カードゲームにはルールが必要ですが、ルールは簡単なのに勝つのは難しいという不思議なカードゲームが開発されました。
メディアアーティストとしても名高いバカボンパパ氏が代表取締役を務め、UNOオンラインなどデジタルと物理世界をつなぐUNOを研究開発する馬鹿田テクノロジーズ(BkDT)が発表したこのカードゲームは、直感性と戦略性という相反する性質を共有します。
現代社会では、みんなで楽しく遊びたいがゲームのルールが複雑なためにどうしても覚えられない、または初心者と遊ぼうにも実力差の関係で経験者ばかり勝ってつまらないなど、直観性と戦略性を両立させなければならないケースが数多くあります。PxDTはそれを「不均衡に散乱させる戦略構造」を持つカードゲームで解決しました。
カードゲームとは自然界に存在しない特別な機能を持った遊びのことを言いますが、この場合は、手元に配ったカードを、場のカード(山札が裏返し)と同じ色または数字と同じ手札を捨てきる新カードゲームということです。トランプと同じ原理ですが、♡♢♧♤を使わず、構造的にそれを実現しています。5人で遊んでも1人は必ず勝つことが可能ということです。
このゲームはカードによってもたらされるため、材質は選びません。再生紙やタイベックなど、環境に配慮した材料で作ることが可能です。また、低年齢者のみ、または全般的に遊べるようチューニングができ、さまざまなニーズに対応できます。
現在、BkDTではこのカードゲームの社会実装に協力できるパートナー企業を募集しています。また、4月26日から28日まで東京ビッグサイトで開かれる「馬鹿田テック東京2023」】に展示される予定です。