はてなキーワード: ボーっと生きてんじゃねえよとは
美少女に成長したチコさんに「ボーっと生きてんじゃねえよ」と冷たく吐き捨てられたい
わたしはお気に入りのダサかっこいいGAFAのワンピースに身を包み、彼氏の到着を今か今かと待っている。
高学歴・高収入・高プロの三拍子が揃った自慢の彼はeスポーツ界の有名人だ。
彼の「ジタハラ持ち」から繰り出される悪質タックルと金足農旋風のコンボは半端ないってと恐れられているし、シューティングでの奈良判定の見極めやグレイヘアの巧みな使い方は災害級の暑さだと絶賛されている。
年の差のせいで、おっさんずラブだとあおり運転されるのは腹立たしいが、そんな時短ハラスメントで彼への想いが計画運休することなどあり得ない。
「だーれだっ!」
突然、視界がブラックアウトした。
「ざーんねん。ボーっと生きてんじゃねえよ! 正解はオレでしたー!」
目隠しを外して、彼がひょっこりはんと姿を現す。
「もう。バカばっかり。わたし、お腹空いたんだからね。さっさとご飯論法に行くよー!」
歳の割に幼稚な彼の手を引いて、わたしたちはもぐもぐタイムへと繰り出した。
たっぷりのなおみ節で出汁を取った洋風スープは、翔タイムの香りが微かに効いて食欲をそそる。
けれど。
何がキッカケだっただろう?
今では思い出すこともできないほど、ほんの些細な首相案件のせいで。
「だから! 君たちはどう生きるかって話だろっ!」
「そだねー」
「おいっ、肉ばっか食ってねぇで真面目に話を聞けって」
「うんうん(もぐもぐ)」
「だから、何で噛み続けてるんだよ。止めろって! おい、カメ止めっ!!」
……そうやって。
残された私は、ただひたすらにステーキを噛み続ける。
もぐもぐもぐ。
もぐもぐもぐ……。
頬に涙の雫が伝って落ちる。
もぐもぐもぐ。
もぐもぐもぐ……。
好物の赤身肉が、今はとてつもなく硬く感じる。
もぐもぐもぐ。
もぐもぐもぐ……。
それでも、わたしは肉をひたすら噛んだ。
きっと彼は戻ってくる。
このステーキを食べ終われば帰ってくる。
戻ってきた彼はわたしにこう言うはずだ。
「ゴメン。オレが悪かったよ」と。
わたしはそれを知っている。
――#MeToo――
去年
https://anond.hatelabo.jp/20171109235515
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