2024-08-27

コメが不足するメカニズム

日本では2つのプロセスがあって

  1. 商店数(飲食+小売店)が諸外国に比べて圧倒的に多く市中在庫分散する
  2. 店頭で不足することで加工業者に買い占めるインセンティブが発生する

この両者が重なって現在コメが不足している

商店大国日本

日本は店が多い。人口が倍以上のアメリカと同じかそれより多い小売店存在する

これまで日本はその全ての商店を満たすほどの過剰な生産奨励していたが、今回やや減らした

減らしたことにより企業間での偏りが発生し、一部店舗では一切入荷がないという事態に至った

探せばあるが探さないとない、食料の安全保障においては不足と呼べる状況になっている。

工業者の買い占めインセンティブ

この状況において、個人向けの小口精米をそのまま販売する金銭メリットは無い。

家庭にコメがないのなら、持つ者は弁当おにぎりに加工して販売した方が儲かる。

これまでの潤沢な在庫状況では成立しなかったが、一部とはいえ店頭から払底したことでこの戦略有効になった。

そして各々の商店が各々の利益最適化を行った結果、市中在庫回復が遅れている。

新米も収穫されているが、上流の大口顧客への流通が優先される。

餓死するほどではないがご家庭でコメが炊けるのが遅れる地域は少なからず発生するだろう。

余裕・余剰は国家の体力、安全保障の基礎

計画経済に失敗した社会主義国みたいな失敗すな

人間国家市場最適化なんてできんのや。賢しさを捨てろ

  • これ要は市場による分配の失敗について書いてるわけだが”計画経済に失敗した社会主義国みたいな失敗すな”と書いてるあたり不足の経済学とか踏まえて書いてる感じかね?

記事への反応(ブックマークコメント)

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