすることから、我々はプーに衝動性の問題もあるのではないかと議論した。しかしながら、我々は、この行為はむしろ彼に合併する認知障害によるものであり、ハチミツに対する強迫的執着がそれをますます悪化させていると判断した。ハチミツに対する執着は、当然ながら彼の肥満の原因にもなっている。プーの食べ物に対するこだわりと何度も数を数える行為は強迫性障害(OCD)を疑わせる。ADHDとOCDを合併していることから、プーは将来トゥレット症候群を発症するかもしれない。また、プーは脳味噌がからっぽだと描かれている。しかし、クマの頭の周囲の長さの標準値がわからないのでプーが小頭症なのかどうか診断することはできない。プーの脳の発育が悪いのは物語の中に書かれていることが原因かもしれない。物語の最初のほうで、プーは(クリストファー・ロビンに)階段をひきずられて後頭部を何度も階段にぶつけている。彼のその後の認知障害はクマにおける一種の揺さぶられっこ症候群 によるものなのだうか?
プーには治療が必要である。我々は薬物療法が有効だと考える。プーに少量の中枢刺激薬を飲ませてみたら彼の日常生活がどんなに改善するだろうと考えずにはいられない。メチルフェニデート(リタリン)の服用を含む適切なサポートによって、プーは適応性が高くなり、多くの仕事がこなせるようにるであろう。そしてたぶん、もっと多くの詩を作って覚えていられるようになるかもしれない。
僕は薬をちょっとだけ飲む
薬は僕をちょっとだけ良くする
薬は僕をちょっとだけ良くする
悪くはないね
ピグレットはどうだろうか? 不安で、顔を赤くし、狼狽する、かわいそうなピグレット。彼は明らかに全般性不安障害である。もし彼が子供の時にきちんと診察と診断をうけたなら、パロキセチン(パキシル)のような抗パニック薬を処方され、"ゾゾ"(ゾウ)をつかまえようとした時のような心理的トラウマに悩まされることはなかったかもしれない。
プーとピグレットは、彼らの隣人イーヨーの慢性的な気分変調症により、二次的なセルフ・エスティームの低下を生じる危険性もある。このロバはなんとかわいそうな毎日を送っているのだろう。イーヨーの気分変調症が遺伝性・内因性のうつ病に由来しているのか、あるいは以前の心理的トラウマが彼の慢性的な否定的考え方、元気のなさ、失感情症の原因になっているのかの十分な情報は得られていない。イーヨーには抗うつ薬と個人精神療法が大いに効果があるであろう。少量のフルオキセチン(プロザック)の使用でイーヨーはシッポを失った事件のトラウマから解放されるかもしれない。もし彼が食べるアザミに混じって、セント・ジョーンズ・ワートがちょっとだけ生えていたら、森にはイーヨーの元気な笑い声がひびきわたっていたかもしれない。
かわいそうなオウルについて我々発達障害グループの意見は一致した。彼は非常に頭がいいが、読字障害(ディスレキシア)を持っている。彼が言葉の能力の欠点を克服しようとする痛々しい努力は、我々が毎日目にする読字障害で悩んでいる人々のそれと同じである。彼の障害がもっと早く気づかれて、徹底的なサポートが受けられていればよかったのに!
我々はルーのことを特に心配している。我々が心配しているのは彼の衝動性や多動ではない。これらの症状は彼の年齢相応である。我々はルーが育っている環境を心配しているのだ。ルーは片親の家庭で育っており、これは彼の将来に問題が生じるリスクを高めている。我々はルーが将来不良少年になって夜中に森の中をうろつき、ウイスキーの割れたボトルとアザミの煙草の吸い殻をあたりにまき散らすのではないかと予想している。我々はもう一つの問題からも、それがルーの将来の姿として十分にありうることだと考えている。ルーの親友はティガーだが、彼はルーにとって良いモデルではない。つきあう仲間は将来に大きく影響する。
ティガーは社交的で親密だが、危険な行動を何度も繰り返す。例えば、彼は初めて100エーカーの森に来た時、見たことのない食べ物を衝動的に食べてしまっている。ちょっとした挑発にのり、ハチミツやドングリ、はてはアザミまで食べてしまった。ティガーは自分の実験が後でどんな結果をもたらすのかをまったく考えていない。後に彼は高い木に登り、他の人の邪魔になるとしかいいようがない行動をとっている。ティガーはルーを危険な目にあわせる。我々のグループはティガーにはどんな薬がもっとも効果があるかを議論した。何人かは彼の問題行動は明らかに多動と衝動性によりもたらされており、中枢刺激薬が必要であると主張する。また、何人かはクロニジン(カタプレス)単独、あるいはクロニジンと中枢刺激薬の併用が有効なのではないかという。残念ながら、これらの薬物の効果はヒトでしか試されたことがないので、トラにも有効であるかどうかを科学的に判断することはできない。
たとえ我々がティガーを治療できたとしても、片親のもとで育っているルーの将来には問題が残ると思う。カンガはちょっと過保護すぎる。カンガのルーに対する独占欲は以前に社会保障サービスに逃げ込んだことがあるのと関係しているのだろうか? カンガの将来 はどうなるのだろうか? 彼女は何人かの男性と一時的な関係を持ち、その結果妊娠して生まれた子供達の世話をするのに疲れ、財政的困難に直面して、年老いていく可能性が高いと考える。しかし、我々は悲観的すぎるかもしれない。カンガは立ち直る力のある数少ないシングル・マザーの一人かもしれない。 ひょっとしたらカンガは高校の到達度テストに合格し、大学を卒業し、さらにはMBA(経営学修士)を取得するかもしれない。そして、カンガはいつの日か100エーカーの森を買い取り、1軒50万ドルもする高級住宅地に変えてしまうかもしれない。しかし、教育を評価せず、女性の強いリーダーシップを認めない(100エーカーの森の)社会の中ではそのようなことは実現しそうにない。
100エーカーの森では、小さな1人の少年、クリストファー・ロビンが強いリーダーシップを持っている。我々は今のところクリストファー・ロビンには診断しうる問題を認めないが、いくつかの点について心配している。この子が動物と話をすることに時間を費やしていることは言うに及ばず、両親の監督の完全な欠如には明白な問題がある。我々は物語の中で学業困難の初期のサインを見いだしている。また、E.H.シェパードの挿絵を見ると、この少年は将来、性同一性障害に陥る可能性があると思う。我々のグループの中の精神分析に重点をおくメンバーの一人は、彼がクマのぬいぐるみにウイニー・ザ・プーという風変わりな名前をつけたのにはフロイト的意味づけがあると言う。
最後にラビットにうつろう。彼は非常に尊大にふるまう傾向があり、まわりの者(しかも多くの別の種類の動物たち)と非常に親密な関係で友達がたくさんいると妙に信じ込んでしまうところがある。ラビットはしばしば他の者の意志を無視して彼らを新しいグループに組織し、彼自身はその頂点に君臨しようとする。我々は彼には明らかに病院の上級管理職の適性があると思うのだが、彼はその天職につく機会をのがしている。
森のどこかで少年と熊が遊んでいる。残念ながらこの森は実際には魅力的な場所ではなく、発達上の問題や心理社会学的な問題が診断されず未治療のまま放置されている幻滅するような場所である。彼らが小児発達クリニックに”てぁんけん”(探検)に来なかったのは残念である。
電話をとったのは、家族の長であり、一家の大黒柱を自負する失職中の夫。夫は、犯人の声を聞き、息子が誘拐された事を即座に理解すると同時に自分の命よりも大切な息子を失う未来を想像し恐怖に襲われながら、毅然とした態度で答えた。
「じゃあ、息子は諦めラメロスペシャル」
「待て。他の条件ならのもう。みのもんた以外の条件だ」
「みのもんた以外の条件はのめない」
それから夫と犯人の押し問答が繰り返されるが、犯人の要求は断固として変わらず、挙げ句には「みの」「みのも」「もんちゃん」「みもんた」などの呼び方を使い始め、夫は戸惑うばかりであった。そのやりとりはおもいっきりテレビが終わるまで続いたが、犯人は「また明日連絡する」とだけ言い残し、電話を切った。
夫は緊張と疲労でその場に崩れ落ちた。
後に夫は語る。
「腸が煮えくり返るような犯人への怒りと、首筋に氷を押し当てられたかのような息子を失うことの不安を同時に感じていました。まさに冷静と情熱の間でした。いや、とにかく、恐ろしかったです」
呪泥怨愚から二回目の電話。電話をとったのは依然失職中の夫。今度は傍らに妻が、そして周囲には警察がいた。
「何度も言わせるな。みのもんたは無理だ。息子を返せ」
「それなら取引はお終いだ」
警察からの引き伸ばしてのジェスチャーがされる。事前に犯人との会話を出来るだけ引き伸ばすよう説明を受けていた夫だったが、極度の緊張と、息子を思い一睡もできなかった事による疲労の蓄積が、彼に冷静な判断をさせなかった。
夫は受話器に向かって叫んだ。
「お終いも獅子舞もあるか! 息子を返せ! さもなくば、さもなくば」
激昂する夫に、止めようとした警察も、泣いていた妻も注目し、その後の言葉を待ったが、別段考えがあったわけでもない夫は恥ずかしそうにもごもごと呟いた。それぞれは持ち場に戻った。
「さもなくば、息子は帰ってこない。みのさんを連れて来い」
とたん、警察が動き出す。ピザ屋に偽装した刑事は傍らのラーメン屋のバイトに偽装した刑事と素早く情報を交換する。「逆探知は」「携帯電話から。近くです」「連絡!」「もうしてます」「よし」「発見しました」「早いな!」「しかし」
警察の大人数を導入した捜索により、電話開始より12分で犯人の携帯電話を発見した。
しかしそこに犯人の姿はなく。電柱にくくりつけられた携帯電話と、携帯電話にセロテープでくっつけられた糸電話があるだけだった。糸電話の向こうに犯人がいるはずと糸を辿り走り出した若い刑事は現在行方不明である。
三日目。まだ電話はかからない。
電話機の前に、腕を組む夫、泣き続ける妻、声を潜めて何事かを話し合う警察の面々が揃う。
テレビにはみのもんたが映っている。わずかに眉間に皺を寄せ、悩み相談の声を聞いている。
夫は憎憎しげに吐き捨てた。
「悩んでいるのはこっちの方だ……」
そのときだった。
顔を伏せて泣いていた妻が、電話に飛びついた。電話機を抱え、いつの間にか手に持っていた耳かきで、止めようとした警察と夫を牽制する。
妻は血走った目でどこかにコールする。やがて、コール音が止むと、妻の目はまた潤み始めた。
「みのさんですか?」
「何か、お悩みですか。奥さん」
妻は泣きながら、息子が誘拐されている事をみのもんたに話した。警察は電話を止めさせようとするが、妻は既にみみかきを半分以上耳の中に入れていて、危なくて近づけない。夫は大人しかった妻の言動に驚くばかりであった。スタジオにいた芸能人達も、突然のハプニングに騒然とした雰囲気となるが、みのもんただけが表情を崩さず、冷静な声色で相槌をうっていた。
「それで」「うん。それは酷いね」「そう」「なるほど」「奥さん、偉いよ」「わかった」
妻が語り終えた後、泣き声が止むのを待って、みのもんたはやさしく声をかけた。
「それで奥さん。どこにいけばいい?」
妻が息を呑み顔を挙げ、テレビの中のみのもんたを見た。夫も警察もモニターを凝視して、ぽかんと口を開けている。モニターの中のみのもんたは、そのどこを見ているかわからない危うげな目線で、確かに妻を見ていた。そして、みのもんたはスタジオをあとにする。テレビカメラがそれを追いかける。みのもんたは迷いなく日本テレビの階段を上っていく。みのもんたはエレベータを使わない。一歩一歩踏みしめるのが好きなのだという。そうやって生きてきたのだ、恥ずかしそうにインタビューに答えた事がはるか昔に一度だけあった。
みのもんたは日本テレビの屋上の扉を開け、吹き込んだ風に目を細める。そこには既にミノコプターが用意されている。
「呪泥怨愚だ。そのまま、真っ直ぐ東に飛べ」
突如、ばりばりという音が響き渡り、驚いて夫と妻が家を飛び出すと、黒光りするミノコプターが目の前の道路に着地するところだった。強風に目を細めながら、夫婦は見た。ミノコプターの扉が開き、そこから最愛の息子が降り立つのを。
しかし、そこにみのもんたの姿はなかった。
「息子さんが戻って、本当に良かった」
「ありがとうございます。あなた方のおかげです」
「いえ。今回警察は何もできなかった」
「そんなことは」
「そんなことはあります。奥さん。我々はあなたにしてやられてしまった」
妻のコーヒーのカップを持つ手が止まる。まだ夫は刑事の言葉を理解できない。刑事は止まった空気を振り払うように手を振り、にこやかに笑う。
「いや、奥さん。そんなに睨まないでください。私は私の見解を述べているだけです」
「ですが、聞いてください。これは刑事の独り言。ある事件の顛末です。子供の誘拐から始まったその事件の犯人は母親だった。もちろん誘拐は狂言。最初の電話も母親。パート先に記録が残っている。出たのは夫だ。意味不明な言葉を混ぜる事で、夫にばれないように工夫しているつもりだった。夫は気付かず、事態は思った方向に進む。次からは母親は電話にはでない。電話をしたのは誘拐された息子。母親は息子が誘拐された悲しみで精神に変調をきたした役を演じる。そして、茶番はテレビの中に飛び火する。全てはそのため、みのもんたを引きずり出すため。何故このような手順を踏んだのか。それはみのもんたを試す意味もあった。手の込んだ嫌がらせともとれます。でも真相はもっと捻じ曲がった所にあると思います。私がこの荒唐無稽なストーリィを思いついたのは、私がそのような荒唐無稽な思考を行う人間達を知っていたからです。その人間達は、タモリ同盟と呼ばれている」
「ふふ、ふふふふふふ」
突如笑い声を上げた妻に、夫と刑事はぎょっとする。
「失礼。あんまり面白い事を言われるから。でも、いいんです。好きですよ。そういうの」
「そうですか。一つだけ聞きたい。今みのもんたはどこに?」
「知りません。知る由もありません」
妻は窓の外を眺め、呟く。それは彼女の本当の主人が言った言葉。
「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」
「こんな形で、お呼び出しして申し訳ありません」
「いやいや、驚きました。ですが、こんな形でしか、ありえないでしょう」
「では始めますか」
「では」
互いが互いにマイクを投げつける。
太陽は真上。容赦のない紫外線が二人の男に降り注ぐ。だが二人の男は不敵に笑う。
黒いサングラスは何のためだ。必要以上に黒い肌は何のためだ。
『太陽を制するため』
男達は笑いを止める。
目の前の男は同じく覇道を歩むもの。だが王は独りでいい。
二人の昼の王は、互いに歩き出す。次第に歩みを早め、そのスピードが、空気との摩擦熱が炎となって二人のスーツを焦がす程になった瞬間、二つの影は交錯した。
20年続いた「午後は○○!思いっきりテレビ」が終了。これはその終わりに起こったことだ。
第二回ファック文芸部杯参加
http://anond.hatelabo.jp/20070610215936#
■
もうずいぶん前のこと。当時の彼氏と都内で遊んだ。
テイクアウトの品物が出来るまでの間に、別の買い物をしようってことになったんだよ。
で、つい買い物が長引いちゃって、注文してから20分くらい経っちゃったんだよ。
私が「もう出来ちゃってるだろうし、迷惑になるといけないから早く戻らないと」って小走りしたら、
そいつは「こっちがそんな気を使う必要はないだろ」ってノロノロ歩くんだよ。
それどころか、「そんなところで気を使うんじゃなくて、もっとほかの事に気を使えよw」みたいに言われた。
確かに、そもそも買い物が長引かないように気をつけるのが先なんだけど。
というか本来は、店内で出来上がりを待つべきなんだろうけど。
遅くなったことに気づいた時点で、少しでも急ぐ努力をしようって考えは間違ってなかったと思うんだ……。
んでいざ店についたら、そいつが私を制して
「さっきテイクアウト注文したんですけど」って悪びれもせず店員に声をかけた。
注文した品物はやっぱりすでに出来上がってて、カウンターの裏(?)に保管してあった。
そいつは品物を受け取ると、「どうも」とだけ言ってそのまま店を出ていってしまった。
私も私で、その行動に唖然としちゃって、店員に謝りそびれたままそいつの後を追って店を出てしまった。
店員からしたら、
昼の忙しいときに注文するだけして消えるわ、やっと戻ってきたと思ったら何も言わずに受け取って帰るわの
DQNカップルだったんだろうな。
せめてあそこで私が一言謝っていたら、マシだったのかな。
http://anond.hatelabo.jp/20070828202536#
発端
http://anond.hatelabo.jp/20070828053018#
燃料一号
http://anond.hatelabo.jp/20070828055856#
大燃料
http://anond.hatelabo.jp/20070828125133#
ここまでスレがのびたのはめずらしい!
発端:http://anond.hatelabo.jp/20070828053018#
■
媚びない女は一生独身ですか。(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312564858#)を読んで変なところがツボにはまった。
現在、30代大学院生です。今まで一人、男性とつきあったことがありますが、少しでも私がつらかったことを言うと「甘えるな」と言われました。その代わりその男性は日曜日の午後1時頃に待ち合わせという場合も、寝過ごして午後4時くらいに「ごめん、寝坊したから行けない」ということを、ほとんど毎週していました(携帯に電話しても熟睡しているので起きません)。私がそういうことをされるとつらいと言うと、「いつも仕事で忙しいんだから!!」とキレました。でも、その人は平日でも「仕事だけで一日終えたらもったいないから、午前3時くらいまでゲームをやって寝る」という人でした。
この相手の男性が元彼にそっくり!私とのデートの場合はこの手のすっぽかし(週末昼頃の待ち合わせに現れず連絡も取れず数時間後にようやく今起きたと連絡がある)は2ヶ月に1度ぐらいだったけど、ほとんど毎日のように午前3時ぐらいまでゲームをやって寝るという30代社会人だった。
最初すっぽかされた時(付き合い始めて3ヶ月目ぐらいだった)は連絡もとれないし事故にでもあったのかと思ってとても心配したのだけれど、単なる寝坊だと分かってからはすっぽかされるのがとても辛くて(軽く見られてるとしか思えなかったから)、4度目にされた時に「次にこういうことをされたら別れるから!」と宣言したにも関わらず、3ヶ月後にまたすっぽかし。
宣言通り別れようとしたらさんざん引き止められて「一緒に住めばこういうことはなくなるじゃん?俺は別れたくないから一緒に住もうよ」とか哀願された。どうしてデートの約束も守ってくれない相手と一緒に住む気になれると思うのかほんと不思議。というか、そんなに手放したくない相手ならなんでデートをすっぽかすのかも理解できなくて、強引に別れた。
こんな、数時間単位でデートに寝坊するような男性なんて滅多にいないと思ってたんだけど、いるところにはいるものなのですね(ひょっとしたら同一人物かもしれないけれど……ただ、元彼は『甘えるな』という人ではなかったな)。こういう人、何を考えてるんだろうなあ。
燃料一号:http://anond.hatelabo.jp/20070828055856#
■http://anond.hatelabo.jp/20070828053018#
寝坊に関して言えば別に軽くみているとかそういうわけじゃないと思うな。
多分30歳前後というのは体が変調する時期で大丈夫とおもっていてもおきれなかったり心と体がアンバランスな時期なのだ。
というよりすぐ寝付けたり起きれたりする人間には決してわからないと思うのだけど、
起きれらない人にとってなぜ起きられないのか問うのは、
ボクシングでKOしている人になぜ起き上がらないんだ!とリングサイドから言うようなものなのだ。
酒が飲めないひとになぜ酒が飲めないんだ!?こんな程度で酔うわけがない!とか、そういう感じ。
と、思う。
というか、いずれにしろ、そういうとこで理解しあえなきゃとても一緒にはやっていけないよな。
わかれて正解だったかもしれないけど、そういう自分とは相容れない面はみんなもってるのでどこで妥協するかだけの問題だとおもうな。
それにしても博士でこんなアホみたいな問題に生死感までからめて振り回されるなんて、あたまでっかちって怖いですな。
媚びるとかいうまえにそもそも媚びる相手がいるのかっていう問題だよな。
数時間どころか、アーーーーッ!今日だった!! みたいな。
しかたないから迎えにいく。みたいな。
先用事済ましとくからついたら電話ちょーみたいな。
そういうことはないものですか????
大燃料:http://anond.hatelabo.jp/20070828125133#
■待ち合わせ時間で一喜一憂するのって
それ二〇世紀の人がすることでしょ?
当日連絡取ってなくて、待ち合わせ場所に来たけどいない、どうしよう!っていう。
今じゃ友人との待ち合わせ時間なんて、一応の目安の曖昧なもので、いくらでも修正が効くって感覚が普通だと思うよ。
メッセで会話しながら、待ち合わせ時間になったからだらだら準備を始めるってのがよくある。
うちの周りに怠惰なのが多いってわけじゃないと思う・・・。
この時間じゃなきゃ絶対ダメって滅多にないんだしさぁ。
またそういう適当なことを。
30歳前後が「アンバランス」ならば生まれてから死ぬまでずっとアンバランスだろが。
酒が飲めないひとになぜ酒が飲めないんだ!?こんな程度で酔うわけがない!とか、そういう感じ。
体質なら体質で予防すれば支障ない生活を送れる。
病理なら病理で積極的に理解を求めるべき。
人間にとって必須である睡眠と嗜好的行為である飲酒を同一視することの不自然さは、飲酒のかわりに喫煙を持ってくれば明白。
寝坊に関して言えば別に軽くみているとかそういうわけじゃないと思うな。
多分30歳前後というのは体が変調する時期で大丈夫とおもっていてもおきれなかったり心と体がアンバランスな時期なのだ。
というよりすぐ寝付けたり起きれたりする人間には決してわからないと思うのだけど、
起きれらない人にとってなぜ起きられないのか問うのは、
ボクシングでKOしている人になぜ起き上がらないんだ!とリングサイドから言うようなものなのだ。
酒が飲めないひとになぜ酒が飲めないんだ!?こんな程度で酔うわけがない!とか、そういう感じ。
と、思う。
というか、いずれにしろ、そういうとこで理解しあえなきゃとても一緒にはやっていけないよな。
わかれて正解だったかもしれないけど、そういう自分とは相容れない面はみんなもってるのでどこで妥協するかだけの問題だとおもうな。
それにしても博士でこんなアホみたいな問題に生死感までからめて振り回されるなんて、あたまでっかちって怖いですな。
媚びるとかいうまえにそもそも媚びる相手がいるのかっていう問題だよな。
数時間どころか、アーーーーッ!今日だった!! みたいな。
しかたないから迎えにいく。みたいな。
先用事済ましとくからついたら電話ちょーみたいな。
そういうことはないものですか????
パクった。
や、「しやわせになりたい」だったか「ちょっと憧れてる人と懇意にしたい」だったか、そんなような増田さんの話に「笑え!」とか「興味を示せ!」とか「人のいいところを見ろ!」みたいな増田君の反応があったなー、でもうろ覚えだなこんなのだったかなーまあいいやー、とか何とか思い出して、とりあえず意識的に笑顔で暮らして、社内でも有名な駄目社員(わあヒドいこと書いてるな)でも何かいいところを探してみようーとやってみた。そういうパクり。
いいところ、は見つけられなかったんだけど、でも皆一様に悪く言う人を、一緒になって悪く言わない、ってことができた。これはいいね、心に。収穫だった。
笑顔、は効果覿面。いや自分でもびっくりしてたよ退社する時。すごくいい気分!とまでは言わないけど、最初はあからさまな作り笑いだった(と自分では認識してる)のに、一日頑張ってみてると…いや、半日もそうやって努めて笑顔を考えてるだけで、なんだかずいぶん穏やかになるんだね。
そういや、そうやって、折に触れて努めて笑っていたら、何だか休憩してる時とかお昼ご飯の時とか、普段より会話が弾んだような感じがする。
昨秋、ずっと仲の良かった女性から一方的に別れを告げられ、それきり態度を豹変されて、それはもうヒドくヒドく落ち込んで、恥ずかしい話、身体に変調を来したくらいにベッコベコになってたんですよ。それは今、というか今日まで引きずっていて、普段から何だか一つ浮かない顔ばかりしてたんだけど、何だか明日から、ほんの少しずつでも上向きになっていきそうな気がしたよ。