1クール終わって考察やら感想やらで盛り上がる中でどうしても気になってしまうのが、水星の魔女は同性婚が当たり前な世界だという前提で話をしている人が複数いること。さらにはその世界観構築が甘いとまで言及する人までいる。
多くのブクマを獲得している記事だけでなく、記事へのブコメでも見かけるのが不思議でならない。
12話に至るまでそれが本当かどうか判断出来る描写は、匂わせるレベルのものも含め全くと言っていいほどない(自分が見落としているだけかもしれないが…)
恐らく女性の自分が花婿候補になったことに戸惑うスレッタにミオリネが
と発言したことを根拠として語っていることは想像できるが、これはミオリネが勝手に言っているに過ぎない。
なのになぜ同性婚が当たり前と決めつけるのだろうか。さらに決めつけるだけじゃなく、他に同性カップルが出てこないことなどを理由に同性婚が当たり前という世界観の描写が甘いなどというのだろうか。
甘いと思った時点で、そもそも同性婚が当たり前の世界という認識自体に疑問を抱かないのだろうか。
ミオリネが「お堅い」と言う表現を使うということは、女性同士が結婚すると後ろ指を指されるような感覚があるのかもしれないとは思わないんだろうか。
じゃあミオリネのあのセリフはなにかということになるが、
戸惑うスレッタを茶化したくなったのかもしれないし、候補が女性であること気にしなくていいという意図で「全然アリ」(「当たり前」ではないことも重要)と言ったのかもしれないし、
直後(2話冒頭)に本気じゃないと続けて語ったことから辞退されることを恐れて言ったのかもしれないし、同性同士の恋愛は全然アリなのでスレッタに意味深な雰囲気で教えてあげただけかもしれない。
なにが事実かは本編で明確に描写されていないため「わからない」
決めつけた挙句ネガティブな感想を抱くのは自由だけど、この作品はあえてすべてを見せず、視聴者がいろんな考察をできるように作られていると思うので、