2021-01-30

キンタマウイルスの思い出

githubからソースコード流出話題から、昔、winny経由の流出騒ぎに巻き込まれたことを思い出した。

俺はあるシステム開発プロジェクトにPLとして参画していたのだが、ある日、winnyプロジェクト設計書が流出している、という連絡を顧客からもらった。

顧客から送られてきた、該当端末から流出しているファイル一覧を確認すると、たしかに【顧客名】_【システム名】_基本設計書.xlsのようなファイルがいくつか存在している。

勤務表_【流出させた奴の名前】.xlsというファイルもあったので、流出元の検討もついた。

ファイル一覧を見ていてきつかったのは、ブラウザブックマークも含まれていることだった。熟女〇〇みたいな、どこかのエロサイトブックマークを見て人の性癖を知るのは、ゴミ捨て場をあさって他人私生活を覗き見ているような不快感があった。

流出させたのは、下請け会社社員の一人だった。俺は本人に直接話しを聞いていないので、そいつが今どういう気持ちなのかはわからない。俺の方は、特に怒りを感じることはなかった。怒ることで、問題が解消するなら怒りもするのだろうが、何をどうしようが解消しないかなのだろう。

俺は報告書を書いて、そこでこの事件は俺の手から離れた。事の大きさから、事後処理は上層部が行うことになったからだ。最終的には穏便に解決した。おそらく関係者全員が、あまり騒ぎ立てずに事をやり過ごそう、と考えたかなのだろう。プロジェクト継続したし、損害賠償なんてことにもならなかった。下請け会社との関係も続いた。流出させた本人は地方に転勤になったが、出身地への転勤だったので、左遷というイメージはなかった。

当時、winnyネットワーク流出したファイルは、永久にどこかに残り続ける、と言われたものだが、今はどうなっているんだろう。どこかのPCHDDに、流出した設計書が残っている可能性を考えると、今となってはちょっと面白い

  • 当時、winnyネットワークに流出したファイルは、永久にどこかに残り続ける、と言われたものだが、今はどうなっているんだろう。 門外漢だけど、nyは落とす人が少ないファイルはキャ...

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