2020-07-22

お金持ちはお金持ちになる

数ヶ月前、某銀行から電話があった。

結構金額預金をお持ちなんで」云々。

あ~父親が亡くなって遺産が入ったから、預金が一桁アップした件か。

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父は確かに優良企業に勤めていたが、それ程財産はない。

何故なら、母がぜ~んぶ使っちゃったから(笑

それでも尚、父に財産と言えるものがあったのは、母が先に亡くなり、母はその母親(私にとっては祖母から遺産を受け継いでいたから。

母方祖母はいっぱい土地を持っていた。

その一部を相続した某親族がすぐに売り払い、そこにマンションが建った、と言えばかなりの広さを想像してもらえるだろう。

夏休みに近所の子が単なる林だと思って迷い込むような土地の一部を、母も相続した。

そしてそれをいつの間にか換金していた。

私は一人っ子なので、母→父の財産は全部受け継ぐ事となった。

その中には未だ換金出来ていないものもある。でも私は呑気なので、まあその内、と思っている。

通帳に数字になって記されていた金額は、正直想像を超えた金額だった。

これが、私の口座の預金額を一桁アップさせた原因だ。

ついこの間、趣味の小銭貯金の壺がいっぱいになったので、預金しにいった。

すると、窓口の女の子が言うのだ。

定期預金にされませんか? 万が一キャッシュカードを紛失して悪用されたら、全部引き出されてしまますよ」

それもそーだ、と承諾したら、別の窓口に案内された。

そこで対応してくれたのは、窓口の女の子ではない全くの別人。我が息子程ではないがそこそこ若いお兄ちゃん

「〇円単位だと利率が上がります。そこの電光掲示板の利率より……交渉10倍になります

はいぃぃぃぃぃ!?

ちなみに普通定期預金だと、その時0.01%だった。普通口座なら0.001と、もう一個0が増える。

当分使う予定もないし、預けておくか。

と言うと、お兄ちゃんは上の方へ電話を掛け、

「0.1%になりました!」

……はいぃぃぃぃぃ?

普通口座の100倍やんかいさ!!!

その時私は思ったんだ。お金持ちはこういう優遇がある所為で、もっとお金持ちになるんだ。

何だか薄ら寒い気持で申込用紙を書いた。

と、こう書くと私自身がめっちゃお金持ちになったように読まれしまうが、本人に自覚はない。

定期預金にしたのは『使わないため・使われないため』でしかない。

そして私自身は、自分で稼いだ血の通ったお金しか使いたくないのだ。

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