2022-02-10

住宅ローン控除の確定申告まとめ

確定申告住宅ローン控除がカオスだったのでまとめておく。

まず前提知識として

簡単に書くとこんな感じ。もちろん他にもいろんな条件があるけれど重要なのは実際に契約をしたのがいつか、居住を開始したのがいつか、の2点。

この中で2020年12月末までに入居した人は今年は年末調整できるはずなので関係ない。

今年関係するのは

の2種類。

2020年10月以降に契約した人は確定申告サイトポチポチすれば勝手にやってくれるから問題ない。

ところが2020年9月末までに契約した人はポチポチしただけだと10年となる。

よく確認すると途中の選択肢

コロナによる入居の遅れはありましたか?」

という設問がある。紙で申請する場合は〇を付ける場所がある。

ここにチェックを入れると13年の適用可能になる。

ただ、これにチェックを付けると書類の提出が求められる。

「入居期限に関する申告書兼証明書」という書類なんだが、これは国土交通省のページとかでダウンロードできる。

この様式だけを見ると、住宅業者に入居が遅れたことを書かせて提出させるように見えるが、実は自己申告で良いと書いてある。

まり

2020年末までの入居を目指して住宅取得を考えていたんだけど、コロナのせいで外出を自粛たから遅れてしまった」

という理由OKということ。

まりこんなのは誰でも該当する。

ということで、この「入居期限に関する申告書兼証明書」を自分で書いて確定申告に添付して送れば終わり。

ちなみに印鑑場所があるけれど捺印は必要ないしe-Taxならネット提出で良い。

だとすると、これを提出させる意味があるのか?という疑問が出てくる。

10月以降の契約なら書類も何も必要ない。

なぜなら10月以降に13年が適用されるのは「経済対策」だからだ。

9月末までが特例的に適用されるのは「コロナの影響」だから実際にコロナの影響があったかどうかの証明書必要という理屈

とはいえこれに気付かずにポチポチやってしまった人は10年になってしまうので非常にあくどい方法だと思う。

多分今年だけのことだから問題にもならないだろうけれど、もうちょっと注意喚起してあげてもいいんじゃないだろうか。

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