はてなキーワード: 栄光への脱出とは
私は普通の働き方をしてない。
正社員で8時間とかそういう時代もあったけど色々あって出来なくなった。
まあ試行錯誤してるときに親の借金問題や死別、そして付随する色々な問題などで家族がバラバラになるはずだった。
なんでならなかったというと切羽詰まった親が自分の家を売り払って(片方が死んでるので当時の価格で売ったら全ての借金帳消しの上数百万手元に残る予定)
人生ハッピーになろうとしていたが、立地と需要がミスマッチ過ぎて頓挫した。
そこら辺で兄弟が各々独立する予定だったので、お荷物の私は従兄弟かあるいは公営住宅で生活するはずであった。
結局兄弟が私を含めて見切りをつけて栄光への脱出を決める前に親が
「他の資産売って兄弟への負担を何とかするし、家事もやるからいてくれんか?」
と頼んだらしい(それでも兄弟は独立しようとしたらしいが目処がついたので現状維持)
私は正直蚊帳の外だったがまあ年を重ねるにつれて皆寂しくなったから家族で暮らすことを容認したみたい。
兄弟も親も昔の覇気や我がなくなりなんとなくの惰性で動いている。
ifの話だが高校選びや就職活動のときに持ちかけられた話に乗って一人暮らしできるようになってたら兄弟とともに家を出てただろう。
もうこれは頭がどうかしたとしか思えない話なのだが、私は小学生のときにその選択を選んだ人生を見た。
それなりの広さのアパートに帰ってきて兄弟と今日あったことを話していると電話がなる。
見たことないが既視感がある番号を見て夢の中の私は嫌な気持ちになりながら電話を取ると向こうから声がかかる。
「〇〇、〇〇。家にこないか?散らかったものとかも片付けたし、お前たちの部屋も前見たときよりきれいだ。
✕✕(兄弟の名前)は連絡するなと薄情なこと言うがお前は気が弱いが優しいし~」
横目で兄弟の顔を見ると臭い顔をした後ジェスチャーで「もう辞めろ」と指示を出した。
私は「もう連絡してこないでくれ。各々自由にやれと言ったのはあなただろ?」と言うと返事を待たずに切った。
そして兄弟と共に親が追ってこれない所に住居を移すことを決める。
場面が飛ぶと若干老けた顔をした兄弟が親が死んだことと遺産相続について聞いてきた。
私は事前に取り決めた通り相続放棄をして家族の縁を切ると言う。
兄弟はようやく肩の荷が下りたような顔をして「やっとあいつと縁が切れて良かった」と言う。
私はその話を聞いてるときに前日に親から涙ながらの電話がかかってきたのを無言でガチャ切りしたのを思い出して、何故か気分が清々していた。
そこで夢は終わった。