■投稿型エロサイトに巣食う異形の人間たち

俺は投稿型エロ小説サイトを覗くのが結構好きで、毎日のように特定タグのついた作品をスクリーニングしてるんですが、最近ちょっと印象深いやりとりをみかけた。

毎話2〜5個くらい感想がつくくらいの、まあそのサイトにおいては中の下くらいの小説の感想欄でのことだ。作者さんはわりとどんな感想にもしっかり答えてるんだが、ある1人だけは一貫して無視している。

べつに罵倒って感じの感想じゃない。むしろ「面白かったです。」みたいに好意的なことも書いてある。感想投稿の頻度も高くて、ぱっと見は普通のファンっぽい。

なんで無視してるんや？と思って遡っていくと、作者さんがその感想書きと決別した瞬間が見えた。

「毎話毎話○○はありますか？などと聞かれるのは正直苦痛です。執筆意欲に関わります。今後返答は控えさせていただきます。」こういうようなことが書いてあった。

お〜キレてんなあ！と思いつつさらに遡ると、たしかにその人はずっと「面白かったです。次回に○○のような展開はありますか？」みたいな短文感想を投稿していて、なんというか不気味な感じがあった。

ユーザー名が「がまくん」(仮)みたいな感じなのもなんとなく気持ち悪い。興味を惹かれてその人のユーザーページに飛んでみると、どうやら小説も書いているらしい。

その小説群が異常で、「男の子と女の子が森に行って立ちションしました。」というようなことだけが書いてあるごく短い作品の次に「森で立ちションをした男の子と女の子がプールに行って立ちションをしました。」というだけの作品があり、その次は「森とプールで立ちションをした…」と続いていく。

立ちションに拘りがあることだけは伝わってくるが、小説的に細かく具体的な描写はされていないので、作品としての価値はゼロだ。そのわりに「感想と評価をお願いします。」としつこいくらいに書いてあって、ユーザー名の「がまくん」から連想されるカエルのあの無感情でノペッとした表情が、意味のわからない謎小説連投と組み合わさって俄然不気味さが増す。

あの小説投稿者の人も、同じような感想に嫌気がさしてユーザーページに飛び、この異常小説をみてすっかり怯えてしまったのかな、と同情した。

同じような感じの不気味人間、絵のサイトにも結構いて、誰がどう見てもチョー下手くそな絵をものすごい量投稿しまくってたりしており非常に気持ち悪い。絵をつづけて描くことの難しさは知ってるし、俺には真似できないことではあるんだが、それにしたって明らかに狂ったパースのソックリな構図の絵を毎日のように投稿してる人間のことはどうも尊敬できない。気味の悪さが勝ってしまう。

なんなんだ？彼らは。

サイトに登録して作品を作って投稿、っていうそれなりに複雑な作業をこなせる知能はあるが、その作品のクオリティが異様に低くて不気味な層。彼らの異形のエロ作品を見るたびに心をかき乱されている。

いや、創作にクオリティは関係ないんや！という気持ちもあるんだけども、そういうレベルの話じゃないんだよな。

Permalink | 記事への反応(14) | 19:58

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