弱者男性という話題で「包装業の男性は4割しか結婚できない」というネタを伝家の宝刀とばかりにひたすら繰り返している増田がいる。それをここでは便宜的に「包装業増田」と呼称する。
おそらく彼は何かの調査結果で「男性既婚率の一番低い業種は包装業でその割合は4割」というデータを目にしたのだろう。それで自分の言いたいこと「弱者男性は不当に虐げられている」を補強する「ソース」を見つけたと喜んでひたすらそれを振りかざしているのだと推察される。
数学的に証明された事実あるいは十分に確立された自然科学の理論でもない限り、普通ロジックやデータというものは使いながら検証されアップデートしていくものだ。特に人文社会系のデータなどというものは曖昧性や不確かさが付き物であるから、突っ込みが入ったらそれを検証してデータを集め直し論を作り替えるアップデートが必要だ。そうすることでその論はより蓋然性が高まり「強く」なっていく。
「包装業増田」はそれをしていない。「包装業」という単語を壊れたラジオのように繰り返しているだけなことからも明らかだ。論を検証しアップデートすることをしていないのは明白で、それはたまたま見つけた自分に都合の良いデータにいつまでも固執しているということを想像させる。その様子は端的に言ってダサく、「包装業」などという個別具体的すぎて抽象化されていないことが丸分かりの用語を連呼する様子には、子供が今ハマっている戦隊ヒーローを世界で一番かっこいいものだと信じて話してくるのを聞いているかのような居た堪れなさを感じる。
でもそういった検証や更新ができないことこそが「弱者」であることを表してもいる。包装業増田は紛れもなく弱者男性なのだなと文章を見るだけでわかる。願わくば包装業増田が自らを客観的に見ることができて、勉強や試行錯誤をするようになり「弱者」から抜け出せればと思う。
下方婚増田にたくさん名前つけるのやめて
つまり具体的に反論できないわけだよね。事実だから。
子供が今ハマっている戦隊ヒーローを世界で一番かっこいいものだと信じて話してくるのを聞いているかのような居た堪れなさを感じる。 そんなふうに感じてたのかい?