夕飯を作ってはくれるが、例えば掃除や洗濯は殆どせず、昼間はずっとポテチ片手にネットサーフィンか昼寝。放置したタスクは他の家族がやる。
子供、増田とその兄弟たちには殆ど関心がなく、保護者として最低限の義務を果たす以外では関わろうとしない。挨拶や最低限の会話ですら拒絶する事があるぐらいだ。
するとどうなるかというと当然、家族からの母の評価はかなり低くなった。
父は「専業主婦なんだから家事をしろ」という反応になるし、子供たちは母親からの愛情を与えられて育たなかった分、揃って母を軽蔑したり、父に肩入れする。
ある日、母が増田を呼びつけた。ブログを始めたいので、パソコンが得意な増田がやってくれと言い出した。
アメーバやgooなどブログサービスにどんな種類があるかも知らない所から教え、なんやかんや開設が完了する所まで手伝ってしまった。
ブログを開設した母は、ますます家事と家族への興味を失い、ノートパソコンを抱えて部屋の隅っこでブログの更新に勤しむ毎日を送った。
しかし開設を手伝った増田は、そのブログのドメインを知っていた。
どんなブログを書いているのか興味を抱き、そのドメインにアクセスすると、そこには驚くべき光景が広がっていた。
「今日は上の子とじっくり話をしました!子供は頷いて聞いてくれました。やっぱり愛のエネルギーは伝わります。本当に神様に感謝。」
更新日付、上の子、間違いなくこれは増田が母と話した時の出来事に関する記述である。
だが大した内容ではない。なんか頭の悪そうな変な事言ってるから流して適当に頷いてただけだ。
世界観の胡散臭さは論外として、関わりを拒絶して家族に軽蔑されているお前が、愛を語るのか……?
何より「話した」「頷いて聞いた」のそこだけは事実なのがタチが悪い。完全に嘘というよりは、曲解であり、思考の歪みの出力である。
よくよく考えてみたら、まともじゃない人は滅茶苦茶書くし、まともな人はフェイクを混ぜるだろうし、やっぱりブログという媒体は信用ならんなと思った。
無料 嘘は犯罪の場合もあるが冗談を言えないのも犯罪 広告記事はさすがにかねもらってる
雑誌は原稿料が出てるから記事広告でなくても、実質金は出ている。 いちおう 雑誌と同じ情報はBlogでは書かない。ちょっと古かったり、気は使う。