就活に失敗しニートになったタイミングで、祖父の認知症が進行し介護が必要になってしまった。
施設は拒否、デイサービスも拒否、病院も拒否、訪問ヘルパーも拒否という苦難の介護。
まあこれは祖父のひん曲がった最悪の人格のせいであって、認知症のせいではない。
俺はもう死にたいから病院はいやだ、他人は嫌いだから介護サービスはいやだ、オムツや手すりの設置は馬鹿にされてるみたいでいやだ。
でもこちらとしてはほったらかしてすぐにぽっくりいくわけではないまだ体力のある年寄りを放置しておくわけにもいかない。
疲れた。
四六時中会話がなりたたない人間とひたすら意思疎通しようと試みるのも、少しでも意に反することをしてキレられるのも、介護サービスに頼れないことを親戚や行政に祖父ではなく私のせいにされるのも、終わりがないことも、早く死んでほしいと思ってしまう自分にも、全部に疲れた。
キレて手がつけられないところを、介護していない人間は見たことがない。案外元気じゃない、聞き分けもいいし、なんてことになる。だから拒否されても宥めすかして説得さえすればいけるはず、なんて言えるんだ。
対して、毎日接するこちらはいくら機嫌が悪くなられても本人が嫌な爪切りも、入浴も、着替えも、こなさなきゃならない。それで嫌われて嫌味言われて、そんなに嫌われてるなんてあなたどんな風に介護してるの?なんて。
騙して施設に入れようにも、意思がはっきりしてて暴れたり、施設の食事やおむつを拒否するような奴はむしろ施設から入居拒否されるんだって。
仕事してる同年代の子たちは、仕事がつらい大変だと言いながらお給料をもらい、大したことがなくても就労キャリアを積んでいる。それなのに、私の努力の向かう先は、死だ。
得られるものは、本人の望まないはずの延命だけ。早く死にたいという気持ちと今日この日を快適に過ごしたいという気持ちは同居するから、そのためだけに私は尽くしている。
もう疲れた。どうしようかな。
おじいさんをどこに預けるかじゃなく、あなた自身をケアしてくれるところを探してほしい。 病院でも公的機関でも民間のサービスでもなんでもいいから。 まずは「話せる人」が見つか...
認知症家族会で検索して同じ状況の人と繋がってみて。その状況は良くないよ。誰も幸せにならないよ。
ありがとう。 これを書いた直後に祖父の体調が急激に悪くなって、入院することになった。私が早く死ねなんて思ったせいかな。 とりあえず、なんとかなりそう。