はてなキーワード: 桃山時代とは
室町時代から安土・桃山時代にかけて、もと貴族の下着であった小袖が、表着として着られました。 美しい絵模様を自由に染め出したものや、刺繍を使ったものなどが喜ばれ、小袖とともに帯が用いられるようになりました。
また明(中国)やヨーロッパから伝えられた、金らん・どんす・しゅらん・サラサ・ラジャ・ピロードなども、華やかな衣装に用いられています。
一般の人たちも、この頃から、綿でつくった木綿を衣服に取り入れるようになりました。 江戸時代には室町時代頃、武士の普段着であった肩衣ばかまが礼服となり上下と呼ばれるようになりました。
しかも、身分は衣服であらわされ、身分の高い人は長上下、身分の低い人は麻の上下を用いました。 武家の女性は、夏は腰巻、冬はうちかけという姿で、唐衣のなごりを留めていました。
一般の女性は小袖の袖が次第に長くなり、美しい模様を染め出した振袖姿が流行するようになり、帯も広く長くなりました。
羽織は武士や金持ちの商人が用いましたが、農民や町人は半天を着ました。 職人は腹巻・ももひきをつけ、その上に半天を着ていました。