この記事。自殺を止めるために書かれたようだが、はっきり言ってこれっぽっちも説得力は感じなかった。
https://toyokeizai.net/articles/-/698537
この人自身も就職氷河期世代の独身女性なら、同じ世代の人間が置かれた経済的不遇や「産まない女」に対する社会的スティグマを分かっている筈なんだが
それを「当人の視野狭窄のせい」に矮小化してしまうのはどういう理由なのか。
コロナ禍でも女性の自殺は増えたが、それは本当に「視野狭窄のせい」だったのか?違うでしょ。現実的な環境が確実に悪化したからでしょ
私自殺する人はけして「視野狭窄」なんかじゃなく、寧ろ現実を正しく冷静に認識出来ている人が多いと思う。
少なくとも、独身で子供もいない人が自殺するのは自由だ。それを止める権利なんて誰にもない。特に親には。
この人は母親のせいで自殺を思いとどまる羽目になったらしいが、親なんてそれこそこんな時代に産みやがった加害者の最たるものじゃないか
この人が結婚や出産が出来たかどうかはこの記事だけでは分からないが、仮に出来ていないのならば自殺に成功していれば良かった事例としか思えない。
私自身も新卒就職に失敗した約20年前から今まで、自殺したい気持ちは一度たりとも変わっていない。
未だに生きているのはただ、失敗して後遺症で苦しむのが怖いから実行出来ていないだけ。死にたい事自体は何一つ間違っていないし視野狭窄なんかではないと思っている。
氷河期世代の子供のいない独身女にとって、生きていたって良い事なんて何もないよ。
本当に自殺を止めたいと思うのなら、当事者じゃなくて社会の側に訴えかけるべきだし、それをしない人間が大学教員やれているって時点で絶望しかない。
100人の自殺者がいれば、自殺理由は99通りある。
あー、太宰治が入ってる、ってヤツねー