昨今、同人オタク界隈を賑わせているおけパ島概念など、羨望や劣等感を拗らせて苦しんでいる方々をよくお見かけする。
それらのお気持ち表明を読むのだが、これに共感がわかないのだ。
今はすっかり創作活動から遠のいて、いわゆる読み専をしている。
だから進行形で対抗する意識がないせいなのかとも思ったが、思い返すと現役時代も嫉妬の感情はなかった。
私はあまり運動が得意ではなく、同じく体育が苦手な友人と組んでいた。
まあ、当たり前に手も足も出ない。
終了間際、運よく手前にシャトルが落ちて1点だけ我々チームに入った。
やった!と喜ぶ前に、相手チームが膝をついて大声で叫んだ。
大差で勝っているのに、負けたみたいに喚いていた。
まだ未熟な子どもであるから、感情を抑えられないのは仕方ないけれど、今思えば相当に失礼な態度を取られている。
ずいぶんと見下されて相手をされていたのだなぁと思う。
でも、腹は別に立たない。
皆は何と闘っているのだろうか。
pixivの評価、フォロワー数、憧れの相手からのフォローバック、リプライ……
何故そんなに苦しんでいるのだろうか。
皆と私の価値観は大きく違うようだ。
顔の見えない創作者を羨んで妬んで憎んで、それが良くないことだと思って自縄自縛に陥っている。