数か月前から担当している案件の、客先のディレクターが全く仕事ができない。
こちらの予定をまったく聞かずに勝手に全体スケジュールを変更する。
現状のシステムの仕様を把握せずに、開発するシステムの仕様書を適当に作る。
開発期間になっても仕様が定まっておらず、質問すると「クライアントと相談して後日回答します」。
そのせいで開発期間はどんどん短縮される。
その都度デザインデータを送ってくるが、どこを変更したかは一切言わない。
ここ最近はそのディレクターから連絡があると、心臓がバクバクして息苦しくなる。
昼も夜も暇さえあればそのディレクターへの恨みつらみを考えてしまう。
最近よく、インスタやYoutubeで「発達障害の子育てに関する発信」を見るようになった。
発達障害を持つ子の両親が、根気強く向き合って子育てをする姿は、見ているだけで辛そうに感じた。
わたしはそのディレクターが、発達障害なのではないかと思い始めた。
彼は仕事の手を抜いているのではなく、特性があってできないことが多いのではないか。
わたしのように発達障害に理解を示さずに、仕事ができないと責め立てるような人間が、
もしそうだとしたら、わたしが彼に恨みつらみを持つことは間違いなのか。
「よくがんばったね、その人とは距離を置いたほうがいい、ゆっくり休みなさい」
「あなたのように発達障害に無理解な人間がいるから、居場所がなくなるんだ」
え?あたしまじでしぬの?
客先のディレクターが仕事できないっていうより 下請けだからナメられてる案件じゃないですか? うまくいかなかったら全部下請けのせいにできるからそうしてんの。転職しなよ。
赤の他人に迷惑をかけられた場合に、そいつに何らか障害があったとして許してやる必要なんてない。存在を許容することと、身に降りかかる害を排除することは両立するからな。