こんにちは。現在大学生で公立中高一貫校に通っていたものです。自分は中高一貫校出身ということで、「お金持ってる」や「いい教育受けてきたでしょ」などの勘違いをされるので公立中高一貫校の間違ったイメージを少しだけ訂正したいと思います。
まず一つ目、お金持ちだということについて、これは半分正しく半分間違いです。どういうことかというと、公立中高一貫校には「小4から塾組」と「小6の2学期から受験考えだした組」のだいたい二つに大別することが可能です。もちろん、小4から塾に通っている組は公立中高一貫校受験のための塾に3年間みっちり通い十分な力をつけ、公立中高一貫校に合格します。一方小6の2学期組はお試し受験的に受けてみて偶然にも受かったみたいな人たちです。そのような人たちがなぜ存在するのかというと、公立中高一貫校の受験問題はとてつもなく運要素が強いからです。だいたいの学校が作文(採点基準が学校によって違うので同じ都道府県内にあっても全然違う)と適性検査(理系問題?どちらかといえば地頭パズル的な)という2つに分かれており採点するほうも画一的な基準がないためうまくその日にハマった人が受かるという人がそこそこいるためです。また、いい大学に受かるのは小4から塾組です。
二つ目はいい教育を受けてきたという点です。これに関しては明確に中学の頃はよかったけど高校になるとオリティが安定しないと考えています。その理由としては、都道府県立中学はとても数が少ないのに対して、都道府県立高校はとても数が多いというためです。わざわざ都道府県立中学というほとんど人がいないような場所に自ら志望してくる教員はやる気がある方が多く実際素晴らしい方々だっただと感じています。一方高校は同じ都道府県内にあるというだけで偏差値70から30までのいろんな偏差値の高校にいた教員がちょくちょく入れ替わることによって、生徒のレベルを理解してなかったり、必要以上に厳しく教育しすぎたりといったことがありました。ですので、いい教育を受けてきたかという点に対しては、教員によるし、私立のように校風が変わらないといったことがないため胸を張っていいとは言えないです。あと自分が通ってた公立中高一貫校は高校の先取り学習は出来ませんでした。高校で入ってきた生徒と進度を合わせるためといっていましたが、実際公立のカリキュラムに従わなければならないからではないかと思います。
じゃあ公立中高一貫校のいいところはないのかということに関してですが、通ってたぶん気づきにくいものではあるのですが、いじめが少ないというのは上げられると思います。正直言って後は特に思いつきません。内申も全員真面目で取りづらいので他の高校に行くのも難しいですし。