はてなキーワード: 乾杯とは
マイミクさんの結婚式2次会に夫婦そろって呼ばれて行ってみたものの
受付を済ませると「ゲームで使いますから」とアルファベットのカードを手渡される。
「ふーん」という感じ。
しかし、なんでこんなに女性の数が多いんだろうか・・。
新婦さんの友人なんだろうなぁと思っていた。
男性陣はイケメンばかりが揃って、なんだか妙に派手やかな雰囲気。
招待状にはスーツとは書かれていなかったけど、やたらとスーツを決め込んでる
自分たち夫婦は二次会という事もあり、地味なそれなりの格好で参加。
二次会の開場時間になったので会場内に入ってみると・・場内アナウンスが
「受付時にお渡ししたアルファベットのテーブルの座席にお座り下さい」
そこでまた場内アナウンスが
「えー、今回の座席は新郎と新婦からの強い意向で、他人同士の繋がりを強めて
いただきたく企画したもので、テーブルの変更は認められません」
「男女、入り混じって他人同士で愛を分かち合っていただきたいと思います。特に本日は
新郎方の大学のご友人が多数出席されており、この場で新しいカップルが生まれてより
おめでたい日になることも望みます」
なんじゃそらとしか言いようがなかった。
仕方なく嫁と違う席に座る。
いきなりテーブルの女性陣がめぼしい男性を見つけて話し掛けまくる。
自分は結婚指輪をつけてるので、相手にされず、テーブル席で孤立状態、嫁の方を見ると
沸点上昇中という顔だった。
嫁が席を立ち、こちらへやってくると
「あっちの席、知り合い同士が固まってて話がよくわからないし、入りにくいから席を変えてもらう!」
と興奮しながら受付にテーブル移動の交渉に。
受付に交渉しに行くと、「新郎・新婦の望みですから・・」「皆で仲良くなろうと思って企画してるものですから
ご理解下さい・・」「出会いの場ですから・・・」とガンとして取り合ってくれず。
暫く交渉すると鼻で笑って「ふっ、仕方ないですねー」と夫婦揃ったテーブルにしてくれた。
二次会が始まり、乾杯かと思いきや二人の甘い恋話が15分程度。
ようやく乾杯・・・。
嫁は隣でふくれてるし。
周囲は男女がいかに楽しく会話をしてふざけあってる。
その頃には出来上がったカップルがぞろぞろ連れ添ってバイキング形式の料理を
取りに。その後はゲームが始まったが「各テーブルの男女ペアで話し合って新郎・新婦の
好みを当てるゲーム」というもの。自分達はやるきなし、適当に答えを書いて提出。
その後の事は、自分も気分が悪かったのでビールも進まず食事にも手をつけなかった。
結婚式の二次会とは聞いていたものの、殆どが新郎側の出席者で、独身男女の仲を取り持つ
コンパになってしまっていた。
自分の隣の女性は「あのテーブルの彼、いいわよ」「私、あっちの方がいいかも」とか
「別れた彼はもういいや」「結婚式に来ると結婚したくなるわよね」とかスイーツを食べながら、
後ろの友人女性と話している。
あー・・もう、なんじゃこの二次会。自分らのことばっかじゃん。
同僚と話すのは明日の昼休みでいい。飲み会の時間くらいは無心で上司にくっついていけ。
ただ、酒の席だから無礼講って言われたりするけど、そんなことはまずない。
話す話題がないからって自分からどつぼにはまるようなネタは提供しなくてもいい。
時事ネタとかペットとか、休みの日のこととか、無難なことを聴いて関心ありげなことをアピールしろ。
そして、上司の話は相槌打ちながら堅くない笑顔で、関心ありげに聞かないといけない。
時には謙遜しながらも、結局は上司がすごい人だってことを部下に教えるようなことをしなければならない。
その時は150%の勢いでナイスなリアクションを取らないといけない。
でも、やりすぎると上司が冷めてしまうこともあるからそこは空気を読んでいかないといけない。
あ、あとビールを継ぐのは乾杯のあと、一品くらい口をつけたあとあたりに行くのがいい。
こういうめんどくさいことは先に終わらせておいたほうがいい。
上司が酔っていない間にきちんと挨拶して話題を提供するのがいい。
上司って後の方になったらお湯割りなんて飲んだりするからだんだんビールはいらなくなるから。
二次会はとりあえず顔は出しておいた方がいい。
終電には帰ってもいいけど、その時はすみません的な挨拶をわすれないように。
何がなんだかよくわからないけど、翌朝には「昨日はありがとうございました」ってお礼を言わないといけない。
めんどくさいな、飲み会って。
お酒には飲み方がある。「乾杯」と先輩に言われたら、杯を乾すとかそういう飲み方じゃなくて…味とか喉ごしとか香りとかそっちの方ね。
ビールは絶対喉だと思う。ワインは舌で味わって飲むもの。ウィスキーは味わってから喉の奥がかぁっとなるのを楽しむもの。
日本酒はワインに焼酎はウィスキーにそれぞれ似ている。たぶん醸造酒と蒸留酒の違いなんだろう。
アルコール度数に限らず、口の中でアルコールが気化するとおいしくない。舌がうぇぇってなる。自分は昔そうだった。特にアルコール度数が強いお酒ほど、この点に気をつけて飲まないといけない。逆に言えば、これさえ守れば99度のスピリタスだってうまいと思える。
やり方は簡単で、口を閉じて鼻からも息をせずに飲み込んで、喉の奥まできてから口と鼻を開く、それだけ。最初は鼻をつまんでもいいかもしれない。アルコールが気化したときの舌がしびれる感じはひどいので、口に含むときもなるべく空気が入らない方がいい。
これを覚えれば、日本酒、焼酎、泡盛、ウィスキー、ウォッカ、なんでもこいである。
お酒それぞれに香りが違う。これはくさいとか、フルーティーとか、ほこりっぽいとか。
ワインとかウィスキーとか樽に入れたやつは特に香りが強いので、グラスにいれてくるくる回して、わざわざ香りを立てたりする。
とっても奥が深いらしい。好き嫌いが激しいところでもある。
ちなみにウィスキーと一緒に頼むチェイサーは、香りを再び楽しむために口をリセットするための水で、薄めるための水じゃぁないらしい。
ということで酔っ払うだけでなく、是非飲み方もいろいろ試して欲しい。
逆にこんな飲み方がうまいというのがあれば是非教えてくれ!
電話での売り込みはすごく良い話に聞こえたので、人事担当にここの会社の話を聞いてほしいと伝えた。
だけどお断りされた。なぜだろうと理由を聞いたら
早速見てみたら「みんなありがとう。そんな俺に乾杯。」という感じの自己満足というか
なんか微妙にカッコつけた一人語りのブログだったのでなんとなく納得した。
先日、WEBサイト構築の外注先を探してた。
打ち合わせで、そこの社長は良い感じの人だったので、
その会社のHPをさらに見て、たまたま、そこの社長のブログを見た。
そこでは別の顧客(だと思われる)の仕事進め方を糾弾していた話を展開してた。
うちも下手すると、そう思われたりするんだろうか・・・と思うと、
ならば自分は慎重につきあおうと思うより、この会社と仕事する気がなくなった。
逆もしかり。
エグいことで定評ある会社の方が訪ねてきたとき、やっぱりエグい話をしてきた。
しかし彼のブログでは、日々、犬と戯れて、海や山で、友愛だの世界平和だのを語っていた。
このギャップは一見、面白いのだけれども、(ある意味)人を騙すお仕事の巧みさを感じて軽い寒気がした。
友人の経営者が、どうでもいい類の、ちょっと高級な食い物の写真とか、何処へ行ってきたとかの話をしてたら
社員にはねたまれるし、客には遊んでるように見られて言い訳できないし、で良いことがないと愚痴ってた。
彼の妻からも、あなたのブログは知性が低そうに見える(?)から、やめたらと言われたらしい。
最近では、ラ○ブドアやサ○バーの中の人の有名ブログも軽く炎上してたり。
あれを見られて得することってあるのだろうか?
いいこともあるはずだという意見もあるだろう。
書いてたブログが一時、大人気になった知人が二人ほどいる。そういう時代だったのもある。
一人は有頂天になり、自分のネットワークを自慢し始めた。そして会社を辞めて起業して、そして消えた。
一人はその人気に目をつけたスポンサーからの提灯記事を書き始め、そして人気がなくなり、更新も止まった。
自分にも、今度出版する本を、ブログや記事にしてもらえないだろうかと頼まれたことがあったが
まったくそんな義理はないので断ったし、その頃にはブログをやる気がなくなっていた。
というか、ほとんどの「ビジネスマン」に、ブログを書くことの意義なんてあるのだろうか?
ITやWEBの仕事だからって無理に脳のダンプを外部に吐く必要はない。
というか、正直いうと、その意義はほとんどないだろう。
あったら教えてほしい。
新人君のやったことが正しい?
お前社会に出たことあるのか?
「タバコは苦手」と言うのは正しいけれど、それは友だち同士の話。仕事に持ち込んでどうする。
公共の場って言うけど、禁煙の場所なのか?「会食」「乾杯」ってことは酒の席だろ。普通喫煙可だろ。
ということは、「吸わせない」のは単にこの新人の「嗜好」でしかない。
相手はクライアントだよ。絶対に元増田の会社を使わなければならない決まりはない。
新人なんだから、代替えが利かないとか強固な人間関係を築いているとかじゃないだろ。
意趣返しとかじゃなく、ちょっと窮屈かなぐらいで他社に変えられることもある。
他社に変えないまでも、「あいつ連れて来ないで」ぐらいは普通にある。
そのうちこの新人は与えられる仕事が無くなり、「こんな筈じゃない」「会社が能力を正当に評価してくれない」と言い始める。
「ボクは正しいんだい!」って、お前はガキかって話。
俺は喫煙者。でも、マナーが良い喫煙者と思う。ただ、どうしても言いたい事があった。喫煙者から非喫煙者への文句はタブーとされているとしか思えないので、チキンな俺は増田になってみることにしたんだ。
忌野清志郎さん。神。日本のロックの祖で、彼にしかできない最高の音楽を生み出し続けてくれた人。
日本でホンモノのロックをやる人に、彼の影響を受けていない人を探すのは大変だと思う。
影響力だけではなく、最高のロックを生み出し続けてくれていた。そして、これからも永久に生み出し続けてくれるものと思っていた。
その突然の訃報に、今もネット中が悲しみにくれている。その第一報である毎日新聞の記事へのはてブの一覧をみてくれ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/national/update/0503/TKY200905020212.html
はてブコメントに、ショックの大きさが伝わ・・・あれ、なんか変なのがないか?
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愕然としつつ、彼のその日のブックマークを確認する。
http://b.hatena.ne.jp/mori-yoshiro/20090503
怒りの前に怖くなる・・・
忌野清志郎さんが嫌いな人も居るのかも知れない。そして、その人が非喫煙者という可能性も高いだろう。かといって、これはないんじゃないか?
訃報をねこそぎ探したからには、どれだけ彼を特別に思っている人が多いのか、悲嘆にくれている人が多いかはわかっていて、全部に「喫煙者乙」とタグつけて回ったんだろう。
彼は単純なキチ○イ?犯行声明とか出しちゃうような厨二?
たぶん、違うのだろう。熱烈な嫌煙者なだけだろう。
時々、喫煙に恐ろしいほどの敵意を持つ非喫煙者に会う事がある。もちろんその人に迷惑を掛けたのならば謝るべきだし、迷惑を掛けないようにするべきだ。ただ、自分に迷惑を考えるだけでは許せない、タバコが世界に存在している事すら許せない、融通の利かない嫌煙者というのがいる。彼らは、タバコの話題になると、状況も見ず、論理も考えずに、ただただ否定する。
そして、そのような主張は大概は通ってしまう。
1つ、思い出した事がある。数年前に俺の部下に新卒が入ってきた。頭の回転が速いわけではないものの、真面目でちゃんとやってくれていた。上司・部下の関係もしっかり認識していて、社会人一年生としては充分合格だろう。
ただ、一度だけ、彼が『不合格』となった時があった。
クライアント3人と、新卒、俺の上司、俺の合計6人で会食に行ったんだ。
クライアント3人は全員喫煙者。乾杯が終わってすぐにタバコに火をつけたクライアント。じゃあ、と俺も懐をまさぐる。
「タバコ、やめていただけませんか?苦手なので。」
その新卒の発言、耳を疑った。目を白黒させるしかできなかった。
クライアント側はタバコを消して謝る。いくら俺が、どうぞお吸い下さいと言っても吸おうとしない。まぁ、当然かもしれない。タバコは悪だ。悪に対してやめるように言って、それを否定できるわけはない。たとえクライアントと業者の関係でも。
クライアントと別れた後、俺は当然叱った。しかし、その新卒は「公共の場でタバコを吸うのが非常識だとおもいます」と言い分を変えない。俺もどういえば良いのかわからなくなって、結局その場はうやむやに。ただ、その後は一度もそいつをクライアントとの食事には同行させなかったけど。
俺が転勤になって新卒の彼とは1年だけの付き合いだったが、思い出すに、彼が言う事を聞かなかったのはその一度だけだった。
真面目な彼にとって、タバコはどうしても許せないのだろう。
何度も言うが、タバコは悪だ。
嫌煙者が喫煙者に対して主張すると、反論を受ける事が無い。もしかして、タバコについてだけは無条件に拒否してもいいとおもっていたのかもしれない。
実際、倫理的に、タバコを無条件に拒否していけない場所はないはずだ。
ただ、そういう事じゃなくて、死者に対しての敬意・クライアントを大切に扱う、などの常識を覆すのはやめてくれ。喫煙者としては文句が言えないので本当に困るんだ。
id:mori-yoshiro さん、あのタグは消しておいてもらえないだろうか。忌野清志郎さんが鞭打たれているようで悲しいんだ。タバコの文句でも、売名でも、別のところでやってくれ。
「何かいうことあるんじゃないの?」僕はげんなりとした気分を気取られないように注意しながら、そう口にした。「いえ、ですから、これを。」彼女は困惑した表情を浮かべながら1万円札を差し出してくる。僕は社会人一ヶ月目にして同僚の、だけれど二歳下の女性に惚れて、そしてその二日後に絶望した。
飲み会を行う、そう聞いたときは「もう一ヶ月経つのに、同じ課の新入社員しか面識ないもんな、そろそろ他の人たちとも交流深めなきゃ」と何となく思っただけだった。けれど、その飲み会の内容を聞いたとき僕は驚いて、思わず呟いてしまった。「100人…だと…」
飲み会、それは大学に居た頃には身近なものだった。就職祝い、誕生祝い。そう何かに理由を付けては近くのバーに行き、とりあえずギネスを、時々ハイネケンをマスターに頼み、やたらと背の高い椅子に座って友人と他愛の無い話をした。そんな時間は非常に心地よく、どうでもいい話に笑い、そして時には研究内容について真剣に話し合い、そしてまた笑った。そう、僕にとって飲み会は、変わり映えの無い大学生活の中での精神安定剤。そんな僕には、その100人という言葉がまるで葬式の中の笑い声ほどに違和感を覚えたのだ。
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「あーもう、辻田さん大丈夫ですか!?」そう僕は横の彼女に声を掛けて揺さぶった。「うーん……」「うーんじゃなくて、歩けます?」「うぅ……」飲み会が終わった夜11時、僕と辻田さんは魔都"新宿"を歩いていた。
仕事を早めに上がって集まった午後6時半、魚民をほぼ貸し切り状態にして飲み会は乾杯の音頭と共に始まった。慣れない大人数の飲み会、そして学部卒の人が多く、院卒のじぶんとしては少し居心地を悪く感じていた。しかし、やはり同じ新入社員として共通の話はいくらでもあり、気づいたら楽しく周りと飲み食い大盛り上がりをした。それが悲劇の原因となろうとは、そのときには気づかなかった。
「吉田君、おーい吉田君?」「宮下さーん?この子も駄目だ。」入社一ヶ月、ピンと張った緊張の糸が緩んで、そして同期しかいないこの気軽な雰囲気で飲み過ぎてしまったようだ。「困ったなあ、こんなにつぶれる人が出るとは思わなかったよ。」「いやあ、流石にここまでは予想できないでしょう、どうしようねえ。」飲み会を企画した幹事たちが、飲み過ぎて丸太のように転がった人たちの処理を相談している。周りを見渡してみると、完全に酔い潰れた人が20人は居るだろうか、惨澹たる状況を呈していた。「でもそろそろ店でないと不味いしねえ、頑張ってどうにかしようか。皆さーん、寝てる人を起こして、帰るの助けてあげてくださーい」その号令と共に、潰れてない人たちは各々周りの丸太をゴロゴロと揺すって、よいしょと抱え上げて店を後にする準備をし始めた。
「えー、君実家通いなの!?」そんな悲鳴が聞こえたのはそんな時だった。「ふぁい……すいません……」その声の方を振り返ると、同じ課の辻田さんがぐったりした様子で男に支えられているところだった。「どうしよう、これじゃまずいよなあ」「誰か送ってってやれよ」「いやー、流石に実家まで連れて行くのはなあ」そんな声が聞こえてきて僕はついイラっとしてしまって言ってしまった。「いいです、僕が連れて行きますから。彼女の鞄、それですよね。ちょっとこっちまで持って来て頂けますか?」
僕と同じエコプロダクト課の彼女は、環境負荷を下げる技術についての知識に長けており、エコプロダクト課の開発する商品に惹かれて入社した僕と意気投合して、課の中では一番仲が良くなっていた。そんな彼女を意識し始めるのはそんなに時間が掛かる訳もなく。その彼女を誰が送って行く俺は嫌だとやりとりしている様を見ているのは気分が悪く、自分が送って行くと言ってしまったのだ。
終電間近の電車に乗り込み、彼女と適当な雑談をする。そうこうするうちに、列車は駅に着いて改札を出る。もう自分の家に戻るには間に合わない時間だ。諦めのため息をつきながら、「自宅は町田なんだっけ、大丈夫?」と聞いてみる。「大丈夫ですう」そう彼女は言ったけれど、明らかに呂律は回ってないし、歩みも覚束ない。僕は再びふぅと息をついてから、「分かった、タクシーで帰りな。ほら、これ使って。」と彼女に一万円を握らせた。タクシーに乗って目的地を告げる程度なら、今の彼女でも大丈夫だろう。そう考え、「それじゃ」とそこを後にした。そして歩くこと5分、ふと気がついた。「ここ、どこだ?」
花の金曜日とはほど遠い灰色の金曜日。雲が空を覆い雨粒を垂らす中、僕は2時間歩いて学生時代よく通った漫画喫茶になんとかたどり着き、そこで時間を潰した。そして始発の列車に乗って揺られ、チュンチュンと朝の雀の声をバックサウンドに家の鍵を開け、ベッドに倒れ込む前にメールチェックした。以前、大学生活の時に「今日の朝一に私の部屋まで来て下さい」というメールを昼過ぎに受信してひや汗をかいた経験から、朝一にメールチェックをするのが習慣となっている。すると、メール受信欄に"Tsujita"の差出人が目についた。「流石メール世代、メールでのお礼は早いもんだな」と僕は思いながらメールを開封した。「藤本さん 昨日は申し訳ありませんでした。色々ご迷惑をお掛けしたみたいで……」直ぐに、僕はこのメールに返信しようとメールを書きだした。「辻田さん 藤田です。余り気にしないで下さい。僕は謝られるような事はされていませんよ。」最初は「一万円の事はいつでも結構ですよ」だとか書こうとしたのだけれど、それだとこちらがお金の事をすごく気にしているみみっちい人間だと思われそうで、その下りは削除してシンプルなメールを送った。そう、僕はいつでも余分な事は言わない、紳士なのだ。
朝帰りなんて社会人になってから初めてだな、そう僕は思いながらベッドに潜り横になった。どうやら思っていたよりも疲れていたようで、僕は思ったよりも長く眠ってしまい、気づくと午後6時を回っていた。本当なら今日は食器を買い足しに行こうと思っていたのに、と頭を振りながらパソコンの方を見やると、メールの受信ウィンドウが新規受信メールを知らせていた。また、彼女からだ。
「藤田さん こんにちわ、辻田です。お優しいんですね、ありがとうございました。」
短いメールであったけれど、僕の心は嬉しさで溢れた。
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翌日、彼女からきっと感謝の言葉とお礼がしてもらえると思いながら、少し浮ついた気持ちで会社に向かった。お金は要らないから、今度食事に行こうと誘ったらOK貰えるかな、でもそれはいきなり過ぎるかな。でもチャンスだよな。そんな事を考えるだけで僕はウキウキした気分になる。周りはきっとブルーマンデーな人ばかりなのだろう、だけれど僕だけはハッピーマンデー、平日のハッピーマンデーだ。しかし、そんな僕の浮ついた気持ちは一気に叩き落とされる事となる。カーンカンカン、前方に船影あり、急速潜航準備!
課のブースに入って「はよざいまーす」と挨拶をしながら自分の席に付くと、彼女が目に留まる。挨拶をしながら会釈をすると彼女も笑顔で会釈を返す。それだけで僕のハートはアップテンポのビートを刻む。さあ、コチラに向かってお礼を言いに来るがいい!僕は華麗に「問題ないよ、そうだ、そんなに言うならに今日のアフター飲みに付き合ってよ。いつも一人で飲んでると寂しくてさ」そんな台詞を僕は頭の中で反芻しながら、顔がニヤつかないように書類に目を通すふりをする。しかし、彼女は会釈をした後すぅと自分の席に着いてしまい、肩すかしをくらってしまった。いや、きっと昼休みにお礼を言いに来るだろう。僕は自分に言い聞かせ、しかし彼女の方をチラチラと気にしながら仕事を進めた。
そして迎えた昼休み。僕は直ぐにでも彼女が来るだろうと予想して、少しの間仕事を進めているフリを続けた。エクセルの画面を睨みながら「うーん、予想と少し違ったかなー、過去のデータをもう少し洗い直すかー」などと適当な事を口にしながら。しかし、そんな滑稽な一人芝居をしていても彼女が僕の机の方に寄ってくる気配はなく、気づくと10分も経ってしまっていた。ヤバい、社員食堂はもう一杯になってしまったかもしれない。僕は、慌てて社員食堂へ向かった。
結局、遅れたお陰で休み時間は食堂で食べるだけで潰れてしまい、僕は朝の浮ついた気分が嘘のように沈んでブスっとした顔で午後の仕事を進めることとなった。隣の松田からは「朝はルンルンな顔して、昼は真面目な顔して、午後はむっつり顔か、忙しいなぁ、お前」とケラケラ笑われてしまった。そんな彼の笑い声が僕の斜めな気分を更に急勾配にして、終業時にはもう我慢が出来ない程のイライラに包まれていた。きっと、その時にはイライラという文字を空中に吐き出す事が出来たかもしれない、そう剛田 武-ジャイアンの「ほげ〜」のように。
彼女は次の日まで僕の堪忍袋の耐久試験を続け、その耐久試験に音を上げた堪忍袋の中身をぶちまけに僕は終業後、彼女のもとへと向かった。「……何か言う事あるんじゃないの?」「え、あ!」彼女は一万円を財布から取り出すと僕に渡して来る。僕の体の中を苛つきが駆け巡る。それをダイレクトに彼女に浴びせかけそうになり、僕は黙ったまま自分の席に戻る。すると、タタタっと僕の席に来る足音が聞こえ「ああ、謝りに来たんだな」と僕は思った。しかし、その期待は更に裏切られる。ポケットに一万円札がねじ込まれたのだ。
「ちょっと!」僕は声を荒げ、彼女のポケットにねじ込み返す。「君、失礼だよ!色々と!」もう、僕の理性のブレーキオイルは完全に切れてしまっていた。「社会人たるもの、頂いたものをそのまま返すとか無いわ!」自分が何を言っているのか良く分からないまま、頭の中に浮かんだ言葉をそのまま彼女に叩き付ける。しかし、彼女は憮然とした顔で「じゃあ、一万円分何か買って返せって事ですか?」そんな、彼女の様子を見て僕は怒りを再び沸騰する。しかし、僕は社会人。彼女よりも二つ上。先のように感情のままに暴走しても意味が無い。ぐっと怒りを噛み殺して言葉を繋いだ。「そういう考え方も……あるよね。でも、本当にそう思ってるなら、その一万円を持って早く帰ってくれないかな」「なんで……そんな冷たい事を言うんですか?」彼女は先ほどの憮然とした顔とは打って変わって、驚いたような、悲しいような表情を浮かべていた。もう僕はどうでも良くなり、「そういう付き合いが面倒だと思うのかな。だったら、もういいよ帰っても。」そう言って僕は出口を指で指し示した。すると、彼女は俯いて、走り去るように行ってしまった。
僕は彼女の感謝の気持ちが欲しかっただけだ。何かしてもらったら、お礼を面と向かって言う。それは常識だ。たったそれだけの事を彼女はどうして分かってくれないのだろう。「ありがとうの台詞を直接貰ってないよ」その一言を彼女に言うのは簡単だが、しかしそれで貰ったお礼の言葉は意味が無い。そう思ってその言葉を発するのは止めていたのだが、その気持ちは分かってもらえなかった。そう僕は怒りの悲しみの混ぜこぜになった気持ちになり、しかし少し言い過ぎたかもしれない、とも思い始めた。
女性、しかも先日までは淡い気持ちを抱いていた相手。やはり落ち込んで泣いている様子を想像すると、僕は心臓をギュっと荒縄で締め上げられるような感覚に陥った。すると、居ても立っても居られなくなった「ごめん、ちょっと辻田さんの様子を見て来てくれない?」そう隣に居た松田に頼むことにした。「お前も、色々難しいお年頃なんだね」そう苦笑しながらも、研修室に彼女の様子を覗いてくるのを快諾してくれた。
僕はふぅと息を吐きながら、もし彼女が泣いていたらどうしようか。僕が怒った経緯を一から順番に説明し、その上で謝った方が良いだろうか。それとも、何も言わずに謝罪の言葉を掛けた方が良いのだろうか。そう悩んでいると松田が戻って、彼女の様子を教えてくれた。「良かったな、彼女泣いてなかったぞ。談笑してた位だからさ、大丈夫だ。」そう笑いながら僕の背中をポムと叩いて来る。談笑、談笑。結局、彼女に僕の気持ちの一分も、一厘も伝わっていなかったのだ。僕の心は再び黒い感情に包まれ、僕は誓った。もう年下趣味、ロリ趣味は捨てよう。これからの時代はお姉さんだ、ボディコンだ、と。これが、僕のささやかな恋の終わり。これが、僕が生まれ変わったきっかけ。
side-B: http://anond.hatelabo.jp/20090502112938
http://anond.hatelabo.jp/20090324191348
下戸だって、ちゃんと考えて「最初の乾杯のビール」を断ってます
http://anond.hatelabo.jp/20090324213407
を書いた、東大卒下戸の元増田です。まず、上記の記事を熟読して、普通の人(日本人の6割)と下戸(日本人の4割)と完全下戸(私を含む日本人の5%)の概念を習得していただけるよう、お願いいたします。
そして、上の二つで書いてなかった事実を、一つ、お教えしましょう。私は、インターンでお酒を強要されたことがあり、その会社は就職活動の時に最初に外しました。まぁ、私が就職活動したときは好景気だったので、そういうことができたという面もありますが。
ただ、私は、新歓の飲み会には行きたい派です。酒を強要されなければ。私なら、新歓には行って、ひたすらお酒を断ると思います。下戸であることを覚えてもらうために。
あっそ
そんな議論そのものがくだらんねえ
たかだか乾杯云々でまずいものを飲まなきゃならねえ話はくだらん
度胸云々もくだらん
日本ってくだらねえなあ
乾杯で全員がビールを頼むとき、お酒が苦手そうな人がいたら、「大丈夫?無理しないでいいよ?」って声かけるのは基本だと思う。無理矢理飲ませるなんて最低。
自分の周りはだいたいこれで問題ないんだけれど、そうじゃないとしたら、友人に恵まれていないだけじゃないだろうか。
>なんでわざわざ増田に来てウダウダ文句垂れてんの?
本当にこの理由が聞きたいのか疑問だが、これに答えると
>ほんと、コミュニケーション能力無いな。
この一言に胡散臭さを感じ…
>乾杯後気兼ねなく速攻ウーロン茶でも注文して「あぁ、この人は下戸なのでビールはつらいんだな」って周りに察しさせろ。
>これぐらいやってやっと大人のコミュニケーション能力だ。
てな内容を堂々と「大人のコミュニケーション能力」とか言ってるからだよ。
「大人のコミュニケーション能力」あるんだったら、飲めない人の気持ちも察すれるよね?
でも上記の文では全く察しているとは思えない。
こんな奴に「コミュニケーション能力無いな」とか上から目線で書かれると、自分に当てはまらなくてもイラっと来るわ。
そもそも「察してたって薦めてくる奴」が居るから問題になってる訳で、何の解決にもなってない。
お前は俺か!
もう、ほんと最初の乾杯のビールが3cm減っただけで最後まで残ってます。
酔ったことがありませんが吐いたことはあります。
飲み会にいっているのに喉が乾いたーって帰ってくるのはもう嫌です。
飲めないのってどんな?飲めないのってどんな!?って言われて、
「お前らの二日酔いがいきなりくるんだよ」と言い続けてはやいくとせ。
いろいろ説明してきたが二日酔いの説明はのんべいにも納得してもらえる。
やはり飲めないひとの説明は似通ってくるのかもしれない・・・。
俺のまわりには文字通り一滴も飲めないひとというのは結構居る。類は友を呼ぶ?
社会人をやって酒をまったくもって避けるのは困難なので、
そのわずか5%しかいないの人にむけ自分なりのけなげな方法を書いておく。
泡が立つようにコップをもち泡だらけにする。
・最初ついでもらうときに相手が女性だったら、
「飲めないのでほんとに少しでいいです」という。
最初に言っておくとあとでウーロン茶とかを気を聞かせて持ってきてくれたりするのでありがたい。
・ビールが減っていると注がれてしまう
パーティーとかだと、挨拶がてら注いでまわる余計なことをするやつがいる。
断ると角がたつのでついでもらって、テーブルに放置。
飲んでもらわないと注げない、重いなーとか言い出すバカがいても困らないよう
頃愛をみて手にもつものはビールじゃなくすのがいい。
・自分が飲めないのを知ってて&酒好きのやつを横においておく。
ありがたやありがたや。
・グレープフルーツサワーはいい。
絞るやつがいい。絞ったあと、まぜないで飲む。
店員に注文を出すときに細工ができるようだったらアルコール少なめでとか言えばいい。
・ひたすらつまみを荒らす
つまみあらしとは俺のことだ
ま、どんなに回避したところで酒好き部長から毎日のように数か月サシで飲み屋に通う羽目になったときは、
俺はサイフかっと思いましたわ。
飲んでないからXXXでいいよ、ってこちとらシラフだから計算できるぐらいの頭は働くんじゃぁ。
ほんと、おさけ飲んでぷはーーって言ってみたいですわ。
実際は強制されないけど、ビールが嫌いな人間にとってはビールだろうと青汁だろうとドクターペッパーだろうと生卵だろうと同じなんだわ。強制じゃないけど、ビール以外を頼むと「空気が読めない奴」みたいない空気になるのがよー
うわ、すげぇ、まだ乾杯もしていないのにできあがってるよ・・・w
昭和三十六年の法律で飲酒を強要するのはダメ!って書いてあるのに平成生まれが成人してもこの現状。
効果があるかどうかわからないけど、法令順守の研修にアルハラ研修も付け加えてもらうしかないんじゃない?
http://anond.hatelabo.jp/20090324191348
酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律
えーっと。これは欠席がためらわれるセレモニー的な飲み会の席での最初の乾杯を何で行うかという話ではないの?
ちょっと飲もうや、って場合なら、そもそも完全下戸の時点で「お酒は飲めないので」だろうし。
友人何人かで安い居酒屋ってなら、同時性とか即時性とかオーダーがとか関係ないっつーか覚えとけって話だし。
なんにせよ「最初はビール」な話だしな。
つーか、一番やなパターンがあれだな。上司や先輩に「今日は飯おごってやる」ってつれてかれたところでビールが出てきて飲めって奴だな。
あれか。
不味いもん食わせるな vs おごりなんだから文句言うな
か。それならわかる。
俺じゃなくて50代のオッサン役員連中に言ってやれ。
それもイヤなら最初からビール好きだけでつるんで飲みいっとけ
だったら社内飲み会に君が参加しない以外に方法無いよね?
ビール好きだけで社内飲み会開こうと思って企画したら、飲めない上に妥協案も飲まずにウダウダ文句だけ垂れる奴が勝手に参加希望してくるんだから。
あほはお前だ
乾杯つーセレモニーがそんなにやりたいなら何分かの差くらい辛抱して待て。ガキじゃねーんだから
そうじゃなくて早く飲みたいんだってんならビール好きだけでとっとと飲み始めりゃいいだろ
それもイヤなら最初からビール好きだけでつるんで飲みいっとけ
それだけのこと。
それ変だよー
オーダー取るのは居酒屋でしょ?
乾杯が遅れるのが心配、というなら一緒にもってきて、と言えば済むこと
実際、運ばれるときは一緒に運ばれるよ
客商売なんだからそれくらいはどこでもするんじゃない?
客商売の場で嫌いなものをオーダーする意味がわからない