責任ある川淵さんがオリンピックにベストを尽くすのは理解できる。オリンピックを開催するかぎりその使命は理解できる。がしかしだ。それとは別にオリンピックを中止しようという提案や議論が別のセクションからあっても良いのではないか。
国を運営してる人たちは本気で「オリンピックをやればみんなが元気になる。皆んなが感動してくれる。国が一つになる」と本気で思っているのだろう。
数十年前の価値観そのまんま。コロナ禍であることも時代が変わったことも理解できないのだろう。
実は我が社のお偉いさんがそうなのだ。
45年前の若者だったそのお偉いさんはいつも腹を空かせていたのだろう。
お肉が何よりのご馳走だったのだろう。
現代の若い社員をねぎらうために連れて行くのはステーキハウスや焼肉屋だ。
食べろ食べろととにかく食べさせる。ステーキだぞ、肉だぞ、俺のおごりだぞ。お腹いっぱい肉が食えるなんて幸せだろ。
45年前の若者だった自分と、中高一貫をでてそれなりのステータスの実家通いの現代の若者の価値観の違いに気づかないままだ。
悪気はないんだよ。ハラスメントでもないんだよ。ただ気づけずにいるだけなんだ。その優しさを知ってるから多くの部下は彼を信用してる。
別の役職でそれに気づいた人がいた。
取引先にケーキやお菓子を持参しても昔のように女子社員が喜ばなくなったと。
(もちろん礼は言われるし喜んでくれるが、昔のようにきゃ〜ケーキだなんて嬉しいわぁ珍しいわぁという態度ではなくなったという意味)「そうだよな、ケーキなんて当たり前の食べ物になっちゃったからな」と一定の理解を示して、ではどうすれば相手と円滑な関係を築けるかという工夫をアップデートするビジネスマンだ。
ときどき老害って言葉を目にするけど嫌な言葉だね。責任を老人に丸投げじゃないか。実務の30代ー50代はなにしてるんだい。意見言えよ。調整せよ。愚痴をいいながら老人に言われたことをただやるだけかい。ズレてるけどリーダーシップだけはあるこの年寄りが死んだらこの国はどうなるんだい。