学生時代、新興宗教にハマった人の話を聞くと「なんだってそんな馬鹿なことを」と鼻で笑う気分だった
それから10年ちょっとたった今、宗教にハマった人達の体験談は生々しい温度感を持って自分に襲ってくる
自分で言うのも何だが、自分はどこに出しても恥ずかしい無能である
仕事は勿論、恋愛も生活も対人関係も全てに置いて出来が悪くて何も出来ない
無能じゃない皆さんはご存知無いかもしれないが、幾ら回っていようとも周りと噛み合っていなければ社会の歯車にすらなれないし
その自覚があるくせに現状を改善するやる気もそもそもどうすれば良いのかも分からず
ただぼんやり「いきるのってたいへん」とお空を眺めているのが無能が無能たる所以なので
現状が改善されることも無い
そしてその癖に承認欲求と自己顕示欲だけはある為に、誰かに認められてみたい、必要とされて感謝されてみたい、みたいな感情だけはある
出来ない人間は寂しい
むしろ人に迷惑を掛けて、嫌われてだんだん避けられていくのをずっと眺めているしか出来ないから。
自分には誇れるものも特技も何もない、周りの人達の様に必死に努力したら現状が良くなるのだろうな、と思ってもそれを選ばない。
ただ、誰かが出来ない自分をできないまま助けてくれないかなって思うだけ
そういう社会生活に自分も混ざりたい、誰かが全部なんとかして欲しい、みたいな欲求を宗教は叶えてくれる。らしい
貴方はこの集団の役に立っているんですよ、貴方は必要とされているんですよ、生きてていいんですよ、辛くて悲しいことは神様がなんとかしてくれますよ
とそういう事を言われて、それを本当に信じられる環境にされるのなら自分は多分ハマる。確実に。
新興宗教じゃなくて、昔からある宗教じゃあかんのか? て思ったが、 新興宗教の方が頭おかしい人多めだから居心地いいのかもな
実際の世の中って無能ばっかりなので、その職場に長くいる事で過去にどういう事があったとかユーザーとこういう話があったとか技術でも知識でもなく記憶が最強って状態になれば能...