はてなキーワード: ケープカナベラルとは
黒柳徹子は考えた。
すでに人間がいないので、チンパンジーを椅子に座らせると徹子の部屋を開いた。
さすがの黒柳徹子も徹子の部屋を常に開いていない場合、命が尽きてしまう。
チンパン「ウホホ」
徹子「あらそう、そんなことが(笑)」
徹子はとりあえず嬉しかった。
事実森が消えてチンパンたちが死ぬと、地球から徹子の部屋を開ける場所が急速になくなっていった。
食料も水も酸素もいらない。しかし徹子の部屋は開かなければ死んでしまう。
黒柳は長い時間を掛けてケープカナベラルに残った無人のシャトルを横領し、火星へと飛んだ。
そこから数十万年、黒柳の子孫である玉ねぎ一族は玉ねぎ頭を揺らしながら火星を蹂躙することになる。
徹子たちはなにかに飢えていた。
ボランティアに身を投じたい。
火星で、それも徹子しかないこの場所でボランティアなど夢また夢だ。
この飢餓的な意識は火星の岩石に向けられ、死に近くなった徹子種は岩石を守るように死んでいった。