たとえば、
「接続先」を「(ユーザー名)@(ホスト)」の形式で入力して下さい。
たとえば、ユーザー名が「tanaka」でホストが「example.com」の場合は、「tanaka@example.com」を入力して下さい。
みたいな案内をしたとする。
この時、必ず「tanaka@example.com」と書いて「繋がらないんですけど」とか言ってくる奴がいる。相手集団のレベルにもよるが、多くのケースで4割くらいいる。酷いのになると「(ユーザー名)@(ホスト)」の方を書いてきたり、そもそも前段のユーザー登録を行っていないようなのまでいる。
こういう奴らを見ると、「ああ、この人はこれまでの人生で、言われたことを機械的にこなすような仕事しかしてこなかったんだな」と思うわけだ。
彼らに足りていないのは、内容を理解する力である。つまり、文章を読んだり、話を聴いたりして、
と言ったことを理解する力が足りていないわけだ。この例で言えば、
と言うことが文章から理解できない。それぞれの文の意味を理解せず単なる儀式のようなものだと思っていたり、似たような操作をしておけばコンピュータが融通を利かせて適当に処理してくれると思っている。
この種の「内容を理解しない人たち」は多くいて、社会全体の生産性を落としている。コンピュータを使えない人のために、公的な手続きの電子化などはほとんど進まないし、緊急事態宣言下にも拘わらず出張を強要してくる企業もある。彼らは「パソコンが使えない」のもそうなのだが、それ以前に、自分たちがやろうとしている手続きや仕事の内容を適切に理解していないのである。
別に、頭の悪い人が自分の責任でクビになったり、レベルの低い企業が倒産するのはいいのだが、現実にはそうならない。むしろ、そう言った人々は周りを巻き込んで、社会全体のレベルを落としている。
それ、実際に出来た人達を無視して出来ない人達をことさら強調してないか? 出来た人達がなぜできたのかも検討しないといけないと思うぞ