はてなキーワード: 岸和田だんじりとは
「そんくらい知ってるよ、車輪のところについてる棒でしょ」と思うかもしれない
たしかにあれは前梃子といってブレーキなのだが、現在ではコーナリングのコントロールに使うものでだんじりを停止させるブレーキは別にある
ちゃんと車輪にドラムブレーキがついていて、ペダルを踏むとブレーキがかかるようになっているのである
「岸和田 だんじり」で検索して出てきた画像をよく見るとだんじり前面の真ん中あたりにペダルがあるのが見えると思う
そこは曳行責任者の立つ場所でいざという時はブレーキを踏んでだんじりを停止させるのである
調べたら昭和38年に警察の指導で安全のために装着が義務付けられたらしい
古くは木の車輪に木の軸を突っ込んで転がしていただんじりだが、近年は木の車輪にドビといういわば軸受ユニットを付けて鉄のシャフトを通している
軸受ユニットにはベアリングを組み込んでみたり、やっぱり玉軸受はよくないとすべり軸受にしてみたり各町会工夫を凝らしているらしい
背景には少子化による曳き手の減少やスピードを求める風潮があるようだが、あんまり軽くし過ぎてもスピードが出過ぎて危ないし曳く醍醐味もないだろうから
そのあたりのセッティングを各町会日々考えて工夫しているようだ
実は私は岸和田出身でもないし、だんじり祭りには行ったこともない
高校の同級生に岸和田のだんじり命マンがいて、彼らは誇張抜きで一年中だんじりのことを考えてるし、話すので一緒にいると自然にいろんな知識を得るのである
だんじり祭りのときは当然学校を休むし、祭りが終わって登校してくると、のどが潰れてしばらくはカスカスの声で話してた
一応高校は進学校の端くれだったし、だんじりの彼もちょっとやんちゃっぽいところはあったものの勉学には非常に真面目で関西の有名私大に進学し国家公務員になった