そうすれば重い生理は異常という風潮が生まれ、病院にかかる人も増えるだろう。
私は小6の時に初潮が始まって以来、ひどい生理痛に悩まされてきた。症状はほぼ腹痛しかなかったが、その腹痛が生の鶏肉でお腹を下した時よりかは多少マシだがとにかくものすごくひどい下痢の時くらいの痛みで、当然そのままでは動けるなんてもんじゃなかった。昼間は痛み止めを3、4時間おきに飲んで耐えていたが(用量を守るほど頭は良くなかった)、痛み止めが飲めない夜中はそうはいかない。夜中に痛みで飛び起きて痛み止めを飲むというのを毎月やっていた。
だが、病院にはしばらく行かなかった。
一つは、母親も生理が重かったからだ。母親に「夜眠れない」と相談しても子供産むまではそうだと笑って流された。
もう一つは、友人たちが生理を大袈裟に表現していたからだ。当時自分含めて中学生なので仕方ないところはあるが、「内臓を抉られるような痛み」のような大袈裟な表現をする人が多くいたので私はまにうけて自分は生理が軽い方だと思っていた。内臓を抉られた経験がないため想像の範疇ではあるが、それに比べれば夜中に2回ほど目が覚める程度なんだから大したことないだろう。
転機が訪れたのは高校になってからだ。痛み止めを切らしてしまい保健室のお世話になった時、あまりの苦しみように保険医の先生が心配してきたのだ。私が薬を飲まなければ毎月こんなものだと素直に話すと本気で婦人科に行くように言われた。病気の可能性があると言われた。
当時の私は病気だなんて大袈裟だなと思いしばらくは放置していた。
婦人科を勧められて半年か一年かしたくらいの時、避妊失敗をきっかけに婦人科に行ったついでに生理についても診てもらうことにした。結果的には病気などはなかったが、生理の重さを踏まえて低用量ピルを処方された。
低用量ピルは自分の体にあっていたため、生理痛は劇的に改善し副作用もない。ひどい時でも少しお腹を冷やした時くらいの腹痛になった。
というのが私の経験だが、もしも本当に病気だったらどうだっただろうか。取り返しのつかないことになっていたかもしれない。
なにせ本来なら病院に行くべきレベルの痛みを6年間放置していたのである。
なぜ放置していたかというと、「生理痛は重く苦しいもの」と刷り込まれていたからだ。
友人や母親の言葉のせいにはしたが、彼女たちは時代や年齢の問題があるので仕方ないところはある。だが世の中はいまだに「生理痛は苦しいもの」と語り「生理があるから女性をいたわりましょう」と謳う。「疾患を持っている人をいたわりましょう」ならわかる。だがなぜ女性全体に広げるのか。生理痛の重い女性を医療から遠ざけたいのか。
生理休暇もなくなればいい。生理痛で休暇が必要なことと、疾患により休暇が必要なことになんの違いがあるんだ。病院に行くきっかけになることも踏まえて、病欠にした方が良い。
生理は病気にすべきと思う 生理で休むときは病欠にすべきだし、持病持ちや精神疾患持ちと同じ扱いにすべき でもなぜか反対する女性が多いんだよな
実際にどんな提案をしてどんな反対をされたのかわからんのでなんとも まず精神疾患と同じ扱いというが、精神疾患に対する扱い自体がそこまでマニュアル化されていない 病気なら病欠...
生理休暇は労基法に定められているので会社によって設けられるもクソもどの会社でも原則取得可能だぞ。 違いは有給か無給なのかだけ。 そもそも休暇は労働者の権利なので実態として...
言わんとすることはわかるけど、主にTwitterの医療関係者とかは「生理痛が痛いのは普通に異常で病気の可能性もあるから病院にかかれ」て発信してるやん。 生理休暇はほとんどの企業で...
制度や仕組みに問題があるのではなく、それによって生まれる風潮に問題があるのではないか。 医療関係者の話はもっともだ。今の時代はPMSは病院へというCMがあったりするし、導線は...