2021-07-04

姉妹が二人目の子供を出産したのでお祝いにいった。

姉妹第一子は女の子で、最近会っていなかったがもう4歳になっていた。私のことはもちろん忘れていたが、人見知りもせず、私にあれこれと話しかけてくれる可愛い子だった。

彼女が私の膝に頭を預けて寝転んだ時、彼女の顔を逆さまから見下ろした。目元にのりが貼ってあった。アイプチ、とピンと来た。

姉妹には美人で賢い母親がいた。若い頃は大きな会社で働いていて、美人仕事ができると有名だったそうだ。従姉妹自身自分父親似だと言い張っていた。確かに上品美人彼女母親に比べると、従姉妹はやや派手な、気の強そうな印象をしていた。彼女父親がそういう雰囲気だった。でも、全体の顔の作りや体つきなどは母親似で、従姉妹ももちろん美人だった。従姉妹の夫は逞しいラガーマンで、男らしい容姿の人だった。一重の目元も涼しく、張った顎もワイルドでよくモテた。ただ、従姉妹妊娠から、「お腹の子女の子父親似なら、早くからアイプチして二重にする。それでもダメなら整形させる」と公言していた。そして、従姉妹の娘は父親似だった。

姉妹は本当に、4歳の娘にアイプチさせていた。娘本人は特に気にする風でもないが、こちから見ると異様な光景だと思った。従姉妹の胸に抱かれている第二子男の子で、新生児なのでどんな顔なのかは分からなかったが、どちらに似ても従姉妹的には問題ないんだろうな、男の子だもんな、と思った。

姉妹母親敬愛していて、反面とても憎んでいた。従姉妹は明らかに美人聡明だったが、彼女母親が「何もできない」「器量も良くない」と言い続けたせいで、勉強する気力も夢を見る力も奪われているように見えた。一人っ子彼女は私を姉のように慕ってくれていて、よく母親愚痴をこぼしていた。その反面、大学の進学、就職結婚などは母親にの相談していてセカンドオピニオンは受けない主義だった。彼女は結果、近所の彼女学力からするとやや物足りない高校に行き、短大に進み、ほどなく10歳上の今の夫と結婚した。そしてその合間によく浮気していた。そういう話だけ、私にしてくれた。

からすると可愛らしい従姉妹の娘が、従姉妹のように美しい母親に対して愛憎入り乱れながら結局母親の思い通りに生きるようになったら、なんだかやりきれないな、と思った。私がお土産に持っていったプリンセスの髪留めを従姉妹の娘は気に入ったようだが、従姉妹は「ピンクプリンセスって顔じゃないでしょ」と笑っていた。

  • 現代の、なんだろう…アンデルセン童話?イソップ物語?

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