同僚Aは新入りの私に親切にしてくれ、面倒なことも率先して引き受けてくれた。
話も合い、仲良くできていたように思う。
ある時Aが「手作りの小物を集めるのが趣味だ」と話してくれた。
「イベントで購入したかったがどうしても買えなかったものがある」とも。
話を聞けば、それは偶然にも私の友人が作ったものだった。
私は友人にその話をした。
すると友人は「これもきっと何かの巡り合わせだろう」と記念として取っていたひとつを譲ってくれたのだ。
私はAにそれを贈答した。
Aはとても喜んでくれ、私も嬉しかった。
それからしばらく経ったある日、別の同僚Bが私にこう言った。
「Aさん、あなたのtwitterアカウントを見ているらしい。気を付けなよ」と。
しかし、事実ならばどうやって割り出したのだろうか、と尋ねた。
それに付いていたタグから友人のアカウントに飛んで、そこからあなたのアカウントまで辿り着いたと言っていた」と返ってきた。
正直ドン引きした。
百歩譲って、誰にも言わずにこっそり見る分には、まあ、気持ち悪いけど勝手だと思う(それならば私も認識できないし)。
即座にアカウントに鍵をかけた。
ただ、Aを糾弾するつもりはなく(変に揉めて仕事に支障が出ても困る)、その後も仕事は続いていた。
あるとき、仕事で使っているツールの個チャでAからメッセージが届いた。
全体に流すまでもない連絡の文章。
その後ろに「○○へ。愚痴は誰が見てるか分からないから気を付けること。byフォロワー」と書かれていた。
○○は私のtwitterのアカウント名である。もちろん職場の誰にも教えたことのない。
私は本当にAを頼もしい同僚だと思っていたから。
すぐにフォロワーを整理した。
仕事を始める前に繋がっていた人、リアルで会ったことのある人を除いて全員ブロ解した。
怖くてそのアカウントで呟けなくなった。
その後、私は仕事を辞めた。
別にAとのことが原因ではなかったが。
辞めてから何ヶ月かして、恐らくAと思しきアカウントからフォロー申請が来た。
なんで通ると思った。
「まだ(私)がフォロー申請を許可してくれない」と呟くようになった。
もう年単位で放置しているのについ最近も呟いていたので流石に怖い。
向こうが私のことをすっかり忘れているのなら良かったけれど、
上の状況なので、もうアカウントごと消さないと私の方が辛いと思ってアカウントを消した。
別のアカウントを作ったが、フォロワー全員と繋がり直せたわけではなく、結構失ったものは大きいと思う。
(「今後はこちらで繋がってほしい」とわざわざリプライやDMをするのも憚られた)
正直メチャクチャに腹立たしい。
突き詰めれば、小物をあげた私が迂闊だったのだろうけれど。
みんなも気を付けてね。