2021-08-22

じゃあ何すか、俺らは100年後に思い出を残すこともできないって言うんすか

このご時世、気軽に旅行にも行けない。

そんな中、友人間流行っているのがdiscordでの思い出語り。

過去友達と行った数々の旅行やお出かけの写真動画を見返して懐かしみ、

「また行けるといいな」なんて言いながら、

その日がそう近くないことはみんなわかっているので、ちょっとしんみりして通話を終わる。

ふと思った。

100年後の俺がもし生きていたら、

老衰しきってもはや友達もお互いに五体満足に動けなくなっているかもしれない中で、

せめて過去に縋るときにはこの頃をこそ再び振り返るのではないか

その時、振り返る手段記憶以外に用意しておけるのか?

今まで撮った写真動画歴代スマホガラケーの中にたくさん詰まっている。

容量にすると多く見積もって1TBくらいになるだろう。

例えば向こう10年程度を想定するなら、適当クラウドストレージにぶち込んでおけば

たまに見返したくなった時の思い出くらいは問題なく満足できるだろう。

ただし今俺が求めているのは、

・今まで撮ってきた思い出のすべてを

・何一つ情報量の欠けることな

100年後の思い立った時に常に参照可能にできること

である

たとえば、両親が財布に幼少期の写真プリントしたもの大事に抱えていることがあるかと思う。

または結婚式アルバムだったり、写ルンですで撮った褪せた写真の束なども実家なら存在するだろう。

白黒の文字のみを記録するのであれば紙媒体でも100年程度もつかもしれないが、

こと写真において破れたり色褪せたり滲んだり折り目のついたものではもはや満足はできない。

それに1TB分の写真動画であり、物理媒体に保存した場合はたとえばこれから引っ越しの際などに

保存に非常に困ってしまうことは簡単想像できる。

ならば電子媒体ならどうか。

ググったらちょうどいい記事が見つかった。

https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1508/26/news007_2.html

媒体にも触れていて、結論からすると電子媒体では100年後に残すことは難しいらしい。

続く記事にも、このあと触れようと思っていたクラウドストレージ問題点(データ保証されない、サービスの予期せぬ終了など)があり、

結局はたとえば今ならSSDHDDあたりにぶち込んでおいて、

適宜マイグレーションを行いながら後世へとつなぐしか方法はないように思える。

ただ、これにも実は懸念があり、

例えば現在主流の圧縮形式拡張子100年後も現行で使われているとは限らないためその部分もマイグレーション必要になり、

そしていつかはマイグレーションすらできないタイミングが発生しうるということだ。

その時俺はどうするのか?

もはや記憶の中の美化された各々の顔や声だけを頼りにするしかないのか?

誰か助けてくれ。

100年後の俺を憂う今の俺を早く安心させてくれ。

ちなみに26歳です。

  • 多分コロナっていう恐ろしい伝染病があってな、とか 逆にいい思い出になるんちゃう その語る頃には増田はサイボーグか水槽に浮かぶ脳だろうけど

    • 確かに100年後ならサイボーグになっていてもおかしくないな… サイボーグなら記憶のマイグレーションも円滑そうだし安心か?

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