2024-06-08

パワハラ蠱毒

 10年ほど前、私は仕事は求められる基準(例えば100点満点中90点)をさっさと満たして定時で帰宅してた。だが、ある日親会社から出向してきたM先輩が「エンジニアなら可能な限りリソースを投入して、できるだけ100点を目指すべきだろう」という方針の下、残業してまで99点を目指すように強制してきた。

 私は付き合わされるのにとても辟易してて、それが態度に出てたのだろう。M先輩からは「ちゃん努力しろ。その分の給料は貰ってるだろ!」と叱り飛ばしてきた。私は「出てねーよ!」と反論を心の内に飲み込んで残業していた。子会社勤務の私の給料親会社勤務のM先輩の給料に比べたら半分くらいしか出ていないのであるしか実家が太いM先輩は親から新車を貰って、余り有る給料を株取引に使っていたそうだが、実家農家一人暮らしの私には家事をやりながら少ない給料からオタク趣味をするのに大変苦労していたのだ。

 結局M先輩に残業を半強制され、疲れた状態仕事をすることで度々ミスを起こして、更にM先輩の怒りを買うという悪の循環はM先輩が本社に戻るまで続いた。今は給料がそこそこ上がったのは嬉しいが、それ以上に束縛しない上司の下、ほぼ定時で帰って気軽にオタク趣味をできる日々を漫喫している。

 ちなみにM先輩は本社に戻ったらパワハラ上司の下につくことになり、そこで心を病んでエンジニアを止めて異動してしまったらしい。異動先のM先輩と偶然一緒に仕事をした同僚に聞く限りだと神経質で面倒な性格はそのままらしい。パワハラされて心は病んでもパワハラ資質は変化しないもんなんだなぁ。多分、自分に悪いところがあるとは全く思ってないのだろう。

 余談になるが、M先輩の異動先のTさんもかなりパワハラ気質で、一緒に仕事をしていた同僚のメンタルがやばかった。結局Tさんが他部署上司にまで大変に無礼な態度を取ったせいで最後にはTさん更迭されたらしい。何だろうね。パワハラパワハラを呼び集めた上で周囲に迷惑を掛ける生態でもあるんだろうか? できればパワハラ野郎蠱毒のように食い合って潰し合って、そのまま外に出てこないで欲しいものである

  • 嘘松。そんな都合よくパワハラ上司が蠱毒みたいに潰し合う話があったら聞いてみたいもんだね。

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