2022-09-03

中小企業診断士事業再構築補助金下請け

先日も同じタイトル投稿した新米中小企業診断士

こんなところに中小企業診断士が来てるのか知らんけど。

コロナ後、補助金バブルと言われて久しい。こちらも苦労して取得した資格、何らかの形で生活の糧にしたい。そこで手っ取り早いのが補助金。といっても自分顧客を獲得してくるようなノウハウはないため、だいたい既に起業している診断士から仕事をもらうことになる。その起業の内容が「補助金専門診断士」みたいな人は結構たくさんいて、獲得してきた案件新米診断士に丸投げして中抜きする「ひよこ食い」の温床となっている。

で、オイラ現在、まんまと美味しく「食われて」いる。

中抜き構造は、

依頼者(企業):着手金3~10万円+補助額の10%

中抜き診断士:着手金の一部+補助額の5~9%

ひよこ診断士:着手金の一部+補助額の1~5%

自分が以前、1500万円の補助金事業計画書を書いて採択されたときは15万円しか入らなかった。それでもこれはまだマシ。ひどいところは複数診断士事業計画書~交付申請までやらせることになるため、それを更に人数割することになる。

自分はこれまで中抜き3社の補助金をやったが、そのうち2社には更に幻滅した。

<丸投げ>

まず中抜き診断士自分で手を動かすことをしないため、案件を選ばず受注する。補助金申請には定量・定性での要件が細かく定められているが、定量(売上減少要件)だけ満たしていれば、後のことは何も考えず受注。通すために無理やり「再構築」内容を考えるのはひよこ診断士。どう考えても採択されないような無茶な「再構築」もある。依頼者(企業)も金が欲しいだけのため、面倒臭がってヒアリング資料提出に非協力的。

<補助額積み上げ>

自分たちの実入りを大きくするため、依頼者(企業)にアレコレ買わせて補助額を積み上げるように差し向ける。この手口は既に依頼者(企業)にも気づかれており、事業再構築にチャレンジしたことある社長からはチクチク言われることもある。

こうした中抜き診断士存在が、補助金ビジネスに対する不信感を増幅させている。どう考えても、誰のためにもならない。余談だが、一時期冷凍食品自販機が世の中に増えたでしょ?あれの多くは事業再構築補助金案件

案件で言えば片手以上両手未満の数をこなしたが、ハイリスク・非効率・遅いキャッシュインでストレスMAX中抜き診断士のやり方にもよるが、だいたい交付申請~決定後、つまり採択から約1年後のキャッシュインとなる)

というわけで新米ひよこ診断士補助金ビジネスおすすめしない。やるなら中抜きする側に回るのがいいが、補助金専門診断士業界でも下に見られているので、それは予め承知してほしい。

  • 先日も同じタイトルで投稿した新米の中小企業診断士。 こんなところに中小企業診断士が来てるのか知らんけど。   「事業再構築補助金」と書いたけど、どの補助金もひよこ食い状況...

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