今日Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2)関連の記事を読んで、そういえばWSL 2をまだインストールしていないことを思い出した。数か月前にWSL 2をインストールしようとしたものの、何かの理由で中断したのだ。改めて
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-win10
を少し読んでその理由を思い出した。手順1でMicrosoft-Windows-Subsystem-Linux 機能を有効にするときに
ここで、手順 2 に進み、WSL 2 に更新することをお勧めしますが、WSL 1 のみをインストールする場合は、マシンを 再起動 して、「手順 6 - 選択した Linux ディストリビューションをインストールする」に進むことができます。 WSL 2 に更新するには、マシンの 再起動を待ってから、次の手順に進みます。
と再起動が必要になるが、次いで手順3でもVirtualMachinePlatform 機能を有効にしてまた再起動が必要だという。2回も再起動が要るのか、と億劫になって後回しにしたのだった。
しかしその時も思ったのだが、どうも手順1の日本語が妙だ。WSL 1をインストールするときにはマシンを再起動。WSL 2に更新するときもマシンの再起動。どちらにしろ再起動が必要なら、こんな書き方をする必要はない。「ここで、再起動します。WSL 1のみインストールする場合は手順6に、WSL 2の場合は手順2に進みます」のようになるはずだ。
そこで英文に当たってみると、
To update to WSL 2, wait to restart your machine and move on to the next step.
となっている。この英文だけからでは私の英語力ではどう解釈すべきか自信がなかったが、そもそも手順1と手順3の機能有効化はWindows + X キー→「アプリと機能」→「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化と無効化」の設定を変更する操作と思われる。このダイアログで2か所変更したいとなったとき、1個変更してマシンを再起動してから、残りの一つを変更してまた再起動する必要があるだろうか?いや、ない。ということから、先の英文でのwait to restart は「マシンの再起動を行い、それが終わるのを待つ」ではなく「マシンの再起動を思い止まる。再起動しない。」の意味と思われる。
※ ひょっとすると「マシンの 再起動を待ってから、次の手順に進みます。」を、私は第一感では再起動すると解釈したが、再起動しないと解釈する人が多いのかもしれない。であれば、私の国語力不足だ。
ウェブ上の辞書でwait to ~ を調べると、大体はcan't wait to ~ で「待ちきれない、すぐにでもやる」という意味を大きく載せていた。また、手元のジーニアス英和辞典第4版を引いたが、「思い止まる、~しない」という意味ははっきりとは載っていなかった。あまりない用例なのかもしれない。
このWSL 2のインストールドキュメントは機械翻訳ではなく人の手によるものと思うのだが(最近の翻訳技術の向上はすごいらしいので断言はできないが)、翻訳する人もなかなか大変だなと思った次第。
そして、この文章を書くのに疲れたので、WSL 2のインストールはまた後回しになりそうだ。CentOS をインストールしようと思っていたが何やらサポートが終わるらしいので、ゆっくり候補を考えようと思う。