烏に単は似合わないとは、八咫烏シリーズと言われる作品の第1作目、著者のデビュー作である
それが嫌いだ
あの1作目を読んで、続きを読む人はタフだとおもう。
嫌いな理由は
・主人公は過ちを犯すが、断罪されるだけで、そのまま物語から追い出される
この3点。
私は特にファンタジーは主人公が苦難を乗り越え、成長し、目標を達成するのを読みたくて読んでいたから、ひどく辛かった
以下、詳細。
私は本屋に平積みされた文庫版を買うも、なかなか手をつけられず積んでいた中、ウェブで漫画版が全編公開され、そちらを先に読み、心が折れた。
再読も嫌でしていないので、キャラの名前もちゃんと覚えてないところがあり、誤りがあるかもしれないことを先に謝っておく
あとネタバレがあるので、嫌な人は読まないで欲しい。
この作品は嫁取りの話だ。
中央の若君の嫁に、中央と近い東西南北の家から若い娘が選ばれることになっている。
今回も、中央にある屋敷をあてがわれる。主人公は東の、若く物知らずだが、音楽の才に長けた娘「あせび」だ。
主人公は幼い頃、こっそりと屋敷から抜け出し、若君と知らずに若君を見かけ一目惚れをした。
一目惚れをした相手が若君だと知り、あせびは「選ばれたい」と強く望むようになる。
暗闇での、謎の相手との逢瀬、物知らずな馬鹿な娘と思われていたあせびの音楽の才能に周囲が驚く様子…
しかし、暗転
恋人との駆け落ちを企て、失敗した挙句、恋人が下手人として処分されたのをみて発狂する北の娘。
昔、寵愛を受けながらも正室の座を射止められなかったあせびの母の謎を知るために、調査を依頼をした側仕えも謎の転落死をする。
家同士の力関係、腹の探り合い。嫁に選ばれるのは誰か…
終盤、あせびが無垢であるが故に、自分を好いた相手を悪意なく利用する習性がある。それは母譲りのもので、母も同様の過ちを犯した。母は帝とは別の相手と関係を持ち、あせびを身篭ったため、正室の座を射止められなかった。
というのを、今までほぼ出番のなかった若君に突然やいのやいの言われる。
何お前
そして、若君はそもそも正室を愛する気はない、形だけのものだと隠さずいい、恋心を募らせていた相手に、「それでも、お前は嫌いだ」と罵られるあせび。
なにそれ
そして、あせびは罪の自覚もないまま、家に帰され、脇役だった南の娘が、昔から若君の幼馴染みとして親しくしていたとして、愛がない関係だと知りつつも正室の座を射止める。
若君は南の娘を特別に思っているエピソードが、最後に差し込まれる。
もうぽかんとしてしまった。
続編に出てくるだろう、若君も南の娘も、応援できる気がしない
申し訳ないけど、ちゃんと読めてないね あせびは無自覚のふりして自覚的にやってたってのが最後のどんでん返し
前に「周りの人が話題にするものが嫌いで困ってる」って愚痴ってた人? 叩かれ覚悟で嫌いなお気持ち書き殴れってけしかけたから書いたのかな?美味しく頂きました。違ったらゴメン...
ほほー急に興味出た 推理小説みたいな話だったのか
私にも合わなそうな話なので、読まずに済んで助かる。