妹はモスキートだった。あまりに巨大すぎて、部屋に入らない羽は畳んで入るようだった。
口では喋らないので、羽音で挨拶するなどが得意だった。
飲水が主食であり、時折血を欲しがった。タンパク質が足りないが口癖だった。
ストローなしでも牛乳が飲めることが特典ではあったが、牛乳から得る糖質は花の蜜ほどの効率性はないようであった。
そんな妹は時折邪神扱いを受けることがあった。奇妙な宗教家たちや、学校を住処とするオカ研の連中にである。
彼らは妹の羽音を邪悪なさえずりと言って忌避して真言を唱えるなどした。
塩水を振りかけられたこともある。いかなボウフラから生まれた妹とはいえ、塩水は堪えるようだった。
そういえば、母は妹を産んだ記憶がないという、そういえば僕たちと随分姿が違う。
ボウフラから生まれたとはいえ雌雄があってこそのものだ。なぜ母は産卵した記憶がないのか。
夏が来た。妹は例年通りタンパク質が足りなくなってふらつき始めた。
欲求としては何者かの血が吸いたいらしい。しかし律儀にモラリストの妹はタンパク質の摂取を良しとしなかった。
肉は分解できず。大豆も摂取できなかったので、妹はやせ細った。こうして兄の私は彼女をタンパク質点滴のために病院に担ぎ込むのである。
妹が入院して数日後、何やら不穏な噂が流れてきた。病院が閉鎖したという報告もないのに、病院が廃墟になっているのだという。病院への支払いや引き落としは滞り無く済まされており、音もなく病院が廃墟化したという事実はにわかに信じがたかった。それが噂ではなく実際であるという情報が地域に広まるにつれて、私はいても立ってもいられず病院へと足を向かわせた。妹の容態も心配である。
病院の看板は黒くくすんで、文字は書き換えられていた。邪教の館と書かれている。私は恐る恐る正門をくぐると、受付でミイラ化している看護師たちを尻目に妹の病室へとあがった。これは何かがおかしい。明らかに常軌を逸している。私は額に脂汗をかき、階段を駆け上がった。なにかが崩れるような、産まれるような、奇妙な感覚が襲った。そしてやがて見えてきた妹の病室からは光が漏れだしていることを確認した。稲光のような閃光が部屋から漏れたかと思うと、部屋は静まり返った。
私は恐る恐る扉を開けてみた。そこには奇妙なカプセル風の器具と、羽をはやし、人間のような姿をした、しかし人ではない異形のものが立ちふさがっていた。その元妹であった何かは私に向かって述べた。
昔から3つ下の妹と折り合いが悪かった。 俺もいい兄ではなかったが妹も生意気で顔を合わせれば喧嘩ばかりしていた。。 5年前、俺が20歳で妹が17歳のときだったか。 家のリビングで妹...
妹はモスキートだった。あまりに巨大すぎて、部屋に入らない羽は畳んで入るようだった。 口では喋らないので、羽音で挨拶するなどが得意だった。 飲水が主食であり、時折血を欲しが...
マラリアうつされてシンだとかじゃねーのかよ
妹さんが首を刺してれば世界から一人要らない人間が消えたのにな
兄が妹殴り殺しててもいらん人間が消えたのに
女体はそれだけで価値がある
精神の伴わない体に価値があるなんて、男の考える事はいつまでも幼稚だなあ
別に果物ミシンで兄弟刺しちゃうなんてありそうな事件だけど親のその後の対応が意味わからん
書いてないだけで親にも態度悪くて嫌われてたんじゃないの
非力で可愛い妹が、ナイフを持ち出さないといけないほど、兄に虐められていたと両親は考えたんだろう。 少なくとも、妹がそう証言した。 妹の言葉を信じた両親は、このとんでもない...
いきなりリモコンを投げつける時点で兄がゲェジやろ
なんでミシンにタイポしたの??
太ももに突き刺さるほどさして3針で済むの?
適当に書いたんだろ
太ももも内側をぶっさされたら帰らぬ人になる可能性が高い
失血太郎
どう考えてもそれまでに溜まり溜まったもんが妹にあったんだろ 大体普通にリビングでくつろいでたらどけって言われる意味がわからないんだが テレビ見てようが見てなかろうがなんで...
姉弟という設定に置き換えて書いていればこんなトラバつかなかったのに
親が来ない時点で察しなきがする
蚊がいなくなるスプレー増田かと思った
殺すぞって言われてやってみろって返したんでしょ? その程度で済んで良かったじゃん
果物ナイフとかシェフナイフとか無駄に尖った包丁まじで怖いからいらないとは思う
普通に警察案件っしょ 家族だからとかの範囲超えてるぞ
誰も死ななかった これは一つの独立であり いいはなしスコア 80/100
借りに他人でも未成年と成人、女と男、先に投げられたほうと先に手をだした方だからなぁ そのあとはなにもしてないといいね
奥歯が折れた妹かわいそう 奥歯って元に戻らないよね
テレビを複数買えない貧困が産んだ悲劇だね 貧困はやっぱり悪