2023-03-25

シン・仮面ライダーを見てきた。

今回、事前情報は全くなし。

ネタバレも目に入れないようにしたうえでの映画鑑賞となった。

自分仮面ライダーに対する思い入れはなく、知識もほぼないので怪人の元ネタとかもさっぱりわからない人である

映画鑑賞後も他の人の感想とかは全く読まずにこの増田を書いている。

以下、感想文。ストーリーには触れないがネタバレはある。

 

と書くと言いすぎかもしれないが自分にとってはかなり辛かった。

映画館の中央に席をとったため離席が困難だったのだが、

もしも端っこの席だったら途中で帰っていたと思う。

 

最初のうち、これは意図的ものなんだろうな、

という庵野監督に対する信頼感から安心ながら見ているのだが、

だんだんとこれはひょっとして、ちょっとヤバい映画じゃないのか?と不安になってくる。

とくに大昔に見たキューティハニーのようなコメディタッチ演出が始まるといよいよその不安確信に変わってくる。

これ、やっちゃってる?

事前情報を入れなかったの大失敗?

と座っている席の左右を見ると

たくさん人が座っているので

そこを横切って離席する勇気が出ずにやむなく座っていたが、

ケツが痛いということと、昨日の仕事のことばかり考えていた。

それでも映画の内容は追加料金を払って馬鹿かいスクリーンで見ていたので否応なしに入ってくる。

最後まで我慢できるだろうか?という不安しかなかった。

 

ところが中盤にラスボスが登場する当たりから一気に映画はよくなる。

ケレン味のあるカッコいい画作りと、

ラスボス俳優の良さに引っ張られて、

それまでの映画の展開がネタフリとして機能し始める。

自分にとっての映画の良否基準は、

例え短時間でもいいのでその映画に没入する瞬間がある映画合格である

シン・仮面ライダー映画の中盤までは合格点にはまったく入らなかった。

映画を見ながらも、

映画終わったら何食べようかなとか、

2つ隣の女の子ずっとポップコーン食べてるなとか、

ケツが痛いとか、

常に他のことが頭の中に浮かんでいる状況だった。

しかし、映画の終盤の最終決戦に至るところから俄然映画は盛り上がり始める。

庵野秀明、円熟の演出力。

最終決戦が始まり

1号2号の共闘から仮面ライダー0の登場。

最後MPを使い果たしたライダーラスボス肉弾戦。

完全に心奪われて日常自分が消えてなくなっていた瞬間に気づく。

そして最後になってスタートレックピカードパクリかよ、展開も悪くない。

いやー、途中で帰らなくて良かったなあ、

ということと

庵野秀明が監督した映画は観客の期待を裏切ることをすることはもうないのだろうな、

ということを思いました。

終わり。

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